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シリーズラジオデパートのお店とは
伝統的なパーツショップやジャンクショップの閉店ニュースが日々流れる秋葉原。
そんな寂しい時勢に負けず、ジャンク通り入り口にある「ラジオデパート」には、深センにも負けないディープで面白いお店がたくさん入居していて、わくわくさせられます。
パーツの知識がなくとも、レトロPCを全く知らなくても、足を踏み入れれば、つい欲しくなってしまうガジェットにいくつも出会えるはずです。
そんな「ラジオデパート」のお店を取材して、その面白さ、奥深さをお伝えし、入りにくいと思っている方の肩を少しでも押して、末永いラジオデパートの繁栄に少しでも貢献できたら、という想いでこのシリーズを始めました。
アキバの魅惑ビル、ラジオデパートのお店を取材するこの連載。
第1回目は、昨日オープンした「秋葉原最終処分場」です!
ジャンクショップ閉店のニュースばかりで寂しい世の中にあって、なんと第1回目から新規オープン店から始められるなんて最高です。
場所は、下記フロアマップの地下一階、女子トイレのマークの右下の空白のエリアです。
上記はまだ「秋葉原最終処分場」が反映されていない地図です。
下りエスカレーターを降りたらすぐ目の前に現れます。
ラジオデパートの電光掲示板には、下記の通りすでに「秋葉原最終処分場」が反映されています。
入り口はこんな感じ↓の、赤い看板です。
開店初日にて、すでに老舗ジャンクショップの風格を備えています。
そしていきなり目に飛び込んできました魅惑のPC-9801VM、PC-9821Xa。驚きの2,000円です。98って30万ぐらいするものなんですが……いつの間に。
隣には、我が青春のPC-8801mkⅡ。
こちらは15,000円です。システムディスクがあり、起動もするとのこと。そりゃ欲しいわ。
ところで、値札に書いてある「普 JUNK LEVEL 2」や「苦 JUNK LEVEL 4」などのマーク。
どういう意味だろう? と思ったら、お店に看板で案内がありました。
チラシにも同じ説明があったので、下記に掲載しておきます。
なるほど。
ということは、「喜 JUNK LEVEL 1」と「普 JUNK LEVEL 2」あたりであれば、そこまでディープな知識を持っていなくても、使えそうです。
チラシの裏には、下記のような説明が。
ノートパソコンであれば、古くても壊れていても無条件で買い取ってくれるようです。
下記のように「売約済」もさっそくありました。
TASCAM DA-30 MK IIという、デジタルオーディオテープレコーダーです。
これは「普」レベルなので、普通のジャンク品、ということでしょう。
「喜」レベルでは、下記の通り未使用品のキーボードがケース販売されていました。
こういうちょっとしたアイテムとの出会いも、ジャンクショップならではの楽しみですよね。
Macも充実していました。
PowerMacがなんと100円。
PowerMacって、最低でも25万したんですけど……筆者も何台か使っていました。
左の方にはMacintosh Classicもありますね。
リアルに買おうかと思ったのが、98NOTEの2,000円ですね。
これは、筆者がまさに使っていたモデルです。
ケース販売は充実しており、「普」レベルの3.5インチフロッピーディスクドライブ(外付・内蔵)が300円〜。
メモリや電源ケーブル、マウスなども、解体されたマグロが部位ごとに並べられているがごとく、きれいに分けられて売られています。
おわりに
新しいジャンクショップがオープンしたというだけでもうれしいニュースです。
それなのに、すでにここまでの充実っぷり。
今後の繁盛が約束されているようなものです。
お客さんも多く、レトロPC談義や、レアなパーツの会話であちこち盛り上がっていました。
ラジオデパートの地下一階、アツいです!
ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
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