先日開始された楽天モバイルのMNO新プラン「Rakuten UN-LIMIT」
シングルプランで、月額2,980円が先着300万人が1年間無料というインパクトのある内容で話題になりました。
楽天網でしたらデータは使い放題(楽天網以外のエリアはKDDIローミングで月5GBまで、超過後も1Mbps)、通話は専用アプリ「Rakuten Link」を使えばかけ放題ということで、楽天ネットワークの範囲に住んでいる方でしたら、とんでもなくお得な内容になっています。
現在すでに東名阪の主要エリアはカバーされており、今後楽天の社運を賭けてネットワーク網は整備されていくはずなので、携帯電話の通話プランとしては多くの方にとって最有力候補の一つになるでしょう。
「とはいえMNPで番号を移転するのは何かと面倒」という方も多いと思います。
5回線運用の筆者も、1年間は無料と言うことで、追加で1回線契約しました。
「通話はこれまで使ってきた電話番号で受けて、データ通信は楽天で無料・使い放題」というのが、現状最適な組み合わせのため、さっそく環境を作りました。
従来からのものと楽天SIMの2枚のSIMカードを運用するため、SIMが2枚ささるデュアルSIM端末を用意します。
今回は、たまたま目に付いたOPPO RenoAを使いました。
楽天網は、Band3/18が対応していればつながります。
さっそく設定
まずSIMスロットを開け、2枚のSIMを載せて挿入します。
OPPO RenoAに限らず、多くのデュアルSIM対応のSIMフリースマホは、「microSDとnano SIM 1枚」もしくは「nano SIM 2枚」の組み合わせになります。
「microSDとnano SIM 2枚」はできないことがほとんどなので注意しましょう。
OPPO RenoAですと、最新のシステムアップデートまで終わらせておけば、楽天SIMと手元のIIJのSIMを入れると、何もせずとも↓のようにSIMが認識され、設定も不要です。
(設定 → デュアルSIM&モバイルネットワーク)
2枚のSIMを挿すと、設定アプリの「モバイルネットワーク」が「デュアルSIM&モバイルネットワーク」に自動で名前が変わるんですね。
上部ステータスバーにも、↓のように2つのSIMの電波アイコンが登場します。
OPPO RenoAの場合は、APN設定も必要ありません。
楽天モバイルのSIM番号(今回は「SIM2」)をタップすると、↓のようにSIM情報と設定画面が出てきます。
「アクセスポイント名」をタップすれば、何もせずとも↓のようにはじめから楽天が選択されているのが分かります。
アクセスポイントは編集する必要がありません。
楽天モバイルの設定がプリセットされていない端末は、楽天モバイルのこちらのページにある↓のAPN設定を入力します。
楽天モバイルと手持ちの番号、2つのSIMを使うための設定は以上です。
あとは、「電話はこっち、データ通信はこっち」というのを決めていきます。
どちらの番号で電話やデータ通信をするか選択
まず、データ通信から選んでいきます。
「デュアルSIM & モバイルネットワーク」を開き、↓の「インターネット」をタップします。
すると、モバイルデータ通信をどちらのSIMで行うかを選択できます。
今回はSIM2に楽天SIMが入っていますので、SIM2を選択しました。
これで、楽天網でしたらデータが使い放題になります。
イヤッホー!
続いて通話です。
また「デュアルSIM & モバイルネットワーク」を開き、↓の「ダイヤル」をタップします。
すると、「通話」あるいは「電話」アプリから電話をするときに、どちらのSIMの番号を使うかを選択できます。
デフォルトでは「常に確認する」になっており、電話をかけるたびに使う番号を選ぶようになっています。
今回は、楽天SIMではない方の「SIM1」を選択しました。
SIM1は、これまでずっと使ってきた番号です。
通話アプリで電話をしたり、電話がかかってくるのはこちらの番号だからです。
楽天は、そもそも「Rakuten Link」というアプリから電話をすることで、掛け放題になります。
つまり楽天の番号で「通話」アプリからかけることはないわけです。
(もちろんLinkでは電話の受信もできます)
↓のように、「my楽天モバイル」と「Rakuten Link」の2アプリをインストールしましょう。
「Rakuten Link」を開けば、LINEのような↓の画面が出てきます。
ここから通話をすれば、すべて無料ですし、挙動は一般的な通話アプリと変わりません。
これにより、従来から使っていたSIM1の番号にかかってきた場合は↓のように通話アプリが立ち上がり、
新しい楽天の番号にかかってきたときは↓のように「Rakuten Link」が立ち上がります。
とても便利です。こちらから電話をする時も同様です。ややこしい使い分けが必要ないのです。
また、「my楽天モバイル」アプリでは、↓のように、現在いる場所が楽天回線エリアなのかどうか、またKDDIのローミング容量(月間最大5GB)をどのくらい消費したのかが分かります。
デュアルSIM運用にする前からしばらく楽天SIMを使ってきましたが、現在までに、23区内の仕事・生活圏内では、楽天回線エリアから外れたことはほとんどありません。
速度も速く現状不満なし
不満がないどころか、「本当にいいんですか?」という感じです。
デュアルSIM対応のSIMフリースマホを1台を持っておけば、これまでの電話番号やメッセンジャーアプリをそのまま使いながら、データ通信は実質すべて無料で使い放題になりました。
しかも2つの電話番号の使い分けもシンプルです。
楽天の番号を使うときは「Rakuten Link」、従来の番号であれば普通に通話アプリを使うだけです。かかってくる時に立ち上がるアプリも同様です。
楽天網のデータ通信は、筆者の行動範囲では不満もなく、非常に快適です。
今回は↓のOPPO RenoAを使いましたが、デュアルSIMに対応したSIMフリースマホであれば、同じような運用ができるでしょう。
というわけで、これで快適なモバイル生活(少なくとも1年間)を過ごしてみてはいかがでしょうか!
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コメント
一つだけ問題があります。
MMSは、インターネットに設定したSIMでないと使用できないようです。
筆者の方は使わないのかもしれませんが。
コメントありがとうございます。
インターネットに設定したSIMというのは、モバイルデータ通信用にしないと使えないということでしょうか?