今回は、2018年発売のGPD社製折りたたみ式Androidゲーム端末「GPD XD Plus」をレビューしていきたいと思います。
GPD社は、ご存じGPD WinシリーズやGPD PocketシリーズなどのUMPC(超小型ノートパソコン)を多数リリースしているメーカーで、最新モデルは↓で発表会に参加してきた「GPD WIN Max」です。
ビジネス用のGPD Pocketシリーズだけでなく、ゲーミングUMPCであるGPD WINシリーズが同社の基幹シリーズですが、この元祖ともいえるのが、今回レビューする「GPD XD Plus」です。
現在のようなWindows端末でなく、Android搭載のゲーム機です。見た目は、キーボードがないGPD WINシリーズのようです。↓
Nintendo 3DSによく似た、折りたたみのゲーム端末です。
「どうして今さら2018年の端末をレビュー?」と思われるかもしれませんが、本機は現在、価格が2万円まで下がっており、お買い求めやすくなっています。
海外大手ガジェット系通販のTOMTOPでは、通常23,000円ほどするところ、購入画面で限定クーポン「HSUEGPD」を適用すれば、20,879円(189.99ドル)になります。
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ちなみに、日本のアマゾンでは↓のように3万円ほどしますのでTOMTOPがお買い得です。
GPDらしく、所有欲の満たされる高品質な作りで、今でも十分楽しめる端末になっていますので、さっそく見ていきましょう!
まずは開封・スペック確認
化粧箱はマグネットでパカッと開く、高級感あるものになっています。今のGPDに通じるポリシーですね。
背面には、↓のようなマーケティングフレーズが書かれています。
“When you smile, the world loves him; When you laugh, the world fears him.”
同梱物は下記の通り。
本体、マニュアル、充電器、充電用USB Type-A to micro USBケーブルです。
スペックは下記の通りです。
- CPU:MediaTek MT8176 2xA72 (2.1Ghz) + 4xA53 (1.7Ghz)
- GPU:PowerVR GX6250 600Mhz
- RAM:4GB LPDDR3
- ストレージ:32GB eMMC
- 外部ストレージ:microSD(最大128GB)
- ディスプレイ:5.0インチ(1280×720)IPS
- バッテリー容量:6,000mAh
- OS:Android 7.0
- Wi-Fi:802.11a / b / g / n / ac
CPUはミッドレンジのMT8176ですが、ゲーミングに最適化された作り込みをしているようで、PowerVR GX6250 GPUや4GB RAMとあわせて、動作は意外に快適です。
最新の3Dゲームなどは難しいですが、本機に入っているようなゲームであれば快適にプレイできます。
画面は1280×720と高解像度ではありませんが、5インチなのでピクセルの荒さも感じず、綺麗な表示です。
本体の作りや素材は品質が高くガッシリしていて、たまにある中華ゲーム機のようなチープさは感じません。このあたり、現在のGPDに通じるものづくりの姿勢が出ています。
コントローラーは↓のようになっています。
左右にジョイスティック、L3/R3(L1,2/R1,2は肩部にあります)、方向キー、A/B/X/Y、スタート、セレクト、戻る、ホーム、メニュー、ボリューム、電源、ゲームパッド設定キーです。
左右下部にはスピーカーもついています。
L/Rキーはオムロン製、ジョイスティックはアルプス製と、日本製が使われていることがアピールされています。
折りたたむと、DSそっくりです。↓
角には、ストラップホールがあいています。↓
背面は、R1/R2、L1/L2のほか、microSDカードスロット、充電用のmicro USB、HDMI、3.5mmイヤホンジャックです。
ディスプレイは約180度まで開きます。↓
重量は、実測で310gでした。↓
OPPO RenoAと比較したところです。↓一般的なスマートフォンよりも、一回り大きくなっています。
実際の使用感
さて、では実際に本機を使っていきましょう。
起動すると、専用のランチャーが表示されます。Androidを使うというよりは、ゲーム機を操作している感覚に近いです。
メニューは左からエミュレータ、ゲーム、アプリ、設定となります。
ゲームパッドでも画面タッチでも、どちらでも操作ができます。
設定から日本語を選べば、すべてではありませんが日本語で表示されるようになります。
まずエミュレータですが、↓のようにエミュレータのプラットフォームへのリンクと、アーケード、Nintendo64、スーパーファミコン、ドリームキャスト、PlayStationがプリセットされています。
エミュレータのプラットフォームでは、各ハードに対応したソフトウェアROMも配布されているかもしれませんが、違法アップロードされたものは使わないようにしましょう。
プレステやドリキャスは、スムーズに動いてくれるようです。
ゲームタブには、エミュレータ以外の一般ゲーム配布プラットフォームへのリンクが入っています。
ダウンロード式のゲームのほか、ダウンロード不要でそのまま遊べるゲームが大量に入っています。
↓のようなレトロチックなゲームが多いようです。
アプリタブには、はじめからChromeやGmail、Facebook、Google Playストア、Netflixなどのアプリがプリインストールされています。
Playストアを使うにはGoogleアカウントでログインする必要がありますが、GPD XD Plusに入っているゲームプラットフォームでゲームをするためだけでしたら、Googleアカウントを入力する必要はありません。
ゲームパッドについては、プレステ3タイプかXBoxタイプかなどの設定をすることができます。
Advanced Settingsに入ると、通常のAndroid設定画面が開きます。
しっかりした作りのAndroidゲーム機として
以上、「GPD XD Plus」レビューでした。
本体の作りがしっかりしており、UIの動作も安定していますので、Androidゲーム端末としてはよくできています。
最新の3Dゲームをバリバリやりたいといった用途には向きませんが、レトロなゲームを長く楽しむような使い方には最適です。
バッテリー持ちが良く、ゲームパッドも使いやすくなっていますし、何よりここに来て安くなっています。
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日本のアマゾンでは↓のように約3万円で販売されています。
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