米GHIが.NET C#が動くスマートウォッチ開発の有志メンバーを募集中【コミュニティベース】

ICなどを製造する米GHI Electronicsが、.NET C#でコーディングができるスマートウォッチの開発メンバーを募集しています。

プログラミング可能なスマートウォッチといえば、↓でご紹介した製品もありました。

※本製品の技適取得有無について問い合わせをいただいています。技適についてはメーカーに問い合わせていますが、現時点では取得の確証は得られていな...

とはいえ、今回のGHIのプロジェクトは、企業の一般的なエンジニアの採用募集とはちょっと異なります。

まず経緯からですが、2013年にKickstarterで、.NET C#を実行するスマートウォッチのクラウドファンディングキャンペーンがスタートしました。(GHI Electronicsとは関係ないとのこと)

ただ、これは1,012,742ドルと1億円近くを集めたにも関わらず、キャンペーンは失敗し、出資者は何の説明もなく、何も受け取ることもできませんでした。

今回のGHI Electronicsのプロジェクトは、これのリバイバルというかリベンジのようなところが出発点になっているようです。

「コロナで在宅ばかりで退屈だから、楽しいことやろうぜ!」みたいな雰囲気です。

まず、GHI Electronics社とIngenuity Micro社が提携し、GHIが回路基板のプロトタイプと製造を、Ingenuity Microが回路設計を担当します。

そこからはコミュニティベースで拡大しようと考えているようで、ウォッチのアプリや連携アプリ開発のほか、ウォッチケースの3Dデザインや3Dプリントに至るまで、コミュニティのサポートで進めようとしています。

回路の費用は30ドルするので、イニシャル供給数は先着で制限せざるを得ないとのことです。

また、コストの大部分は含まれるセンサーによって決まり、仕様は未確定ながら、最低限カラーの静電容量式タッチディスプレイを搭載した480MHzのSITCoreマイクロチップを搭載する予定とのことです。

はじめの段階では、GHI ElectronicsとIngenuity Microは回路の提供のみを予定しており、ソフトウェア開発からケーシングまではコミュニティに委ねるようです。

そして、コミュニティでプロジェクトが進めば、将来的には射出成形でケースを調達して、ウォッチ全体を構築することは可能だと書かれています。

つまり、コミュニティによるプロジェクトへの貢献や盛り上がりが、最終的にケーシングやアプリまで含めた本製品の登場の成否を握るようです。

というわけで、興味のある方はこちらのGoogleフォームからUnicorn Product Interest Registration登録してみてはいかがでしょうか。

どういった貢献ができるのか、もともとの2013年のプロジェクトに出資したかどうかなどを登録することができます。

メンバーが集まれば、コミュニティサイトなどができてくると思います。

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