今回は、多数の高コスパPCやタブレットをリリースしているChuwiから出た新型14インチモバイルノートパソコン「Chuwi CoreBook X」をレビューしていきます。
従来の「CoreBook X」との違いは、CPUが第7世代から第8世代のIntel Core i5-8259Uにグレードアップし、ストレージも512GBに倍増されたこと。
価格は現在最安値がBanggoodのこちらのページの58,983円、次いでChuwi公式サイトのこちらのページで59,109円、AliExpressのこちらのページでは62,157円となっています。
Banggoodや公式ページでの5万円台という価格は、このスペックと筐体の完成度から考えると現状最高クラスのコストパフォーマンスと言っていいと思います。
↓のようにベゼルが狭く大画面な割にコンパクトな筐体、アスペクト比3:2で縦向きに長く作業がしやすいディスプレイ、バックライト付でキーピッチ十分なフルキーボードに、可能な限り広く取られたタッチパッド。価格に対する満足度はかなり高いと思います。
それでは、さっそく見ていきましょう!
スペックと外観チェック
まずはスペックから見ていきましょう。
スペックは下記の通りです。
- CPU:Intel Core i5-8259U(クアッドコア/4スレッド)
- GPU:Intel Iris Plus Graphics 655
- RAM:8GB LPDDR4
- ストレージ:512GB NVMe SSD(最大1TBまで拡張可能)
- ディスプレイ:14インチ(2160×1440)IPS
- 色域:NTSC 70%
- アスペクト比:3:2
- OS:Windows 10 Home
- カメラ:1MP
- バッテリー:46.2Wh(11.55V/4,000mA)
- バッテリー駆動時間:公称8時間動画再生
- サイズ:310×229.5×20.6mm
- 重量:1500g
- Bluetooth:4.2
- Wi-Fi:2.4G/5G
- カラー:スペースグレー
第8世代UシリーズのCore i5に8GB/512GB SSDで、ストレージは1TBまで拡張可能。
ほか14インチ2160×1440の高解像度ディスプレイに、公称8時間駆動バッテリー。
5万円台のスペックとは思えないコスパの高さに仕上がっており、Chuwiの強みが存分に発揮されています。
ポート類をみていきまyそう。
まず右側面には、USB3.0 Type-A、microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック。
左側面には、DC-INとUSB Type-Cです。筐体の薄さが分かると思います。
底面にはファンと空気穴、ネジ穴です。ネジを外せば、メモリ換装が可能。
外装はメタルで高級感があります。
MacBookやHuaweiのノートパソコンを想像してもらえば、だいたいそれと同じです。
天板には上品にCHUWIロゴがついています。
謎に主張する変なロゴが多いですが、CHUWIは控えめなのが良いですね。
重量は実測で1.494kg。MacBook Proの13インチよりも100gほど重くなっています。
ただ、筐体が薄いので、重量感はあまり感じません。
持ち運びに苦労するサイズ・重量ではありません。それよりは14インチの大画面から来るメリットの方が大きいでしょう。
ディスプレイはほぼ180度まで開きます。
良い点1.ディスプレイ
14インチの大画面に2kの高解像度。発色良く明るさも十分で、ディスプレイクオリティはかなり高いです。
また、アスペクト比3:2なので縦に長くなっており、↓のようにウェブブラウジングをしたり、オフィスソフトでドキュメントやスプレッドシートの作成をするような時には窮屈さを感じずに便利です。
良い点2.充電環境
一応↓のような専用ACアダプタが付属していますが、これを使う必要はありません。
なぜならUSB Type-Cポート経由での充電に対応しているためです。USB PD2.0対応で、汎用的なUSB Type-Cで充電することができます。
Chuwiの過去機種はコレができなかったのが残念だったのですが、見事解消されました。
良い点3.入力環境
入力まわりもよくできています。
キーボードバックライト搭載のUS配列キーボードは↓のようにクセも無く打ちやすいです。
ただ、一番右の列は要らなかったなと思います。また、右上の電源キーは赤いですが、指紋認証には対応していません。生体認証は対応してほしかったですね。
キーピッチは19mm取られており、ストロークも適度にあり、快適なタイピングが可能。
また、タッチパッドもかなり広く取られています。
各種ベンチマークスコア
ベンチマークを見ておきましょう。
まずはCPUの処理速度を測るCINEBENCH R23から。
↓のようにシングル1,009pts、マルチ3,773ptsとなっています。
ランキングは下記の通り。
続いてストレージ。
CrystalDiskMarkでは、読み書きスピードは下記の通り。NVMeです。
GFXbenchは3,352フレームでした。
クオリティもコスパも高い一台
5万円台のモバイルノートパソコンといえば、普通にCeleron機なども多い中で第8世代Core i5を積んできました。
メタル外装や高解像度ディスプレイ、広いキーボードやタッチパッド、USB Type-C充電やストレージ拡張対応など、満足度高い一台になっています。
”使える”格安モバイルノートパソコンをお探しの方は、有力な選択肢として考えてみてはいかがでしょう。
価格は現在最安値がBanggoodのこちらのページの58,983円、次いでChuwi公式サイトのこちらのページで59,109円、AliExpressのこちらのページでは62,157円となっています。
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