アップルが9月に、忘れ物防止タグを発表すると噂されています。
ARを使った製品だというリークがありますが、では現在、忘れ物防止タグの売れ筋商品はどのようなものなのでしょうか。
「スマートトラッカー」のPOSデータを集計し、トップ3をまとめました。
第1位.Tile Mate(電池交換版)
第1位は、「Tile Mate」です。
むしろ、売上を見ると、現在この市場は、「Tile Mate」の圧勝といってもいい状況でした。
機能を簡単にご説明します。
まずスマホとBluetoothでペアリングした上で、大切なものに「Tile Mate」を取り付けます。
そして専用アプリから、「探す」ボタンをタップすれば、音を鳴らして場所を教えてくれるというのが基本機能です。
ですが、もちろんこれだけではありません。
現在、Tile Mateがどこにあるのかは、マップ上で確認できます。
また、もちろんBluetoothなので、数十mも離れればペアリングが途切れてしまいます。
Tile Mateはこれを利用し、最後に通信が途切れた場所と日時が地図上に表示されます。
Bluetoothのペアリング条件の制約を逆に利用して、「あれ? どこでなくしたんだろう?」 に対するヒントにしてくれるという素晴らしいアイデアです。
本体は↓のようにとても小さく、邪魔になりません。
そしてこのTile、何より素晴らしいのが「Tileコミュニティー」です。
Tileコミュニティーとは
「Tile Mate」は日米でNo.1、毎日300個のなくし物を探しているという高いシェアと実績を活かして、この「Tileコミュニティー」を提供しています。
どういう機能かといえば、なくしたもののそばを、他のTileユーザーが通りかかると、その情報が自分に通知されるという機能です。
つまり「探し物」の場所が分からなくなっても、他のTileユーザーがそのそばを通ればいいのです。
とても便利ですね!
価格もお手頃
「Tile Mate」は、一個あたり約2,000円と廉価です。↓
忘れ物防止タグが欲しければ、まずは「Tile Mate」を使ってみる、というので間違いなさそうです。
第2位.GPS BoT
第2位の「GPS BoT」も、スマートフォンとモバイルネットワークを活用した素晴らしい製品です。
これは、忘れ物防止タグというよりは、AI活用GPS見守りサービスと呼んだ方がいいかもしれません。
iOS/Androidの専用アプリから、月額480円のサブスクリプション契約をすると、3G/FOMA回線を使って、「GPS BoT」の位置を追跡してくれます。
これにより、たとえば↓のように、子どもが自宅を出発したり、学校に着いたタイミングで通知が届くようになります。
GPDで現在位置を把握しながら、AIによって子どもの行動習慣や特性を把握し、「学校に着いた」「家に着いた」「いつもと違う動きをしている」などの情報をリアルタイムにお知らせしてくれます。
素晴らしいですね!
本体はMicro USBで充電します。
5,000円ちょっとで、加えてアプリ上での通信契約が必要になります。ただ、2年縛りや480円以上の追加料金は無いようです。
子どものいる家庭にはとても便利で嬉しい製品ですね。
第3位.Tile Mate 4個(電池交換版) お得パック
第3位は、またしても「Tile Mate」です。
4個パックのお買い得セットです。
一個あたり1,300円とちょっとになりますので、かなりのお買い得になります。↓
おわりに
今回は、忘れ物防止タグ、といいますか、スマートトラッカーと呼ばれるジャンルの売れ筋上位3位をご紹介しました。
忘れ物や落とし物で、年間莫大な経済損失が発生している中、モバイルネットワークやAIを活用してそれを解決するだけでなくビジネスにも昇華するというのは、まさに進化そのものです。
このジャンル、今後もどんどん伸びていってほしいですね!
おわり
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