現在、Indiegogo上でクラウドファンディングを行っている、Chuwi社の新型12.3インチWindowsタブレットPCである「Chuwi UBook Pro」
フレームタイプのキックスタンドがついたSurfaceライクな2-in-1 PCです。
Core m3-8100Y(もしくはCeleron N4100)、8GB RAM、256GB SSDと必要十分なスペックながら、4~5万円前後という圧倒的なコスパの高さが特徴です。
発送は12月予定となっていますが、今回、Chuwi社から実機サンプルが届きましたので、開封レビューをしていきたいと思います。↓
日本語プロモーションページは↓になります。
購入はデイリーガジェット特別割引がお得
まず本機の価格ですが、下記の通りとなります。(為替で変動します)
- 上位モデル(Core m3-8100Y/8GB RAM/256GB SSD)
- 本体+キーボードカバー+スタイラスペン「HiPen H5」:約54,000円
- 上記デイリーガジェット特別割引:約53,000円
- 本体のみ:約49,000円
- 下位モデル(Celeron N4100/8GB RAM/256GB SSD)
- 本体+キーボードカバー+スタイラスペン「HiPen H5」:約43,000円
スペック比較で、かなりの安さです。このあたりは、さすがChuwi社といったところです。
Core m3モデルは、小売価格の概ね20%引き、Celeronモデルは12%引きになっています。
Core m3モデルを選ぶ方が多いと思うので、スタイラスペンと専用キーボードカバーがセットになって割引が入っているデイリーガジェット特別割引がおすすめです。
こちら、Chuwi社が、デイリーガジェット読者のために特別にご用意くださいました。
デイリーガジェット特別割引は、下記のシークレットリンクの先から購入できます。
Chuwi UBook Pro (Indiegogo)デイリーガジェット特別割引
※売り切れたので追加していただきました。
それでは、早速実機を見ていきましょう!
同梱物一式とスペック
同梱物は、下記の通り本体のほか、充電器、専用キーボードカバー、スタイラスペンとなっています。
キーボードカバーとスタイラスペンが付属しない、シンプルに本体だけでも購入できます。
スペックは、下記の通りとなります。
- CPU:Core m3-8100Y もしくは Celeron N4100
- グラフィックス:Intel UHD Graphics 615 もしくは 600
- RAM:8GB LPDDR3 もしくは LPDDR4
- ストレージ:256GB SATA SSD
- ディスプレイ:12.3インチ(1,920 x 1,280)
- タッチ:10点マルチタッチ
- アスペクト比:3:2
- カメラ(リア/フロント):5MP/2MP
- OS:Windows10 Home 64bit
- ポート類:USB Type-C、USB Type-A、3.5mmイヤホンジャック、microSD、HDMI、DC
- サイズ:292.2 x 207.9 x 9.9 mm
- 重量:780g
オフィスソフトやブラウジング、メールだけであればCeleronモデルで大丈夫ですが、ある程度使い込もうと思えばCore m3モデルがおすすめです。
今回は、Core m3モデルをレビューします。
キーボードカバーを装着し、充電アダプタにつないだ状態が↓で、Surfaceなど一般的な2-in-1と形状は大きく変わりません。
上記写真のように、キーボードカバー上部は、少し浮いた状態で画面に装着できるので、キーボードに傾斜を持たせることができます。
キーボードカバーは専用品だけあり、↓のように本体にピッタリとフィットします。
スタンドを閉じて寝かせた状態は、まさにタブレットです。↓
フレームタイプのスタンドがいい
本機の大きな特徴として、スタンドがフレームタイプというのがあります。↓
Surfaceなど一般的なスタンド付きタブレットPCは、面でスタンドさせますが、本機は枠(フレーム)でスタンドさせます。
最大のメリットとしては、本体の厚みや重さをとらないという点です。
また、見た目にもすっきりして、スタイリッシュな印象を受けます。
ペンの精度は高く、収納可能な点が○
スタイラスペンは、4,096段階の「HiPen H5」です。↓
単4電池駆動で、グリップ部分にボタンがついています。
また、本体と同じアルミ製のため、高級感を感じます。
また、キーボードカバーの右部に、「HiPen H5」が収納できる部分があります。↓
これにより、持ち運ぶ際にも、初代Apple Pencilのように収納場所に困ることがないので、これは便利ですね。
ペン自体の使い勝手も、あまり遅延を感じることもなく、筆圧も4,096段階検知ということもあり、悪くありません。
少なくとも画面にメモを書いたり、文書やウェブページを切り取り、書き込みを入れる、といったような使い方は、非常に快適でした。
インターフェース類
まず画面上部には、↓のようにMicroSDカードスロット、音量ボタン、電源ボタンがあります。
画面左部には、USB Type-Aポートと、3.5mmイヤホンジャックが搭載されています。
画面右部には、Micro HDMI、DCポート、USB Type-Aポート、USB Type-Cポートが並んでいます。
スリムなタブレットPCにしては、拡張性については申し分ありませんね。
3:2画面が便利
本機のディスプレイのアスペクト比は、一般的な16:9ではなく、より縦に長い3:2になっています。
スマホやタブレットと異なり、Windowsを搭載するパソコンである本機は、実利用において3:2画面は表示領域が広く快適です。
特にペン利用の時は、窮屈さの少ない3:2のメリットを感じます。
画面の発色は良く、↓のように4K動画を再生してもカクつきもなく鮮明な表示です。
キーボードは好みが分かれる
良い点が並びましたが、評価が分かれそうなのがキーボードです。
配列がUSなのは仕方がないとして、12.3インチだけあってクセのある配列ではありません。
ただ、配列やサイズは良いのですが、上述したように上部をマグネットで装着して傾斜をつけた状態で入力すると、Surface Goのような「ペコペコ」音がします。
また、傾斜の下は空洞になっているため、たわみも感じます。
タッチパッドは問題ありませんが、キーボードについては、長く文章を打つほど気になってくるかもしれません。
悪く言えば「ペラペラ」感のあるキーボードカバーです。
一番イメージが近いのは、やはりSurface Goのキーボードカバーですね。
ベンチマーク
ファーストインプレッション、最後はベンチマークをチェックしておきます。
まずCINEBENCHでCPUスコアを見ると、395ptsでした。↓
高速とはいえませんが、ゲームや動画編集をやらなければ、それほどストレスを感じるスコアではないでしょう。
ストレージについては、↓のようにCrystalでシーケンシャルリード・ライトそれぞれ280.3MB/s、238.7MB/sです。
このあたりは、SSDなだけあって結構早いです。
動画レビューもご覧ください!
ファーストインプレッションまとめ
今回は、開封からファーストインプレッションまでを書きました。
カバーに収納できるペンや、3:2の画面、表示の精細さなどは好印象な一方、キーボードについては評価が分かれるかな、といったところです。
処理速度については、それほど多くの使い方を試していませんが、重い作業をしなければストレスを感じることはないでしょう。
今後、デイリーガジェット編集部で使い倒していき、また実際の使用感などをお伝えしていきます。
おわり
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コメント
本品についての質問です。
紹介にあった日本語のプロモーションページ
(https://promotion.chuwi.com/chuwi-ubook-pro-jp/)
を読んだのですが、筆圧段階が1024と2048の両方の記載があり、
4096レベルという記述はありませんでした。
混乱しています。
どの値が正しいのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
メーカーに確認をとっていますので、少々お待ちください。
こんにちは。自分もこれ気になってるんですがこのクラウドファンディングっていつまでやっているのか分かりますか?
コメントありがとうございます。
メーカーに問い合わせていますので、少々お待ちください。
@t1さん
筆圧について、4,096段階で正式にアップデート出しました、とのことです。
https://www.indiegogo.com/projects/ubook-pro-typing-drawing-unleash-your-creativity/x/16381258#/updates/all
@ないとーさん
終了期日は決まっていないようですが、年末までは購入可能とのことです。
どうぞよろしくお願いいたします。
了解です。わざわざ調べてくれてありがとうございました!
このタブレットpcのtype-cポートでこの本体を充電する事ってできますか?
コメントありがとうございます。
はい、USB PDに対応しているため、USB Type-Cポートからの充電にも、急速充電にも対応しています。
わかりました、了解です。