わくわくする話が飛び込んできました。
まもなく、Linux搭載、QWERTYキーボードと複数USBポート搭載の4.95インチポケットコンピューターが、クラウドファンディングに登場する予定です。
折り畳みのクラムシェル型ではなく、↓のようなBlackberry型です。
カリフォルニア州オークランドのPopcorn Computerが、まもなく11月24日にも、クラウドファンディングをスタートさせる予定とのことです。
スペックは下記のとおりです。
- ハードウェア
- CPU:1.2 GHz Quad-Core ARM Cortex-A53
- RAM:2GB DDR3
- ストレージ:32GB eMMC
- ディスプレイ:4.95インチ Full HD 1920x1080px IPS LCD
- microSD、バックライト付きキーボード、シリコンボタン
- バッテリー容量:3,200mAh
- 通信:2.4 GHz Wi-Fi / Bluetooth 4.0
- 拡張性:USB Type-C x4(USB PD対応)
- ソフトウェア
- Debian 10(Mainline Linux)
- Gadget OS & Buildroot対応
- オープンソースのキーボード、LEDコントローラ(ファームウェア)
Debian10搭載で、画面は4.95インチ。USB Type-Cポートが4つ搭載されています。
また、上位モデルには、サブギガ帯を使った長距離通信が可能なLoRaが搭載されており、IoT用途が想定されています。
クラウドファンディング価格については、下記を予定しているようです。
- Wi-Fi/BTバージョン:199ドル(約21,000円)
- LoRa対応バージョン:299ドル(約32,000円)
計画通りであれば、2020年5月に発送予定とのこと。
LoRa対応であれば、いろいろと面白い用途が考えられそうです。
同社は過去に、ワンボードコンピューターをクラウドファンディングしましたが、目標額に到達せずに終了した過去があります。
ただ、名前を変えたりせず、こうして改めてクラウドファンディングに登場しているので、そこは逆に信頼がおけるかもしれません。
というのも、クラウドファンディングではプロジェクトの達成を最優先にして、とても量産に必要な金額には届かないような低額を目標値に置いているプロジェクトも多いためです。
その場合、目標達成したのはいいものの、マスプロダクションで頓挫して出資金も返ってこず、という事態になり得ます。
ただ同社は、クラウドファンディングの出資金でマスプロを実施すると明言しており、金額もそれなりに高い額に設定しています。
つまり、きちんとお金があつまれば、マスプロも行われる可能性が結構高いということです。
(もちろん成功する保証はありません)
本機は、試作機まではできているようです。
今月24日のクラウドファンディングスタート時点では、もう少し情報が出てくると思われます。
デイリーガジェットでは、引き続きウォッチしてお伝えしていきますので、お見逃しなく!
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おわり
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