今回は、安価なタブレットを多数リリースしているVankyoの8インチタブレット「MatrixPad S8」をレビューしていきたいと思います。
これまでは↓の10インチタブレット「Vankyo MatrixPad S10」、S20、S30をレビューしてきました。
これらはiPadでいえば、Airや無印、11インチProに似たサイズ感でしたが、今回のS8は、iPad miniに近い片手サイズのコンパクトなタブレットです。
価格は相変わらず格安で、通常時でも税込11,999円。現在はさらに2,000円OFFクーポンがついて、税込9,999円と1万円を切っています。↓
では、さっそく見ていきましょう!
開封とスペック
おなじみ、Vankyoの白とオレンジを基調とした外箱に、下記が同梱されています。
タブレット本体のほか、充電用USBケーブルとアダプタ、マニュアルです。
アダプタはS10、S20、S30と共通の、コンパクトサイズです。↓
マニュアルはこちらも日本語対応しています。↓
タブレットには↓のようにシートが貼られていますよ。
スペックは下記の通りです。
- OS:Android 9.0 Pie
- CPU:Cortex A7
- GPU:Mali T820
- RAM:2GB
- ストレージ:32GB
- ディスプレイ:8インチ(1280×800)
- カメラ:リア5MP/フロント2MP
- ネットワーク:Wi-Fi 802.11 b/g/n, 2.4GHz, Bluetooth 4.2
- バッテリー容量:4,000mAh
CPUは低消費電力で処理能力も抑えたCortex A7で、RAMもチップセットに合わせて2GBと、いずれもエントリースペックです。
バリバリに高画質でゲームをするような使い方ではなく、電子書籍や動画視聴などを想定したスペックです。
バッテリーは4,000mAhで1280×800解像度なので、バッテリーの持ちは結構良いです。
S10~S30のスペックは下記の通りとなっており、今回のS8は、S10によく似たスペックです。
S10が8インチサイズにコンパクト化したものと考えれば良いでしょう。
S10のレビューは↓にあります。
背面は細かいスリット風加工のプラスチックです。S10~S30は背面が意外に高級感がありましたが、本機は、いかにもなエントリークラスタブレットの背面です。その代わり後述するように、本体は軽量です。
右側面に、電源ボタンと音量ボタンが付いています。↓
底面には、3.5mmイヤホンジャック、micro USB、キャップに覆われたmicroSDカードスロットがあります。
重量は実測で312gとなっています。iPad miniのWi-Fiモデルが約301gなので、ほぼ同じ重量です。
iPad miniとの比較
iPad miniの話が出てきたので、実際に並べて比較してみましょう。
今回比較したのは、最新のiPad mini5です。
↓のように税込50,000円ほどしますので、価格は大きく異なります。
まず背面ですが、縦横比16:10の本機は、iPad miniよりも本体も縦長になっています。
幅は狭く、高さは長くなっています。
厚みについては、本機の方が数mm厚いです。
ディスプレイは↓のように、結構印象が異なります。
iPad miniはより正方形に近く、本機は縦長です。ベゼルはほとんど同じ厚みですね。
好みはありますが、片手で握って使うという場合は、S8の方が持ちやすいです。
実際の使用感
さて、実際に使っていきましょう。
初期セットアップを終えると、↓の画面が出てきます。
1280×800と決して高解像度ではありませんが、ディスプレイも8インチと小型のため、ピクセルの荒さはそれほど目立ちません。
はじめから入っているアプリは、Vankyoタブレットはどれもそうですが、↓のように非常にシンプルです。(Geekbench 5は後から入れました。それ以外はプリインです)
8インチと小型で、iPad miniよりも幅がキュッと狭いということで、↓のように片手で持って使うのに最適なサイズ感になっています。
そのため、特に電子書籍に便利です。
高い解像度や処理速度を要求されませんし、解像度の荒さはむしろバッテリーの持ちを伸ばしてくれます。
YouTubeやNetflixの動画も、720pまでですが問題なく再生できます。↓
16:10と、動画で一般的な16:9に近いアスペクト比になっていることもあり、横向きにして上下の黒帯もそれほど厚くなく、画面の広い割合を動画の表示に使うことができます。
動作については、モッサリとまでは言いませんが、機敏な動きではありません。
上位チップセットを搭載したタブレットと比較すれば、若干待たされたり、反応がワンクッション遅れることがあります。
そういった点が気になる方はもう少し高いお金を払って、より高い処理速度を持ったタブレットにした方が良いでしょう。
ただ、電子書籍をメインとして、たまにウェブ閲覧や動画視聴をする程度であれば、問題ないレベルの動きはしてくれます。
ゲームについても、起動時間はかかりますが、実際に動き始めるとスムーズなタイトルが多いです。
近頃のモバイルゲームは、チップセットの処理速度に合わせて、画質や設定を落としてくれるタイトルが多いですからね。
というわけで以上、Vankyoの格安8インチタブレット「MatrixPad S8」レビューでした。
普段はスマホやPCがメインで、たまに大きめの画面で電子書籍やウェブを見たい、といったライトなニーズに対して、最廉価クラスで提供されている商品です。
価格は通常時が税込11,999円。現在はさらに2,000円OFFクーポンがついて、税込9,999円と1万円を切っています。↓
格安で片手サイズのコンパクトタブレットが欲しい方は、ぜひチェックしてみてください。
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