PinePhoneは、価格が149ドル(約16,000円)で今年後半に発送が開始されるLinuxが動くスマートフォンです。
Ubuntu, Sailfish, Maemo, LuneOSなど、多くのディストリビューションが動き、プロトタイプは8月にも公開されます。
スペックは下記の通りです。
- ディスプレイ:5.95インチ(1440 x 720) LCD
- CPU:Allwinner A64 クアッドコア ARM Cortex-A53 プロセッサ
- グラフィックス:Mali 400 MP2
- RAM:2GB
- ストレージ:16GB eMMC
- ブート可能なmicroSDカードスロット
- USB Type-C
- カメラ:リア5MP、フロント2MP
- モデム:4G LTE Cat 4
- WiFi:802.11b/g/n
- Bluetooth 4.0
- バッテリー容量:3,000mAh
スペックだけを見るとただのエントリースペックスマホですが、Linuxスマホというだけあって、ギークな人に嬉しい面白い機能がたくさん搭載されています。
ギークな機能
まず、上記のスペック表にもあるように、microSDからブート可能です。
内蔵ストレージが小さいことや、動くOSがLinuxであることから、これは嬉しい機能です。
また、なんとバックカバーを取り外して、様々な拡張ユニットを基板に直差しできます。
背面にユニット装着といえば、モトローラのMoto ZシリーズのMoto Modsが有名です。↓
ですが、これはあくまでスマホ背面に取り付けるものです。
PINEPHONEは、背面カバーを取り外し、基板をむき出しにして、そこのI2Cバスに直接拡張ユニットを取り付けられるのです。
さらに、背面カバーを取り外した中には、下記の物理スイッチがついています。
- WiFi、Bluetooth
- セルラーモデム
- フロント、バックカメラ
- マイク
たとえばセルラーモデムの物理スイッチをオフにすれば、モバイル通信機能が使えなくなります。
これらのスイッチをオフにすることで、昨今話題のプライバシー対策ができます。
このように、ギークな人に嬉しい機能満載のこのPINEPHONE、今年の登場を楽しみにしたいと思います。
おわり