新型7インチ超小型ゲーミングノートPC「OneGx1」レビュー!【この子…虹色に光ってる!】

2020/8/10追記:ゲーミングUMPCでライバル機となるGPD Win MaxとOneGx1の比較レビューをアップしました。↓

2020年のUMPC(超小型ノートパソコン)は、ゲーミングが一大トレンドになっています。 両雄であるGPD Technology社とO...

2020年は、UMPC(超小型ノートパソコン)の世界に、ゲーミングの波が来ています。

昨日レビューした↓のGPD WIN Maxに続き、本日はOne-Netbook社のOneGx1をお借りしたので、レビューしていきたいと思います。

2020/8/10追記:ゲーミングUMPCでライバル機となるGPD Win MaxとOneGx1の比較レビューをアップしました。↓ ...

バリアントとしては、RAMが8GB/16GB、ストレージが256GB/512GB、それにLTEありなしがあります。

全国の量販店やECサイトで予約開始しており、価格は8GB/256GB/Wi-Fiモデルが税別89,800円(税込98,780円)となっています。

※ご注意:Amazon 内の上記以外のリンクは国内正規版ではなく、日本でのサポートが受けられないようです。

また、全国のヨドバシカメラ、ビックカメラ、ソフマップの各店舗およびECサイトでも取扱が始まっています。

発送は8月上旬の予定です。

↓でレポートしたように、豪華な新製品発表会も開催されました。

2020/8/3追記:OneGx1のレビュー記事を公開しました。↓ 先日予約開始した、One-Netbook社の新型ゲ...

それではさっそく見ていきましょう!

※お借りした実機は量産機ではないため、量産機の仕様・動作を保証するものではありません。

外観チェック・スペック確認

しっかりとした黒い箱に、同梱物は本体、USB Type-C to Cケーブル、充電アダプタ、マニュアルです。↓

スペックは下記の通りです。

  • CPU:第 10 世代インテル® Core™ i5-10210Yプロセッサー
  • GPU:Intel® UHD Graphics 615
  • RAM:8GB/16 GBオンボード (LPDDR3 SDMRAM)
  • ストレージ:256 GB/512 GB microPCI-e SSDオンボード
  • ディスプレイ:7インチ(1920×1200)323ppi
  • キーボード:QWERTY日本語配列バックライトキーボード
  • マウス:光学式ポインティングデバイス
  • タッチペン:2048段階筆圧検知タッチペン(ペン別売)
  • LAN:Wi-Fi6(802.11ax), 2×2 a/b/g/n/ac/
  • Bluetoothバージョン:5.1
  • バンド帯(LTE版はオプション)
    • LTE-FDD:B1/B3/B8/B18/B19/B26/B28
    • LTE-TDD:B41
    • CA:B1+B1/B8/B18/B19/B26/B28;
    • B3+B3/B8/B18/B19/B26/B28;
    • B41+B41
    • WCDMA:B1/B3/B6/B8/B19
  • インターフェース:USB 3.0 Type-A、USB Type-C 3.2 Gen2 (PD2.0対応)、USB
  • Type-C 3.0、SIM+microSDカードスロット3.5mmイヤホンジャック、Micro HDMI(D Type)
  • バッテリー容量:12,000mAh
  • 連続稼働時間:最大12時間
  • 保証:1年(日本国内サポート)
  • 付属品:ACアダプタ(5V3A/9V3A/12V3A/15V3A) PD2.0、説明書
  • 本体サイズ:173mm × 136mm × 21mm
  • 重量:625g(コントローラー120g、LTEは20g※コントローラーは別売り)

第10世代のCore i5、Yシリーズプロセッサに、オンボードの8GBもしくは16GBのRAM、7インチでFullHDという高精細ディスプレイ、バックライト付のキーボード、そしてオプションでnano SIMによるモバイルデータ通信にも対応しています。

12,000mAhで最大12時間駆動で本体重量が公称625gと、モビリティに優れています。

本体左右にNintendo Switchのような着脱式ゲームコントローラーがつけられるのですが、そちらは別売りになっています。

↓のように一見するとOneMix2Sのような従来からある7インチUMPCによく似ていますが、質感の高さが一段階アップしているように感じます。

筐体形状上の大きな違いは、背面を見れば明らかです。

↓のように、LED発光する大型の廃熱機構を備えています。また、充電用を兼ねたUSB Type-C、USB Type-A、もう一つのUSB Type-Cと、3.5mmジャックも並びます。

左側面には、ピンで開ける方式のnano SIM/microSDカードスロットです。

スロットを開けると、スマホやタブレットでよくあるトレイ式になっています。nano SIM、microSDが各1枚ずつ入ります。

手前側には波打ったデザインのスピーカー穴が↓

右側面には、映像出力用のmicro HDMIです。外部モニタに接続して遊べます。↓

OneMixシリーズといえば、ディスプレイが360度回転してタブレットとしても使えるようになる通称Yoga機構で有名ですが、ゲーミングで訴求する本機にはついていません。

ディスプレイの最大開角は↓のようになっています。

重量は、実測で約644gでした。

もちろん↓のように手で持って操作するのも問題ない重量感ですよ。↓

天板はブルーのプラスチックですが、メタリックな加工が施されているのでチープさはありません。

OneMix2Sなど、一般的な7インチUMPCと比較すると、↓のように廃熱ファンの部分だけ奥行きがあります。ただ、幅はキュッとコンパクトになっていますね。

厚みについても、一般的な7インチモデルと大差ありません。コンパクトさは本機の魅力の一つでしょう。

ゲームコントローラー

本機は、ゲームコントローラー(別売り)がユニークです。

↓のように、着脱式になっています。

↓のようにNintendo Switchによく似た仕組みです。

また、取り外せば、1P、2Pそれぞれが独立したコントローラーになりますので、2人プレイにも利用できます。

そのあたりもSwitchによく似ていますね。

コントローラー上部には、↓のようにL1/L2/R1/R2ボタンが付いています。

下部の蓋を外すと、USB Type-Cで充電するようになっています。本体とはBluetooth接続です。

入力インターフェース周り

さて、実は密かに従来モデルから大きく変わったのが、キーボードです。

まず全体としては、中央上部に電源ボタン、下部に極小ポインティングデバイスという構成です。

ゲーミングを訴求しているだけあって、PCゲームの移動キーとして多用されるWASDキーには、キートップに印がつけられています。

キーボードが、アイソレーションではなくなっていますね。

配列は、コンパクトにまとめられています。ハイフンやカッコの位置など、従来のOneMix配列に近いですが、TabやCaps Lockが独立しており、重要なキーがきちんと確保されているのが嬉しいポイントです。

キーピッチは15mmほどです。

ピッチは広くありませんが、アイソレーションでなくキー隣接タイプで、ストロークも深めで個人的には好みの打鍵感です。

キーボードに定評のあった、かつてのNECのモバイルギアを彷彿とさせる打ち心地になっています。

キーボードはバックライト搭載で、虹色にLED発光します。色はどんどん変わっていくので、廃熱穴の発光とあわせてゲーミングデバイスらしいデザインになっています。

ポインティングデバイスについては、ポインタ部が5mmほど膨らんでいます。左右ボタンも押しやすく、ポインティング操作性が向上しています。

実際の動作、ベンチマーク

ディスプレイは7インチでFullHDなので、ピクセル密度は細かいです。

デフォルトで150%の拡大率になっています。

ベンチマークを見ていきましょう。

まずCrystalDiskMarkによるストレージ計測については、↓のように結構な速度が出ています。

CPUについては、CINEBENCH R20のスコアで976でした。

公式にある↓の動画をみると、Call of Duty Black Ops IIはスムーズに動いています。PUBGは少しカクつきがありますが、プレイできています。UMPCと考えると驚きです。

The Smallest Gaming Laptop 2020 – Unboxing $1100 OneGx1 Mini PC

コンパクトなゲーム機、コンパクトなラップトップ

公式の発表では本機は、10万以上のゲームタイトルが快適に動く性能があるそうです。

もちろん、すべてのゲームとまではいきませんが、外出先でそこまでヘビーなゲームをやりこむことは少ないでしょう。その点、本機は本体がコンパクトなため、持ち運んでのゲーミングデバイスとして便利です。

キーボードの打鍵感が結構良く、キー配列も改善されてきたので、外出先で軽くドキュメント作成などの仕事をするマシンとしても重宝しそうです。

ガチなゲーミング性能を追求するというよりも、外出先でもそこそこゲームを楽しめて、仕事にも使えるというような、取り回しの良い持ち運び用デバイスをお探しの方におすすめです。

本体の質感も高く、キーボードやディスプレイの出来も良く、処理性能も高く、LTE搭載ということで、カバンに一台忍ばせておくとワクワク感が高まりますね。働き方改革PCと捉えても良いかも知れません。

OneGx1は、全国の量販店やECサイトで予約開始しており、価格は8GB/256GB/Wi-Fiモデルが税別89,800円(税込98,780円)となっています。

※ご注意:Amazon 内の上記以外のリンクは国内正規版ではなく、日本でのサポートが受けられないようです。

また、全国のヨドバシカメラ、ビックカメラ、ソフマップの各店舗およびECサイトでも取扱が始まっています。

発送は8月上旬を予定しているとのことです。

気になった方は、ぜひチェックしてみてください!

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