古いiPad miniはBrydge 7.9で小型MacBook化しよう!【完全にUMPC】

先日発売になった新型iPad miniは最高なのですが、一つ問題があります。

もちろん新型のiPad miniを予約開始と同時に購入したわけですが、これまで3日間使い倒してきました。 この記事では、レビュ...

iPad miniは全機種購入しているのですが、まだまだ現役バリバリで動いてくれるiPad mini 5の行き場所です。

私以外にも新型miniが出て以降、前モデルの5の処理に困った人が多いようで、イオシスでも大量の買い取り依頼が来ているようです。

↓のように税込3万円台になっています。

5は2019年発売で、最新のiPadOS 15でも何も問題なくヌルサクで動いてくれます。

デイリーガジェットとしては、これを「MacBook化」して活用していますよ!

Brydge 7.9という最高アイテム

そのために必要なアイテムは、アメリカのBrydge Technologies LLC製のiPad mini 4/5対応Bluetoothキーボードカバーです。

こちら、クオリティがとんでもないです。ここまで完成度が高いキーボードカバーはなかなかお目にかかれません。iPad miniを、完全に7.9インチMacBook化できます。

カラーはシルバーとスペースグレー。

価格は↓のように税込12,057円。決して安くはありませんが、価格に見合った価値がありますよ。

本体はアルミ外装、外箱も高級感があるマグネット開閉式。充電ケーブルやステッカーが同梱されています。

使い方はシンプルで、これをiPad miniに装着するだけ。すると、↓のようにキーボードバックライト付きのMacBook風デバイスにしてくれます。

しかも後述するように、これは見た目だけでなく、使い勝手もかなり良いのです。

重量はiPad mini 5を入れて654gです。クラムシェルのUMPCと考えればそれほど気になりません。

素晴らしい点の1つ目は、なんと言ってもその質感。iPad mini本体に極限まで近づけたアルミ外装で、ヒンヤリとしたMacBookの外装によく似ています。また、底面にはBRYDGEロゴのほか、技適マークもついています。

素晴らしい点2つ目、開閉角度。

タブレットとしてもノートパソコンとしても使える2-in-1は、タブレット側にバッテリーやメイン基板が集約されているため、どうしても画面が重くなってしまいます。

それを支えるようにキーボードも重くすると全体がズッシリしてしまうため、苦肉の策として画面が大きくは開かなくなっているものが一般的です。これはWindowsの2-in-1も同じ。

かといってSurfaceのようにキックスタンド式にしてしまうと、不安定な場所での操作など、クラムシェルとしての使い勝手が落ちてしまいます。

このBrydgeカバーがすごいのは、180度開くのです。

まず↓くらいの角度で安定するのはもちろんのこと……

↓のように倒していっても、画面側に倒れません。ちゃんとキーボードの手前部が地面についた状態で画面が広がります。

そして、最大180度(実際は185度くらい)まで開きます。このタイプのキーボードカバーに必ずある「画面が大きく開かない」というデメリットを、ヒンジの工夫によって克服しています。素晴らしい!

素晴らしい点3つめは、打鍵感とキー配列の広さです。このタイプのキーボードカバーは、ガチャガチャ感のあるチープな打鍵感なのですが、本機は上品な打ち心地。跳ね返り強めでストローク深を感じます。

左右いっぱいに広がっていることで、配列もかなり自然です。

キーボードバックライトは3段階に明るさが調節できます。さらに、最上段に独立して特殊キーが配置されています。音量やホームに戻る、ロックボタンなど。他2台はいずれもFnキーと数字の同時押しになっているので、独立して配置されているのは○です。

キーピッチは15.5mmほどなので、一般的な19mmと比べると多少の窮屈さは感じますが、すぐに慣れるレベルです。

ヒンジ部は、硬いゴムでしっかりとはまります。背面から見ると↓のようになります。

背面保護は別売りの背面カバーがあります↓。現在日本のアマゾンでは売られていませんが、ぴったりはまります。背面部もマットで上質な質感です。

画面を閉じたときもパーフェクトフィットです。1台のクラムシェル型UMPCとして設計されたかのような一体感。

充電がmicro USBなのは残念ポイント。USB Type-Cにしてほしかったですね。満充電で最大12ヶ月持つとのこと。

このケースはちょっと感動しました。iPad miniをノートパソコンとして使いたい方には、相当オススメ。

新型iPad miniが出たからこそ

最新のiPadOSでは、ノートパソコン的な使い方がより便利にできるようになっています。

画面分割やショートカット、ウィジェット対応など。

前バージョンからですが装飾キーもカスタマイズできますし、今回ご紹介したBrydge 7.9を使えばかなりノートパソコンに近い使い方ができます。

タッチパッドがないのが惜しいですが、その分キーは打ちやすくなっていますし、そもそもがタッチ操作前提のOSなのでそこまで気になりません。

そして、これを「新型iPad miniを買って旧iPad miniの処遇に困っている人」にオススメしたい理由はいくつかあります。

まず、iPad mini 5は現役バリバリで高速に動いてくれる点。

続いて、Brydge 7.9をつけると、普通のタブレットとしては使いにくくなってしまいます(いちいち画面を取り外さないといけない、重さも増える)

その点、ミニタブレットとしては6を使う場合、5は心置きなく小型MacBookとして文字打ちなどの用途に100%触れるわけですね。

というわけで6を買った方は、5ないし4はMacBookにしましょう!

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