UMPC(超小型ノートパソコン)は小さくブームが来ていて、中国のGPD社とOne-Netbook社を中心に、いくつかのメーカーから積極的に新商品展開がなされています。
一方でUMPCはニッチなジャンルであるため、市場に流通する量も13インチや15インチと比べると比較にならないほど少なく、なかなか価格が下がりにくいのも事実。値下がりを待っていても、その前にライフエンドを迎えることが一般的です。
昨今は低消費電力CPUの性能アップの恩恵もあって、処理速度という観点ではメイン機にしても問題ないレベルのものも登場しています。
とはいえ7~10インチサイズを常用しようとしても、キーボードは変則的な配列で小さいですし、ポインティングデバイスも制約があるものがほとんど。
そんなUMPC、興味はあれど10万円クラスだとなかなか手が出ないけど、安い価格でオモチャ的に使えるものがあれば欲しい、と思う方も多いと思います。
というわけで今回は、3万円台で購入できるUMPCを集めてみました。
どれも性能は低く、これをメインに使おうというのはやめた方がよいですが、オモチャ的に使ってみたいという方には良いかもしれません。
それでは見ていきましょう!
FFF「MAL-FWTVPCM1」36,800円
一発目は、今回の中では最もスペック高めな「MAL-FWTVPCM1」。
画面が360度回転してタブレットにも使える2-in-1で、画面サイズは8インチと小型なUMPCです。
秋葉原にも実店舗を展開する、FFF SMART LIFE CONNECTED社の製品で、筐体はChuwi MiniBookによく似ています。
こちら、通常税込59,800円なのですが、現在23,000円OFFの36,800円になっています。UMPCとしてはかなり廉価な部類に。
スペックは下記の通りです。
- 型番:MAL-FWTVPCM1
- OS:Windows10 Pro 64bit
- CPU:Pentium Silver N5000
- RAM:4GB LPDDR4(オンボード)
- ストレージ:128GB eMMC
- ストレージ増設:M.2 2242 SATA x1
- カメラ:フロント2MP
- 無線LAN:IEEE 802.11 ac/a/b/g/n
- Bluetooth 4.2
- GPU:UHD Graphics 605
- ディスプレイ8.0インチ(1920×1200)10点マルチタッチ
- キーボード:FFFオリジナル日本語キー配列、バックライト搭載
- サイズ:200.6 x 130.6 x 17.9mm
- 重量:約674g
- バッテリ駆動時間:6.2時間(JEITA測定法Ver2.0)
- バッテリ充電時間:2時間
4GB/128GB eMMCとメモリ周りが非力ですが、3万円台なので使いではありそう。
ポート類は下記の通りで、小型ながら豊富です。
また、右上の赤いボタンは、指紋認証センサを兼用しています。
かなり変則的な配列ながら日本語キーボードを搭載しています。
ノンブランド品(7インチ)36,999円~
続いては、ノンブランド品のUMPCです。
中国のAliExpressなどには、ノンブランド品の商品がたくさんあります。どこかのメーカーがまとめて仕入れて、そこのロゴを入れて個装を変えて販売する想定で作られたものですが、ノンブランドのままでも普通に売られています。
昨今はそういった商品がアマゾンでも販売されるようになってきました。
基本サクラレビューばかりなので初心者が買うのはオススメしませんが、ごくたまにアタリがあります。
これがアタリかどうかは分かりませんが、こちらの商品はアマゾンの↓で、8GB/128GB版が36,999円で販売されているもの。8GB/256GB版は38,999円、8GB/512GB版は41,999円です。
↓のようにThinkPad系統のポインティングデバイス搭載で、650gと軽量。
Celeron J3455、8GB RAM、128~512GB SSD、7インチ(1024×600)、3,000mAhバッテリーと非常に低スペック。Windowsをまともに使うことはできません。
一方で7インチの極小サイズに650gと、筐体サイズは魅力的。まさにオモチャです。
Microsoft Office 2019がバンドルされていると書かれていますが、それ目当てで買うのはやめておきましょう。
さすがにオススメはできませんが、もし購入する場合も、あくまでオモチャとして考えておきましょう。
初代GPD WIN(リファービッシュ品)35,100円~
続いては、GPD社の国内正規代理店である株式会社天空が販売するリファービッシュ品です。
同社は本格的な国内サポートを展開していますので、一般的なメーカーと同様にリファービッシュ品(修理上がり品)を販売しています。
公式サイトのこちらのページ、もしくは↓の秋葉原にある実店舗で販売されています。
リファービッシュ品といえどGPD社製品は安くはありませんが、唯一3万円台で購入できるのが初代GPD WINです。
↓のようにゲームパッド一体型のクラムシェルPC。
CPUはクアッドコアのAtom x7-8750/8700、4GB RAM、64GB eMMC/SSD、5.5インチ(1280×720)という構成。重量は365gと超軽量です。
2016年モデルなのでさすがにスペックは低いですが、その後の同社の躍進を考えると感慨深い一台。
GPD MicroPC(中古Aランク品)37,800円
流通数は希少ながら、ごくわずかに中古品も流通しています。
中古端末といえばイオシス、というわけで、イオシスにはGPD MicroPCの中古Aランク品が37,800円で販売されています。現状、3万円台はこれのみ。今回の中では一番の人気機種です。
イオシスアキバ中央通店、もしくはこちらのオンラインショップ、あるいは↓の楽天から購入可能。(楽天販売価格は3,000円高くなります)
イオシスのAランク品なので、ほとんど目立つキズもなく美品です。
スペックは、Celeron N4100、8GB/128GB、6インチ(1280×720)。重量は440gと軽量で、↓のようにRS-232をはじめ豊富なポート類を備えています。
以上、現状3万円台で購入できるUMPCまとめでした。
比較的安めに買えて普通に使えるという意味では、↓のGPD Pocket 3が今はオススメですかね。私も持ち歩いています。
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