ついにXiaomi Pad 5でもWindows 11が稼働!

↓でお伝えしたスナドラThinkPad Xシリーズのように、昨今はARMベースのチップで動かすWindows機が徐々に増え始めています。

1.06kgと軽量で、CPUにARMベースのSnapdragon 8cx Gen 3を搭載したThinkPad X13sが発表されました。 ...

元々は使い物にならないなどと散々な評価だったようですが、それが実用的に動くとなれば、誰もが次に考えるのは「じゃあスナドラ搭載スマホやタブレットでWindowsが動くと最高なんじゃないでしょうか」でしょう。

もちろん一筋縄ではいかないわけですが、これを推し進めているプロジェクトが「Renegade Project」です。(GitHubはこちら

着実に成果は出ていて、スナドラ845機を中心にWindowsを(不完全ながら)動作させています。プロジェクトページには、導入手順も詳述されています。

ログをすべて追ったわけではありませんが、そもそもがSnapdragon 845機でARM64 EFI互換OS/アプリ(Windows Boot Manager / GNU Grub)をロードできるようにするプロジェクトのようです。

さらに昨今は、Snapdragon 845マシンから対象を広げてスナドラ機全般でWindowsを動かすのが一つのブームのようになっており、ITHomeのこちらの記事によれば、ついにこのたびシャオミの人気タブレット「Xiaomi Pad 5」で動作に成功した事例があがりました。(以下、画像出典はすべてITHome

今回は、Androidの最新ハイスペックタブレット2機種を比較します。 レノボのXiaoXin Pad Pro 2021と、シャオミの...

Renegade Projectのこちらの対応表にも、しっかりXiaomi Pad 5が入っています。

USB/UFS/Displayは動作しているようです。

ドライバが不足しているため、GPUの機能に障害があるようで、Geekbenchのスコアは下記のように同機が搭載するSnapdragon 860の平均的スコア(756/2,712)よりも劣っています。

スクリーンショットを見る限りでは、そこそこ普通に動作しているようです。もちろんXiaomi Pad 5が持つモデムや物理キー、タッチ操作などハード周りの対応は厳しいと思いますが、それでもこのサイズ・価格でWindows 11が動くというのは夢のある話です。

Windows 11 ARMの進化の先に期待できるWindowsマシンの姿が垣間見える気がして楽しいプロジェクトですね。

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