マイクロソフトは昨年後半、2台のデュアルスクリーンSurfaceを発表しました。
Androidを搭載したSurface Duoと、Windows 10Xを搭載したSurface Neoです。
どちらも、最近増えてきた折りたたみディスプレイではなく、間にヒンジが入った2画面を折りたたむタイプの端末です。
それぞれ非常に特徴的で楽しみな端末で、Surface Duoはマイクロソフト初のAndroid搭載端末、Surface Neoは新OSとデタッチャブルキーボードを登載しており、クラムシェル的にも使えます。
↓はWindows 10X搭載のSurface Neo
↓は今回、今夏出荷予定との報道が出た、Android搭載のSurface Duo。
いずれも「2020年のホリデーシーズン」の出荷が予告されていましたが、どのホリデーシーズンなのかは明らかにされていませんでした。
このうち、Android搭載のSurface Duoについては、こちらのWindows Centralの記事に寄れば、2020年夏に出荷される可能性があるようです。
記事によると、本機のプロトタイプのハードウェアはすでに完成しており、4月初旬までにソフトウェアの最後の仕上げをするかもしれないとのこと。
Surface Duoは、Qualcomm Snapdragon 855、6GB RAM、64GBストレージが最低構成で、オプションでさらにハイスペックな構成が提供されそうです。
先日発表されたソニーのXperia 1 IIなど、2020年上半期のフラッグシップスマートフォンは、いずれもチップセットにスナドラ865を搭載しているため、855のDuoは二期落ちを避けるためにも出荷を急ぐ必要があります。
Qualcommの要件では、Snapdragon 865搭載端末には、X55 5Gモデムの搭載が要求されていますので、855搭載端末ではそれを回避できます。まだ5Gのインフラ面での展開は不明確な部分が多いですからね。
ディスプレイはそれぞれ5.6インチで、ヒンジは360度回転します。
展開すれば、間にヒンジが挟まりますが、8.3インチタブレットとして使えます。
↓のようにゲームコントローラーとして片側を使ったり、
↓のようにキーボードとして使ったりもできます。
また、Surfaceペンもサポートしており、大量のAndroidアプリも使えることから、なかなか面白い展開が期待できそうです。
もちろんこれまでも、ヒンジつきの2つ折り端末は多数発売されてきました。
↓のZTE「M」や、周辺機器としてディスプレイ付きカバーが提供されているLGのThinQもそうです。
ただ、これらのメーカーが出す二つ折り端末と、マイクロソフトのようなプラットフォーマーが出すのとでは、少し意味合いが違ってきます。
ユースケースやそれを実現するソフトウェア、サービスの提供が、二つ折りを活かす必須条件ですが、それらを提供するノウハウや資産が、マイクロソフトにはたくさんあるからです。
というわけで、ついに二つ折りに参入するマイクロソフトがどのようなUIやUXを提供してくるのか、楽しみに待ちたいですね!
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