今回は、アマゾンでwebカメラ部門の現在売れ筋1位になっている「eMeet C960」というwebカメラが編集部に送られてきたので見ていきます。
アマゾンの↓のページで税込3,199円で販売されています。
結論は、3,000円webカメラとしては悪くないかなという感じです。
テレワークなどに使うための、高画質を求めない普通のwebカメラが欲しいなら、これでもいいんじゃない?と思います。
ただしスマホのような可変フォーカス機能やスピーカーはついていません。マイクはついています、
外観・スペック
同梱物はカメラ本体とマニュアル類のみとシンプルです。
PCとの接続はUSB Type-A。カメラは200万画素で、FullHD(1920×1080)で撮影できます。1080pで30fpsと一般的な性能。
外装の質感は悪くないです。カメラ蓋はついていません。
PCとUSB接続すれば、自動でドライバがインストールされて使い始められます。ケーブル長は1.5mほど。
可動域ですが、カメラ部と底面がそれぞれ動きます。両者を一番そらしたところが↓
一番縮めたところが↓です。つまり底面は180度、カメラ部は90度前後に回ります。
底面には三脚用ネジ穴がついています。
画質は↓こんな感じ。結構画角が広いです。蛍光灯で光量それほど高くない環境ですが、200万画素としては、潰れや色飛びもなく、悪くない画質になっています。 動画チャットに使うくらいなら問題ないでしょう。零戦のフォルムがカッコいいですね。
ただ、スマホカメラのようなフォーカス機能はありません。フォーカスは固定です。あるポイントにビシッと合わせるというよりは、全体をまんべんなく映しているような映像になります。
マイクは2つ付いています。3mほど離れた状態で普通の話し声くらいの音なら問題なく拾ってくれました。
上位モデル「eMeet C980pro」との比較
さて、本シリーズには上位モデルの「eMeet C980pro」というモデルがあります。
こちらは↓のように8,244円と倍以上の価格。
どんな違いがあるのか?というわけで両機を比較してみましょう。
本体は↓のようにProの方が二回りほど大きくなっています。また、カメラ蓋がついています。
Proの売りは、AIマイクとスピーカーです。
スピーカーがついている点が、まずC960と異なります。
次に画質を見ておきます。↓が先ほど見たC960です。
で、同じ場所から同じ方向で撮影したProの画質が↓。
どうでしょう?安いC960の方が完全にクオリティ高いですね。
画角が広く、色味も自然です。Proの方は、魚眼レンズのように周縁部が歪んでいますし、色が潰れています。
マイク性能については、様々な場所から同じ声を出して比較しましたが、完全に同じでした。
これは不思議なことで、倍以上高いC980 Proは、C960よりも画質が悪くマイクが同じとなります。スピーカーがついているものの、それだけでここまで高くなるのは謎です。
推測ですが、両モデルでマイクははじめから同じで、ロットが進んで調達するイメージセンサを変えたのではないか?と思います。安い960のほうが回転するので、ロットが進んだのではないかと。生産終了などで同じサプライヤから調達できなくなって、途中で部品を変えるというのはよくあることです。
つまり、スピーカー必須でないなら、今ならProを買うよりは960を買った方が良いのは確かです。
AI搭載機が2月に登場するらしい
同じメーカーから、2月に「AI Webcam Jupiter」という機種が出るようです。
コチラは1080p 30fpsというスペックは同じですが、AIによる自動フォーカスやズームを行ってくれるとのこと。人の顔を検知するとズームしたりするようです。
価格は23,000円と上がりますが、多人数で会議などで使うには便利かもしれません。
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