DreamcastのVM（ビジュアルメモリ）といえば、ドリキャスのセーブデータを保存する着脱式ストレージであるだけでなく、それ自体にスクリーンとボタンを備えて単体でミニゲームもプレイできる周辺機器でした。
私はセガ派ではなかったので、プレステを撫でながら「やーいやーい」と彼らをいじめていたわけですが、この筐体は懐かしいです。すぐに電池切れしていてブフッと笑っていました。
このドリームキャストビジュアルメモリ（VM）の筐体を使った携帯型ゲーム端末が販売されています。
↓の写真を見て「パクリすぎやろ！」というツッコミを入れたくなるかもしれませんが、実はこれガワはホンモノのVMです。ちょっと変わった仕組みのゲーム機なのでご紹介。
この「CIRCUIT GEM」は、こちらのページでMarkyPiというハンドルネームのお兄さんが犬と遊びながら手作りで販売しています。
お兄さんがVMの筐体を入手し、内部基板とモニターを換装して、RetroPieベースのレトロゲーム機に改造したものです。
中古のガワなので当然キズがあったりもしますが、↓のようにバラエティに富んでいます。現在は、スタンダードホワイトとクリアブルーが予約可能。PayPalやクレジットカードで決済でき、発送先には日本も選択可能。
エミュレートできる代表的なゲーム機は下記の通り。
- ファミコン
- ゲーム機
- ゲームボーイアドバンス
- ゲームボーイカラー
- ゲームギア
- メガドライブ
- セガ・マスターシステム
- アタリ
- ネオジオポケット
- ネオジオポケットカラー
- ワンダースワン
- ワンダースワンカラー
- スーパーファミコン
- バーチャルボーイ
- PCエンジン
- ほか
残念ながらドリキャスは含まれていません。
手作りということで、価格は235ドルとそれなりにします。リードタイムも2ヶ月はかかるようです。わくわくしながら待ちましょう。
ほか、下記のような仕様です。
- スピーカー
- ボリュームコントロール
- スクリーンキーボード
- 240×240 IPS LCDスクリーン
- 750mAhバッテリー
- バッテリーモニター
- セーフシャットダウン
- 32GBストレージ（RetroPieプリロード）
- SDカード
- LRボタン、START、SELECT、XYボタン
昨今、ラズパイベースのエミュレータ搭載レトロゲーム機が多数出てきていますが、オリジナルのガワを使った本機はかなりユニークな存在です。
古いものをそのまま活かして、新しい時代に合わせて活用していく姿勢は素晴らしいですね！
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