一世を風靡したセグウェイ。
その後どうなったのかと思っていたら、シャオミ傘下のNinebotという会社に買収され、Segway-Ninebotというブランドで電動キックスクーターなどのモビリティー製品を積極的に展開しているようです。
今回は、そんなSegway-Ninebotの電動キックスクーター「J-MAX」をお借りしたのでレビューしたいと思います。
しばらく乗り回してみたのですが、乗り物に乗っているというよりも、徒歩がパワーアップしたかのような不思議な感覚で、純粋に楽しい経験でした。
ナンバーが付いていることからも分かるように、こちらは公道走行可能となっています。
公道で走行するためには、ナンバー登録、自賠責加入、ヘルメット着用、免許(原付・普通)取得が必要です。まあ普通の原付とかと同じですね。
「J-MAX」は現在、Makuakeのこちらのページでクラウドファンディング実施中。公開して数日ですが、すでに600人以上から出資を集める人気プロジェクトとなっています。
価格は、記事執筆時点の最安値が税込123,750円。ヘルメットやプロテクターは付属していませんので、それらは別途調達しましょう。
というわけで、さっそく見ていきましょう!
外観・スペック
近頃ちょくちょく見かけるようになった、スタンディングタイプの電動スクーターですね。
スペックは下記の通り。重量22kgなので、電動アシスト付き自転車と同じか少し重いくらい。6時間の充電で、最長65kmまで走ってくれます。もちろん条件によると思いますが、結構持ちます。最高速度は時速25km。傾斜は20度まで登れます。
本体は↓のように折りたためます。さすがに折りたたみ自転車レベルのモビリティはありませんが、クルマに積んでおくとか、場所を取らずに駐車しておくのには便利。軽のトランクにギリギリ入りました。
ハンドル部分はこんな感じ。自転車とバイクの間のようなイメージ。右側に見える緑色のレバーがアクセル、左側の灰色のレバーは電動ブレーキです。左側には、自転車やバイクと同じような手動ブレーキも備えています。
そしてこれがガジェットである所以ですが、モニタが付いており、スマホの専用アプリとBluetooth接続できます。アプリで具体的に何ができるかは後述。
前面はこんな感じ。ウィンカーやライトなど、公道走行に必要なパーツはついていますよ。
足下にはキックスタンドがついており、このように停めておけます。
充電は家庭用コンセントで6時間。別売りのDC充電アダプターを使えば、4時間で充電可能です。
実際の走行 – 楽しい!
実際に走るには、まず片足走行である程度勢いをつけてから、両足を乗せ、アクセルレバーを押します。すると、スイーーーーーっと自動で走り始めます。楽しい!
特に練習もなく、いきなりスムーズに運転できました。音が静かなのが印象的。
実際に走ってみると、バイクとも自転車とも違う、実に不思議な感覚です。
徒歩の延長線上にあるようで、そのまま加速がついて、筋力を使わずともスムーズにどんどん進んでいきます。
アプリも面白い
本機は専用アプリで色々できます。
まずは専用アプリ上でペアリングします。完全にガジェットですね。
乗車するにあたっての注意点が出てきます。ヘルメットやプロテクターを付けましょう。
アプリのホーム画面がこんな感じ。バッテリー残量や走行記録、ロック解除スイッチなどが表示されます。また、実際の走行中は、現在の速度が表示されます。自動車やバイクよりも、アプリとの一体化が進んでいます。
ソーシャル機能もありますので、走行を記録してシェアすることもできますよ。
街中のチョイ乗り用に最適
チョイノリというスズキのスクーターがありましたが、今回試乗した「J-MAX」は、まさにチョイ乗り用のモビリティです。
砂利道や泥道などの悪路や、強い傾斜は厳しいので、あくまで街乗り用途になると思います。
荷物を置くカゴなどもありません。
なので、街中でのちょっとした移動、たとえば近所のコンビニに行くとか、カフェに行くとか、そういう用途に最適です。
そういった移動でしたら未来感あふれる走行体験ができますし、何より気軽で新しく、純粋に楽しいですよ。
バイクやクルマのように、シートに座ってキーを回してエンジンをかけて、といった一連の乗車手続きが大幅に省かれて、電源を入れてそのままスーっと走り始められます。
気になった方は、ぜひチェックしてみてください。
「J-MAX」は現在、Makuakeのこちらのページでクラウドファンディング実施中です。
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