デイリーガジェットでは、レビューという形で、Gemini PDAを何度か取り上げました。
[Gemini PDAの記事一覧]
https://daily-gadget.net/category/gadget/geminipda/
現在、ラスベガスで開催中の国際家電見本市CES(Consumer Electronic Show)でも、Gemini PDAを作っているメーカーであるイギリスのPlanet Computersが出展しているようです。
See our CEO Janko Mrsic-Fogel holding a #GeminiPDA with @LiamFox at #CES2019 – thank you to Dr. Liam Fox for stopping by! pic.twitter.com/PxYld6R75h
— Planet Computers (@planetcom2017) January 9, 2019
CESでの出展内容はもちろん、Gemini PDAの次世代機、「Cosmo Communicator」です。
名前はださいのですが、これはGemini PDAと同様、クラウドファンディングサイトのIndiegogoで現在出資を募っており、2019年6月の発送を目指しているようです。
この新型、天面についた小さなディスプレイとカメラが一目でわかる特徴ですが、スペック的にはどうなのでしょうか。
また、下記で書いたように、引っ掛かりが生じてそのままの状態では使いにくいキーボードは、改善されたのでしょうか?
見ていきたいと思います。
Cosmo CommunicatorとGemini PDAのスペック比較
両者の主要なスペックを、下記に比較します。
スペック | Cosmo Communicator | Gemini PDA |
サイズ | 17.14(W) x 7.93cm(D) x 1.6(H)cm | 17.14(W) x 7.93cm(D) x 1.51(H)cm |
重量 | 約320g | 約320g |
SIM | Dual SIM + eSIM | SIM + eSIM |
ディスプレイ解像度 | 2160×1080, 403 ppi | 2160×1080, 403 ppi |
ディスプレイサイズ | 5.99インチ | 5.99インチ |
サブディスプレイ | 2インチ (マルチタッチ対応) 570 x 240, 300 ppi |
なし |
RAM | 6GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 64GB |
バックカメラ | 24MP | なし(オプション) |
フロントカメラ | 5MP | 5MP |
イヤホンジャック | あり | あり |
バッテリ | 4220mAh | 4220mAh |
指紋センサー | あり | なし |
NFC | あり | なし |
Android ver. | 9.0 (Pie) | 7.1.1 |
CPU | 4x Cortex A73 @2.0GHz 4x Cortex A53 @2.0GHz |
2x Cortex A72 @2.6GHz 4x Cortex A53 @2.0GHz |
キーボードバックライト | あり | なし |
価格 | 799$ 約86,000円 |
599$ 約64,000円 |
まずサイズですが、若干(約1mm)厚くなっています。
これは、背面のサブディスプレイや背面カメラが搭載になったことが要因でしょう。
ですが本体重量は同じ320gをキープしています。
SIMについては、CosmoはデュアルSIMに対応していますね。通話とデータを使い分けている方や、海外によく行く方などは便利かもしれません。
ディスプレイは、サイズと解像度共に同じです。
そして最大の違いが、Cosmoは2インチのサブディスプレイが天面についていることですね。
これはマルチタッチ対応のようです。(いるのか笑?)
RAM/ストレージは、4GB/64GBから6GB/128GBにレベルアップしており、これは2019年モデルとしては順当な進化でしょう。
フロントカメラは両者ともに5MPがついているのですが、Cosmoはデフォルトで24MPの背面カメラがつくようです。
これは、カメラの仕上がりにもよりますが、ブログに使っている私のような用途には便利かもしれません。
バッテリ容量は変わらずなので、背面ディスプレイの分の電池の持ちが気になります。
指紋センサーとNFCが搭載され、CPUは同モデルですが若干のクロックアップがされているようです。
また、引き続きLinuxのブートにも対応しています。
価格は、送料やキャンペーン値引き除き、2万円ほどアップしています。
これも昨今のフラッグシップスマホと同じような変化はばですね。
肝心のキーボードは?
キーボードについての言及は、公式サイトやIndiegogoを見ても、残念ながらバックライトが搭載された点のみでした。
もちろん、物理キーボード搭載である点は引き続き本シリーズ最大の特徴なので大きく取り上げられているのですが、Gemini PDAから、キーボードの打ちやすさが進化した、ということはなさそうです。
もちろん実機を見て触ってみないと分かりませんが、キーボードの進化はバックライト搭載のみのようです。(それはそれで嬉しいですもちろん)
ただ、これについても背面ディスプレイや指紋センサー同様、バッテリの持ちがどう変わっているか、気になるところではあります。
おわりに
いかがでしたか?
Cosmo Communicatorは、Gemini PDAからの正統進化といった感じでした。
キーボードの打ちやすさについては、本モデルの根幹に関わる部分のため、ぜひ進化していて欲しかったのですが、今回はなさそうです。
もちろん細かい改良はなされている可能性はあるため、出たらデイリーがジェットではレビューしますよ!
おたのしみに。
おわり