近年、NEOGEO miniやニンテンドークラシックミニシリーズ、メガドライブミニなど、レトロなゲーム機の小型復刻版が人気を博しています。
ここに、渋い一機が登場しました。
1994年に倒産した米コモドール社のホビーパソコン「コモドール64」(Commodore 64)です。
パッケージも「いい感じ」です。↓
コモドール64とは
「渋い」と書きましたが、それは欧州や北米市場では当てはまりません。
ファミコンやMSX、PC-8801シリーズが圧倒的な力を持った日本市場と比べて、欧州や北米市場ではコモドール64は大ヒット商品でした。
単一モデルとしてはこれまでに最も多くの数を売った一台でもあります。
1982年に発売し、595ドルという安価でフルキーボードを搭載した本機は、プログラミングやゲーム、市販ソフトの利用など、ホームコンピューターとして確固とした地位を築きました。
同時期のライバル機にはAppleのApple][がありますが、より安価で性能的にも遜色ない部分が多かったのです。
このコモドール64(略称C64)が、復活しました。
復刻版コモドール64「THE C64」
特徴的なのは、他の復刻版ハードがいずれも小型化したり、一部機能が装飾になっているのに対して、この「THE C64」は、フルサイズ・フル機能だということです。
フルキーボードが搭載され、それが機能するだけではありません。
オリジナルのジョイスティックが付属し、またC64、VIC20、ゲームの3モードを切り替えて利用できます。
ゲームは、クラシックのものに加えて新しいタイトルも入り、さらにはUSBから追加もできます。
↓は収録ゲームの一部です。(フルリストはこちらから)
さらに重要で素晴らしいことに、BASICで自らゲームをプログラミングすることもできるのです。
また、50もしくは60Hz出力で720pサポートのHDMIポートも搭載します。
2019年12月の発売を予定しており、現在こちらのページから予約することができます。
価格は、110ポンド、120ユーロ近辺なので、日本円では約15,000円です。
ちなみにデイリーガジェットでは、GPD PocketやOneMixのサイズで、PC-8801の完全復刻版(もちろんプログラミング可、5インチフロッピー利用可)のものを出してほしいと切に願っています。笑
おわり