今回は、Microsoft Surfaceライクな2-in-1 Windows10パソコン「Alldocube KNote X Pro」をレビューしていきたいと思います。
2-in-1というのはノートパソコンとしてもタブレットとしても使えるパソコンのことで、本機はSurface同様、取り外し可能なキーボードカバーとタブレット背面のキックスタンドから構成されています。キーボード部は充電不要ながらバックライト搭載です↓
お値段は販路にもよりますが、いずれも3万円台と格安帯。
現在の最安値は、海外大手ガジェット通販サイトBanggoodのこちらのページで、通常38,768円のところ、クーポンコード「BGJPKN107」を適用すれば約37,000円(349.99ドル)になります。(2020/10/31まで)
アマゾンでも↓のように税込39,990円で販売されていますが、Banggoodの方がお安くなっています。
特徴は、3万円台ながら普通に使えるスペックと、13.3インチで2kの高解像度ディスプレイです。キーボードカバーも広くてゆとりがあります。
さっそく見ていきましょう。
スペックと外観チェック
まず同梱物ですが、タブレット本体、キーボードカバー、充電器、USBケーブル、説明書となっています。
海外プラグの場合は、変換アダプタが付属します。
説明書は英語と中国語。ただ、説明書を読まないと分からないようなことは特にありません。
スペックは下記の通りです。
- モデル名:Alldocube KNote X Pro
- CPU:Intel Celeron N4100
- GPU:Intel UHD Graphics 600
- OS:Windows10 Home
- RAM:8GB DDR4
- ストレージ:128GB SSD
- ディスプレイ:13.3インチ(2560×1440)
- webカメラ:2MP
- バッテリー:5,500mAh 7.6V
- サイズ:333x204x10 mm
- Wi-Fi:802.11ac/a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)
- Bluetooth:4.0
- 付属品:タブレット本体、キーボードカバー、AC充電器
CPUはCeleron N4100です。これまでこのCPUを搭載したPCは何度もレビューしてベンチマークも出してきましたが、いわゆるCeleronのイメージとは異なり、遅くてストレスを感じることはあまりありません。
ブラウジングやOfficeソフトであればサクサク快適に動いてくれます。
さらにRAMは8GB、ストレージは128GBのSSDということで、体感速度に問題はないでしょう。
強みはディスプレイで、13.3インチと2-in-1の中では大型で、2K解像度(2560×1440)となっています。一般的な2-in-1よりも、画面が広いです。
タブレット部を見ていきますと、上部に電源、音量ボタンがついています。↓
向かって左側面にポート類がまとめられており、イヤホンジャック、USB Type-C、DC-IN、microSDカードスロット、USB3.0 Type-Aポートです。
DC-INには付属の充電器から充電できますが、わざわざ付属の専用充電器を持ち運ばなくとも、↓のようにUSB Type-Cポートから給電可能です。
タブレット底部には、専用キーボードカバーを取り付ける5pinがついています。キーボードカバーは充電やペアリングが不要で、マグネットでカチッと装着できます。
キックスタンドは↓のようにタブレット下半分が折れ曲がる形です。全面メタルになっています。
スタンドの最大開角は↓のように約90度です。
キーボードカバーは純正品なだけあってサイズも形状もぴったりはまります。一体感は問題なし。
13.3インチということで、10~12インチが主流の2-in-1の中ではかなり大型だといえます。
重量ですが、タブレット本体が実測で約1.06kgです。
キーボードカバーをつけると、約1.46kgとなります。持ち運びができないわけではありませんが、モバイルノートパソコンの軽量化が進んでいる中、結構な重量級です。持ち運びメインという方であれば、本機は画面の広さやキーボードの打ちやすさといったメリットがある一方、フットプリントの大きさと重量がデメリットになってきます。
キーボードカバーについて
キーボードカバーは、US配列で広々としています。Enterの右列に、HomeやPageDown、PageUpなど、通常モバイルノートパソコンでは省かれるキーが並んでいることからもそれが分かります。
キーピッチはもちろん19mmとられています。
そのため、成人男性の手でもゆとりをもったタッチタイピングが可能です。打鍵感についても、適度なストロークがあって悪くありません。キーボードカバーが床面につきますので、浮かせて傾斜を持たせたSurfaceのようなバコバコ感もありません。
また、充電不要、ペアリング不要ながら、キーボードバックライトが搭載されていることも大きなポイントの一つです。
使い勝手、ベンチマーク
魅力は2K解像度で13.3インチという、2-in-1としては大型のディスプレイです。もちろんタッチ対応しています。
デフォルトでは200%のスケーリングに設定されています。
100%にすると、↓のように広大な情報量になります。
画面は発色良く見やすいです。
YouTube動画を再生しても、引っかかりや読み込みの遅さはありません。Celeron N4100の良いところです。音も悪くありません。
CINEBENCH R20のスコアは403ptsでした。↓
Core m3-8100Yを若干下回るくらいです。重いゲームや動画編集は無理ですが、ブラウジングやドキュメント作成などは快適にこなしてくれます。
CrystalDiskMarkの結果は↓の通り。SATA SSDですね。
据え置き利用メイン、たまに持ち出しという使い方に
キーボードカバー付きで1.5kgに迫る重量、広いフットプリントなので、頻繁に持ち運ぶというよりは、メインは自室やオフィスでの据え置き利用、たまに会議室や近くのカフェなどに持ち出すことがあるというくらいのモバイル利用に最適です。
逆にそういった使い方ですと、キーボードやタッチパッドは広くて入力しやすく、バックライトもついていますし、画面は広い、パフォーマンスも十分ということで、メリットが前面に出てきます。
また、クラムシェル型と異なって↓のようにキーボード部を閉じた時に立てかけた形状になるため、デスクの面積をとらないのもうれしいポイント。
価格も3万円台と安いので、そういった用途を考えて2-in-1を安くゲットしたい方にオススメできる商品です。
海外大手ガジェット通販サイトBanggoodのこちらのページで、通常38,768円のところ、クーポンコード「BGJPKN107」を適用すれば約37,000円(349.99ドル)になります。(2020/10/31まで)
アマゾンでも↓のように税込39,990円で販売されています。
デイリーガジェットYouTubeチャンネル!
(”ほぼ”毎日更新中!)
デイリーガジェットでは、UMPC(超小型PC)、スマホ、タブレット、レトロPCをはじめとして、商品のレビューやインタビューの動画を、YouTubeに”ほぼ”毎日公開しています。
一見怪しいですが実は心優しい、デイリーガジェット動画部のケン氏がゆるい感じにレポートしています。
ぜひ↓からチャンネル登録をお願いします!