2019/6/21追記:クラウドファンディングが、予定よりも早まって6/26に開始することになりました。スペック、価格を下記にまとめました。
下記で実機レポートや確定スペックをお伝えしていた、GPD社の新型UMPC(小型PC)であるGPD P2 Max。
こちら、クラウドファンディングのページがオープンし、正式に7月末に開始されることがアナウンスされました。
GPD社が前々から「真のUltrabook」だと言っている、8.9インチに大型化したモデルです。
「真のUltrabook」なので、MacBook 12インチをベンチマーク対象にしています。↓
これまで同社のUMPCは6〜7インチサイズでしたが、今回は下記で比較できるように、iPad miniとほぼ同じサイズです。↓
タッチパッドがつき、キー配列についてはCaps LockがAキーの左に入ったことは大きいですね。これにより、Caps LockとCtrlを入れ替えることで、ショートカット操作が格段に使いやすくなります。
カーソルキーも独立しています。
ただ、「、」「。」キーが小さいのは、依然として問題です。
CPUがCore m3-8100YのモデルとCeleron 3965Yのモデルがあり、価格は下記の通り。
- Core m3-8100Y + 16GB RAM + 1TB SSD
- 価格未定
- Core m3-8100Y + 16GB RAM + 512GB SSD
- 予約価格:$705(約78,000円)
- 小売販売価格$842(約92,000円)
- Celeron 3965Y + 8GB RAM + 256GB SSD
- 予約価格:$529(約58,000円)
- 小売販売価格:$635(約70,000円)
予約価格と書いてあるのがクラウドファンディングの価格、その後の販売価格は小売り販売価格になります。
1TBモデルは、現在メモリの価格が変動しているため、まだ確定していません。
GPD Pocket2では、Celeronの廉価版は「Amber Black」として色を分けていましたので、今回のGPD P2 Maxも同じ戦法です。
GPDのモデルの中では、GPD Pocket2 Amber Blackが一番売れているとのことなので、今後廉価版をリリース時から投入していくのでしょう。
競合も、UMPCの価格を落としたモデルを続々と投入していますからね。
GPD P2 Maxのスペックは下記の通りです。
- 正式名称:GPD P2 Max
- CPU:Intel Core m3-8100Y 1.10GHz/3.40GHz もしくは Celeron 3965Y
- グラフィック:Intel UHD Graphics 615
- ディスプレイ:8.9インチ 2560×1600(外部出力4Kサポート)
- HDMI(Max 4K2K@60Hz)
- DirectX 12、OpenGL 4.5
- RAM:Core m3モデル:16GB Celeronモデル:8GB
- ストレージ:Core m3モデル:512GBもしくは1TB Celeronモデル:256GB NVMe M.2 2280 SSD
- OS:Windows10 Home 64bit
- 拡張性:microSDスロット非搭載
- バッテリー:9,200mAh
- カメラ:2MP 1600×1200
- 重量:650g
- 外形寸法:213×149.5×5.5~14.2mm
- 外殻素材:マグネシウム合金
- 廃熱:アクティブクーリングメソッド
3モデルの違いは、CPU/RAM/ストレージ、および筐体の色で、それ以外は同じです。
インターフェース類でいうと、下記で分かる通り、SDカードを読めるスロットはありません。
競合のOne-Netbook社のOneMixも、8.4インチに大型化したOneMix3/3Sを発売します。↓
こちらは、7月末に販売開始なので、時系列は一歩先に行っています。
新規参入となるChuwi MiniBookも、まもなくクラウドファンディングが開始されます。
いよいよ8インチ台が出そろってきたUMPC市場、今後の競争に注目したいです。
おわり