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アキバの喫茶店シリーズとは
かつての秋葉原は、飲食店が少ない街として知られていました。
チェーン店もほとんどなく、見回すばかりパーツや家電のお店ばかりで、ここで腹を空かせようものなら一環の終わり、という空気に満ちていたのです。
しかし近年、秋葉原の街の変化とともに、チェーン・個店問わず飲食店が非常に豊富になりました。
そんな中、アキバでガジェットを買ってホクホクな状態で開封の儀を行ったりする最高な喫茶店はどこなのか? という全ガジェッターにとっての喫緊の課題に答える連載がこの「アキバの喫茶店シリーズ」です。
秋葉原にあるありとあらゆる喫茶店・カフェに実際に訪れ、そこで記事を書くことで、生きたレビューをお届けします。
本シリーズ、いよいよこのお店を取り上げるときが来ました。
そうです、アキバ好きにはおなじみの名店、「珈琲 庵」です!
テクノハウス東映の隣にあって、ジャンク通り以外で数少ない、古き良きアキバらしい雰囲気を保っている一角にある、レトロで落ち着いた喫茶店です。
電気街エリアの中では、筆者は一番のお気に入りです。
この記事を書いた端末
このシリーズでは、実際に紹介している喫茶店で、なんらかのモバイル端末を使って実際に記事を書くというのをモットーとしています。
ただ今回、いよいよ庵を紹介できるということで意気込みすぎて、つい端末写真を撮るのを忘れてしまいました……。
ですが、この記事は庵で、Gemini PDAを使って書きました!
(Gemini PDAを使って書きました、という文章を書いていたのですが、肝心のGemini PDAの撮影を忘れていたため、上記加筆しました)
お店の基本情報
住所は下記です。
東京都 千代田区 外神田 1-5-8
神田明神下と昌平橋の間、秋葉原駅側のブロックに位置しており、周囲には筆者の大好きな、テクノハウス東映やツクモ本店、イオシス、秋月電子通商、千石電子などが軒を連ねています。
営業時間は特に決まっていません。
意外に19時くらいまであいていることもあれば、17時にはきっちり閉まっていることもあります。
それも含めて、アキバっぽいです。
外観からして、下記の通り素晴らしいの一言です。
お店の内装とメニュー
さて、お店に一歩入ると、そこは非日常の異空間が広がっています。
静かな音楽が流れ、木製の小さなテーブルにはレトロ喫茶店おなじみのコーヒー豆がガラス板の下に敷き詰められています。
写真右上に見える時計は止まっており、その時計に象徴されるような、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
テーブル席とカウンター席があり、カウンター席は禁煙です。
メニューは、これまたレトロ喫茶店におなじみのシリーズがそろっています。
こだわりの珈琲、紅茶、ソーダ水、あとはサンドイッチやトーストなどです。
奥に見える年代物のMeijiの冷蔵庫、これまた止まった時計、そして下記の武蔵小山の珈琲太郎にもある「珈琲」のさまざまな漢字表記を紹介した銅製のプレートもあります。
なんて素晴らしい異空間。
アキバでガジェットを買った帰りは、ここでコーヒーを飲みながら開封の儀を行うというのが、様式美といえます。
実際、休日には、ガジェットやPC、痛車、アニメ、ラノベなど、あらゆるオタク趣味の話題で同好の士で盛り上がっているグループが必ずいます。
アキバの古き良き面影のマスター
このお店、マスターもいいんです。
ご夫婦なのか、男性と女性どちらかが立たれていて、あまり干渉せず、マスターはマスターでゆったりと過ごされている感じです。
グルメサイトのレビューなどで、マスターが無愛想などというお門違いの指摘がありますが、そもそも「愛想の良さ」はアキバのお店に求めることではないのではないか? というのが率直な感想です。
アキバは、シュタインズゲートでもネタにされていた「牛丼サンボ」しかり、大盛り定食で有名な「ごはん処 あだち」しかり、「Cafe MOCO」しかり、ジャンク通りのショップしかり、店員さんやマスターもユニークで面白く、我が道を行っていて、いわゆる「無愛想」というのが当たり前です。
愛想の良さを求めるなら、マニュアル通りに対応してくれるチェーン店に行けばいいわけで、そういうユニークな店員さんも含めて、アキバという街の雰囲気、「らしさ」を形成していると考えた方がいっそうアキバを楽しめます。
おわりに
珈琲 庵、電気街散策の小休止に、ぜひ立ち寄ってみてください。
立地している一角のお店たち、外観、内装、マスターも含め、古き良きアキバらしさを味わえる貴重なお店です。
いつまでも続いてほしいと願いながら、また今週もコーヒーを飲みに行きます。
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