何度かお伝えしている、GPD社が今年度投入する新型のUMPC(超小型ノートパソコン)「GPD Pocket 3」
現在のUMPCブームの火付け役となったGPD WINシリーズ、GPD Pocketシリーズのうち、ゲーミングに特化していない汎用タイプであるPocketシリーズの最新モデルです。
GPD社がティザー的に情報を小出しにしていますが、スペックや筐体などかなりの部分が見えてきましたので、あらためてまとめです。
ちなみにPocket 3は、One-Netbook A1と同じく昔あった富士通LOOX Uタイプのヒンジを備えています。
↓のように一度画面を開き、そこから360度回転させたうえでまたパタッと閉じることで、タブレットとしても使えるタイプの2-in-1機構です。
なお、そのままでも↓のように180度倒れます。
スペックについては下記の通り。
- CPU:Core i7-1195G7もしくはPentium Silver N6000
- RAM:16GB LPDDR4x
- ストレージ:512GBもしくは1TB M.2 NVMe SSD
- ディスプレイ:8インチ(1920×1200)
最上位構成はTiger LakeのCore i7-1195G7、1TB NVMe SSDというハイスペック。
廉価バリアントのPentium Silver N6000も用意されるようです。
ポート類は下記の通り。エンジニア向けを謳ったGPD MicroPCやOne-Netbook A1のような、豊富なポートを備えています。背面のType-CはThunderbolt 4に対応しています。
また、USBは3.2なので、10Gbpsのデータ転送が可能。
これまでのUMPCにはなかった特徴として、モジュラー式で背面ポートを付け替えられるというのがあります。
↓のように、RS-232も取り付けられますので、たとえばサーバエンジニアのようなコンスーマー機にないケーブル取り付けが必要な方にも対応できます。
キーボードについては、↓の写真がもっとも情報量が豊富です。
本機が即買い筆頭な理由は、入力周りが進化していることです。
これまでの記事にも何度か書きましたが、8インチでキーピッチはブラインドタッチ可能な広さがありますし、UMPC最大のペインポイントの一つであったポインティングデバイスについては、キーボード上部にタッチパッドを搭載することで克服しています。
右上にタッチパッド、左上に左右クリックボタンをつけています。
GPD MicroPC方式ですが、大きさとしてはGPD Win Maxなどに近そう。
GPD Win Maxは、通常のノートパソコンとしても問題なく使えるレベルにまでタッチパッドは快適です。
配列についても、従来のPocketにはなかったAキー左側のCapsやTabがあることで、CapsをCtrlにするのが必須な私のような人間にも使いやすくなっています。
右寄せ記号キーは最上段にまとめられています。日本語入力観点では、ハイフン入力のやりやすさが気になりますが、これはマップをいじる方が良いかもしれません。
ほか、↓のように筆圧検知のペンにも対応しています。
ということで、登場が非常に楽しみな新型UMPC「GPD Pocket 3」。
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