2020/8/3追記:GPD Win Maxのレビューを公開しました。↓
下記でご紹介した、GPD社の新型UMPC(超小型ノートパソコン)である「GPD Win Max」
↓のように、タッチタイプ可能なキーボード、タッチパッド、およびゲームコントローラーが搭載された小型パソコンです。
ジョイスティックが左右両方左側なのはご愛敬です。
上記記事の段階では、本体の画像は公開されていましたが、スペックの詳細はまだ分かりませんでした。
今回、詳細なスペックが明らかになりましたのでお知らせします。
スペックは下記の通りです。
- ディスプレイ:8インチ(1280 x 800)
- CPU:Intel Core i5-1035G7
- GPU:Intel Iris Plus 940
- RAM:16GB LPDDR4-3733
- ストレージ:512GB PCIe NVMe M.2 2280
- Wi-Fi802.11ax/Bluetooth 5.0/ギガビットイーサネット
- 拡張性:USB Type-C、Type-A、HDMI 2.0b(4K60fps)、RJ45、microSDXC
- キーボード:バックライト搭載QWERTY+タッチパッド+ゲームコントローラ
- バッテリー:57Wh
- サイズ:205mm x 140mm x 24.5mm
- 重量:800g
まず、ディスプレイは、予想通り8インチですね。
CPUが第10世代Core i5はすでに判明していた内容です。
16GB RAM/512GB SSDは、昨今のUMPCとしては標準的な構成です。
また、拡張性は、↓のように豊富です。
↓のように、右側面にはmicroSDカードスロットとあわせて、有線LANポートが搭載されています。
このあたりは、さすがレイテンシーが気になるゲーミングPCといったところですね。
なお、ディスプレイ解像度が1280×800というのは、少し低解像度だと感じる方も多いかもしれません。
確かに、このサイズでもFullHD以上が当たり前になった現在では、ピクセル数そのものは決して多くはありません。
ただ、本機はゲーミングノートです。
ゲーミングは、そもそも高解像度でグリグリ動かすには、とんでもないマシンパワーが必要なことが多く、独立型GPUを搭載していない本機では、多くのタイトルで現実的ではありません。
そのため、標準ディスプレイ設定でそのままプレイできるという意味で、むしろゲーム向きだといえます。
また、8インチと画面サイズが小さいので、ppiで見るとそれほど低くなく、ドットの荒さが目立つということもないでしょう。
このあたりは、闇雲にスペックの数字だけを追い求めるのでなく、ゲーミングというユースケースをちゃんと考えて設計したんだなと感じさせます。
むしろ気になるのは重さで、8インチで800gですと、それなりに重みを感じると思います。
8.9インチの「GPD P2 Max」が約650g、競合機の8.4インチの「OneMix 3Pro」も約660gですので、それらよりは一段階重くなっています。
パナソニックや富士通、NECなど、12~13インチのノートパソコンでも、800g前後のものは結構ありますので、8インチで800gが本当だとすれば、賛否ありそうです。
また、スペックから考えて、価格も現行機の「GPD P2 Max」よりは結構高くなると予想されます。
いずれにせよ、ゲーミングUMPCというユニークなカテゴリの新製品ということで、楽しみに待ちたいですね!
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