今回は、タフネス(高耐久性)スマホとして有名なuleFoneのArmor 9Eをレビューします。
↓のようにゴツさを極めた外観ながら、4眼カメラに8GB/128GB、FullHD+ディスプレイやデュアルSIMなど、基本性能も高くスマホとして快適に使えます。
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コスパは高いので、普通に使えるSIMフリーのタフネススマホが欲しい方には有力な選択肢となるでしょう。
ではさっそく見ていきましょうー!
外観とスペック確認
まずは同梱物から。
↓のように、スマホ本体のほか、充電用USBケーブル、USB Type-C(オス) to A(メス)変換アダプタ、micro USB(メス) to Type-C(オス)変換アダプタ、USB充電器、SIMピン、ストラップ、保護ガラス、マニュアル類が入っています。
Banggoodで買うとUSB充電器が海外プラグになる場合がありますが、汎用のUSB充電器でType-C充電できるので特に問題はないでしょう。
スペックは下記の通り。
- CPU:Helio P90(MT6779)オクタコア
- GPU:IMG 9XM-HP8 @ 970MHz
- RAM:8GB
- ストレージ:128GB
- ストレージ拡張:microSDカード(最大2TB)
- ディスプレイ:6.3インチ(2340×1080)
- カメラ:リア64MP+8MP+2MP+2MP、フロント8MP
- その他カメラ機能:LEDフラッシュx4、タッチフォーカス
- バッテリー容量:6,600mAh(typical値)
- 急速充電:18w(9V/2A)
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac(2.4G/5G)
- VoLTE:対応
- Bluetooth:5.0
- 防水:IP68/IP69K
- SIM:デュアルSIMデュアルスタンバイ(nano SIM x2)
- バンド帯:
- 2G:GSM B2/3/5/8(1900/1800/850/900)
- CDMA 1X BC0 / BC1(800/1900)
- 3G:WCDMA B1/B2/B4/B5/B8/B19
(2100/1900/1700/850/900/850) - TD-WCDMA B34 / B39
- CDMA EVDO BC0 / BC1
- 4G:FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/
18/19/20/25/26/28A/28B/66 - TDD-LTE B34 / B38 / B39 / B40 / B41
- その他機能:GPS、FMラジオ
- サイズ:168.2 x 82 x 15 mm
- 重量:331g(実測)
タフネススマホなので、もちろん米軍調達基準であるミルスタ準拠です。(MIL-STD-810G)
生体認証は、指紋認証と顔認証に対応しています。
後ほど見ますが、CPUのHelio P90はベンチマークスコアで2年前のフラッグシップ機に搭載されていたSnapdragon 845に迫るレベルです。
ほか、メモリは8GB/128GB、6.3インチでFullHD+解像度、6,600mAh大容量バッテリー、デュアルSIM、防水対応など、全体として恵まれた構成です。多くの用途で不便を感じることは少ないでしょう。
本体は、当たり前ですがゴツいです。ズシリとした重量感と逞しいボディで、タフネススマホに興味がなくても「おっ!いいなこれ」と感じました。
フロントカメラはしずく型で、そのほか上部ベゼル部に顔認証用のセンサとLEDインディケータがついています。
背面はクアッドカメラと4つのLEDフラッシュのほか、下の方にはスピーカーとストラップ穴が、右上の2つの小さな穴は、それぞれ上から圧力逃がし穴とノイズ集音マイクです。
左側面には、ボリューム+-と斜線がついたカスタムボタン、外部拡張ポートがついています。拡張ポートは、uleFoneが別売りしている内視鏡を取り付けてスマホをモニタとして使うことができます。パイプの中を確認したりといった現場作業のための機能ですね。
右側面には、指紋認証センサ、電源ボタン、SIM/microSDカードスロットです。
SIM/microSDですが、排他ではないため、nano SIMが2枚とmicroSDが1枚、同時に挿入できます。二重構造になっており、まず赤枠がついている部分がnano SIM 1枚用、そしてさらに付属のピンで開ける内部スロットに、もう1枚のnano SIMとmicroSDカードを挿入できます。
上部にはキャップのついた3.5mmイヤホンジャックがついています。
下部には、コチラもキャップ付きのUSB Type-Cポートと、左側にはマイク穴です。
重量は実測で約331gでした。ズシリとしています。一般的なスマホは軽さが正義ですが、本機のズッシリ感は頼もしさを感じさせて好感が持てました(もちろん主観です)。
一般的なスマホとの大きさ比較
さて、ディスプレイサイズがほぼ同じ、OPPO RenoAと比較してみます。
まず鎧をまとっている分、フットプリントは本機の方が一回り大きいです。↓
厚みも倍以上あります。↓
重ねてみると、その大きさの違いがよく分かります。二回りほど大きいイメージです。
タフネススマホならではの機能の数々
本体が頑丈なだけでなく、本機には様々な「現場用」機能が搭載されています。
画面上部から引き下ろすクイック設定パネルにも、一般のスマホにはないアイコンがいくつかあります。
水中で操作するためのUnderWaterモードや、手袋をつけたまま操作するグローブモードなど。
本機はもちろん日本語対応・GMS対応していますが、タフネス機能の一部は英語表記です。
アイコンもあるため、特に迷う内容ではないと思いますが一応。
先ほど本体側面にあったカスタムボタンの挙動は、設定メニューのSmart Assistantから設定します。
Smart AssistantからShortcut settingsを選択します。
すると、カスタムキー設定画面に入ります。
デフォルトでは、PTT keyになっています。PTT(Push to Talk)は、トランシーバーで受信・送信を切り替えるためボタンです。
ただほとんどの方はトランシーバーは使わないと思うので、これをOFFにし、↓のCustom Keyを設定した方がよいでしょう。
Custom Key設定では、カスタムキーの短押し・長押し・二度押しの3つのアクションに対し、それぞれ好きな機能やアプリを設定できます。
機能は↓のShortcut functionにあり、録音開始や水中カメラ起動、スクリーンショットなどを選択できます。
そうではなくアプリを起動させたい場合は、↓のAll Appsから起動したいアプリを選択します。
とてもシンプルですね。
また、プリインされている「ツールボックス」というアプリからは、↓のように各種の測定が行えます。たとえば高さ測定は、東京タワーのてっぺんと麓にそれぞれスマホを向けることで、その高さを測定できたりします。
素直なカメラ機能
4眼カメラを少し詳しく見ておきましょう。
まずレンズは、メインが64MPのサムスン製ISOCELL Bright GW1です。そのほか、8MPの広角、残り2つは2MPの深度センサです。
静止画の最大解像度は9,280 x 6,944ピクセル、動画は3,840 x 2,160ピクセルです。
静止画は夜景、HDR、美肌、パノラマ、GIF、タイムラプス、ボケなどの撮影モードがあります。
各モードはカメラアプリをスライドさせるおなじみのやりかたです↓
動画は、最大4k/30fpsのほか、1080p/30fps、720p/30fps、480p/30fps撮影です。
フロントカメラは最大1080p/30fpsになります。
AIカメラを訴求していますが画作りはかなり素直で、ノーマルモードでの補正は最小限です。派手さや鮮やかさはなく、そのまま写真にしましたといった印象。個人的には嫌いじゃありません。インスタ映えはしないと思いますが。
暗所撮影もそこそこです。
処理速度
結構驚いたのが処理速度です。Helio P90はどんなもんかと思ったのですが、Geekbench 5のスコアで、シングルコアが404、マルチコアが1,524でした。シングルで400超えるんですね。
シングルコアはスナドラ845機と同じくらい、マルチコアは若干下回るもののやはり845機に近いラインです。
ブラウジングやSNSなどのライト用途はもちろんのこと、先日DL開始した新作MMORPGのETERNALもキレイ画質でサクサク動いてくれます。↓
SIMフリースマホとしてよくできてる
タフネススマホということで、その外観と相まってイロモノ的に見てしまいますが、実際にいじってみるとSIMフリースマホとして想像以上に完成度は高かったです。
タフネス性能を試すためにビルから落としたり車で轢いたりしようとも思ったのですが、外が寒いのでやめました。そのうち気が向いたらやってみて動画チャンネルにアップするかもしれません。
一部の独自機能が英語だったり、一部アプリの日本語がおかしかったり、ジーンズのポケットに入れるのがはばかられたりしますが、総じて満足度は高いです。(もちろん薄くて軽いスマホを求めている方には100%合いません当たり前ですが)
これが3万円台前半というのはなかなかお買い得でしょう。
というわけで、落としても焦りの少ない、良さげなタフネス(高耐久性)スマホをお探しの方はぜひチェックしてみてください!
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