2019/5/16追記:GPD社から連絡をいただき、スペックと名称が修正確定したとのことなので修正しました。
2019年5月8日〜10日で開催されたJapan IT Weekで、深圳のGPD社が展示を行いました。
ここで、↓のGPD Pocket 2 Max(2019/5/16追記:名称は「GPD P2 Max」に確定しました)が国内で初めて展示されましたので、レポートします。
なお、本機は今年6月にクラウドファンディングが開始されます。
従来同様、Indiegogoでファンディングされると思われます。
GPDブースはUMPCファン垂涎
GPD社のブースは、深圳の企業がたくさん並ぶ一角にありました。
上記の通り、これまでデイリーガジェットでもご紹介してきたUMPC(小型PC)たちが勢揃いしていました。
中央の少し大きいモデルが、今年登場するGPD Pocket 2 Maxです!
↓の展示台もあり、各モデルの大きさ比較ができます。
8.9インチなので、ちょうど先日アップグレードされた iPad mini くらいの大きさです。
実際、GPD公式でも、下記の通りiPad miniと比較する画像をアップしているくらいです。
Many people was saw the Pocket2 MAX photo which from JP IT Week.
So here I would like to post more details about the size. pic.twitter.com/rVRXu3Ik5v— GPD Game Consoles (@softwincn) May 9, 2019
タッチパッドが搭載されているのが、従来からのGPDのUMPCとの最大の違いです。
まずはスペックおさらい
スペックのおさらいです。
(2019/5/16追記:GPD社から連絡のあった正式スペックでの修正箇所を赤字にしています)
- 正式名称:GPD P2 Max
- CPU:Intel Core m3-8100Y 1.10GHz/3.40GHz
- グラフィック:Intel UHD Graphics 615
- ディスプレイ:8.9インチ 2560×1600(外部出力4Kサポート)
- HDMI(Max 4K2K@60Hz)
- DirectX 12、OpenGL 4.5
- RAM:8GB〜16GB
- バッテリー:9,200mAh
- カメラ:2MP 1600×1200
- 重量:680g → 650g
- 外形寸法:206x148x5.5~18mm → 213×149.5×5.5~14.2mm
- 外殻素材:マグネシウム合金
- 廃熱:アクティブクーリングメソッド
- 10点マルチタッチ・スタイラスペン対応
CPUもRAMもグラフィックも、メインマシンとして使えるスペックを備えています。
重量は300g台の従来のGPD Pocketシリーズよりも重くなっていますが、依然としてUMPCといえるコンパクトさを維持しています。
天板を閉じると、↓のようにチープさを感じないマグネシウム合金の良い質感です。
キーボードレイアウトは、↓の通り。
カーソルキーが独立になった点は嬉しいですね。
また、Aキーの左にCaps Lockもあるため、このキーマッピングをCtrlと入れ替えれば、ヘビーにタイピングをするユーザーもより使いやすくなっています。
依然として「、」「。」「・」などは半分の幅しかないため、11インチ以上の配列よりは慣れが必要です。
ただ、文章やソースコードを打ち込みたいユーザーにとっては、かなり使いやすくなったことは間違いありません。
また、課題だったポインティングデバイスについて、タッチパッドが搭載されたことで、操作性は一段階アップです。
本体の大型化とユーザビリティのギリギリのバランスを狙ったことがよく分かります。
右側面と本体の厚さは↓の通り。
USB、Type-C、ディスプレイポート、マイクが見えると思います。
左側面は↓の通りで、こちらにもUSBがあり、また3.5mmイヤフォンジャックもあります。
裏面は↓の通り。結構起伏があって面白い形状をしています。
なお、カラーについては、↓のGPD Pocket 2 Amber Blackに近いです。
おわりに
いかがでしたか?
GPD Pocket 2 Max(2019/5/16追記:正式名称は「GPD P2 Max」になりました)とGPD MicroPCのラインナップによって、いよいよGPD社のUMPCシリーズは、UMPCファンの全方位のニーズに対応する準備が整ってきたように思います。
6月のファンディング開始が楽しみですね!
2019/6/15追記:7月末クラウドファンディング開始がアナウンスされました↓
おわり