ボタン電池で30日以上稼働し、SIMの契約や月額料金も不要、さらに2G/3G/LTE/のカバレッジがなくてもどこでも稼働するオープンソースのGPSトラッカー「Loko」が、まもなくクラウドファンディング開始します。
ハードウェアに強いアメリカのCrowd Supplyのこちらのページで、あと1~2週間ほどでプロジェクト開始予定。価格や公開タイミングは未発表。
↓のように、親機と子機があり、アプリから地図上の位置を確認できます。
仕組みは、ピアツーピアのLoRa無線でナビゲーションデータを受信機に送るというもの。
無線通信をベースにしているため、SIMカード契約などの月額料金が不要です。
稼働は超低消費電力設計のため、コイン電池で30日以上使用可能。送信機の重量は12gと軽量で、たとえばドローンなどへも装着しやすくなっています。
地上ユニットが受信機になっていて、空中ユニットが送信機です。空中ユニットは、あらかじめ設定した時間間隔でナビゲーションデータを地上ユニットに送信します。
地上ユニットは、受信したデータをBluetooth経由でスマホアプリに送信し、アプリで空中ユニットの位置を自動でマップ上に表示してくれます。
ユースケースとしては、ドローンの追跡、デバイスや持ち物の紛失防止など、一般的なGPSトラッカーと同様のものが想定されています。
PC用のソフトウェアで、各種パラメータが設定可能。パラメータは下記の通りです。
- 空中ユニットと地上ユニットをペアリングする3桁のID
- 同一ネットワーク内の各空中ユニットを区切る2桁のID
- 空中ユニットからのデータ送信間隔。
- 周波数(868MHzまたは915MHz)
スペックは下記の通り。
まず空中ユニット(トランスミッタ)
- ナビゲーション:GPS/GLONASS/GALILEO
- 周波数:EU868/US915/AU915/AS923/KR920/IN865
- 無線通信:LoRa / LoRaWAN
- 重量:12g
- サイズ:30x23mm
- バッテリー駆動時間:30日以上
- 通信範囲:10km
- 防水:IPX7
- 充電:5V USB-C
- アプリ:iPhoneのみ。地上ユニットからBluetoothで受信
また価格の連絡が入ったり、クラファン公開したらお伝えします!
本機はオープンソースで、GitHubはこちら。
デイリーガジェットYouTubeチャンネル!
(”ほぼ”毎日更新中!)
デイリーガジェットでは、UMPC(超小型PC)、スマホ、タブレット、レトロPCをはじめとして、商品のレビューやインタビューの動画を、YouTubeに”ほぼ”毎日公開しています。
デイリーガジェット動画部のVTuberである風林火山朱音とケンがゆるい感じにレポートしています。
ぜひ↓からチャンネル登録をお願いします!