今回は、BMAXの新型2-in-1モバイルノートパソコン「BMAX MaxBook Y11 Plus」をレビューしていきます。
特徴は現在3万円台で購入できて1kgと軽量、かなりの薄型筐体。ディスプレイを360度回転させて、Windowsタブレットとしても使えます。キーボードの配列は自然で打ちやすく、タッチパッドも広めに取られています。
Celeron N5100搭載なので高速ではありませんが、一昔前の3000系や4000系と比べると結構普通に動いてくれます。もちろんゲームや動画編集は無理です。ネットを見ながらメールをしたり、軽量なエディタで簡単なコーディングをしたりといった用途に向けたPCです。
現在、アマゾンのこちらのページで税込44,990円で5,000円OFFクーポンを適用できるため、39,990円と3万円台。
かつて小型軽量な3万円台といえばネットブックと呼ばれ、使い物になりませんでした。本機はどうなのか?格安モバイルノートはどの程度進化したのかを見ていきましょう。
外観とスペック
まずはスペックを見ていきましょう。
スペックは下記の通り。
- CPU:Celeron N5100
- GPU:Intel UHD Graphics
- RAM:8GB LPDDR4
- ストレージ:256GB SSD
- ディスプレイ:11.6インチ(1920×1080)IPS タッチ対応
- OS:Windows 10 Pro 64bit
- カメラ:フロント720p
- バッテリー:26.6Wh
- 通信:Wi-Fi(2.4GHz/5.0GHz)、Bluetooth 4.2
- サイズ:274.5x187x13mm
- 重量:1.06kg(実測)
いまだに4GB RAMのPCが一部流通していますが、本機は8GB搭載。ストレージは256GBで、薄型ながら簡単に換装できます。
タブレット利用もできるので、ディスプレイはもちろんタッチ対応。FullHDと解像度も問題ありません。
同梱物は下記の通り、本体と充電用アダプタ、マニュアルのみとシンプル。
↓のようにUSB Type-Cから給電することもできます。
本機の強みは、なんといってもその極薄軽量ボディです。
↓を見れば、いかに極薄か分かるでしょう。
11インチなのでフットプリントもコンパクト。ノートパソコンというより、タブレットに近い大きさです。
左側面には3.5mmイヤホンジャック、電源ボタン、音量ボタン。
右側面には、microSDカードスロット、micro USB、micro HDMI、USB Type-C、DC-IN。
前述したように、DC-INを使わなくとも、USB Type-Cで充電できます。モバイルバッテリーや汎用のUSBチャージャーを使えるので便利。
画面をくるりと回転させれば、タブレットPCになります。Windowsマークをタップすれば、スタートメニューが開きますよ。
重量は実測で1.06kg。モバイルノートパソコンとして最軽量級ではありませんが、持ち運びは苦も無く可能。
底面のパネルをプラスドライバーで開くと、簡単にSSD換装が可能です。SATAでM.2 2242サイズ。
広いキーボードやタッチパッド
キーボードは、配列に変則的なところも少なく、自然にタイピングできます。11インチにしてはタッチパッドも広めに取られています。
ピッチは17mmなので、それほど窮屈さを感じることもありません。本体が薄いのでストロークはかなり浅く、軽いタイピング感覚。
iPad Airとのサイズ比較
iPad Air第4世代と大きさを比較するとこんな感じ。
さすがに本機の方が厚みがありますが、それでもノートパソコンとしてはかなり薄いです。
ベンチマークスコア
ベンチマークを見ていきましょう。
まずCINEBENCH R23は、シングルコア491pts、マルチコア1,033pts。お世辞にも高速とは言えませんが、AtomやCeleron 3000系よりは倍ないしそれ以上のスピードに進化しています。
ランキングは下記の通り。まずシングルコア。
続いてマルチコア。
ストレージはSATAのSSDなので、CrystalDiskMarkのスコアはこんな感じ。
FFのベンチマークは厳しいので、DQ10ベンチを見ていきましょう。
まず「低品質・FullHD・フルスクリーン」設定では、「普通」の3,019です。
続いて解像度を1,280×720に落としてみると、5,293で「快適」になりました。
さらに800×600にすると、5,803までスコアアップしました。
タブレット的サイズ感のノートPC
筐体はタブレットに近いコンパクトさで、高解像度なディスプレイや比較的打ちやすいキーボード、広めのタッチパッドなどと合わせて、11インチで3万円台で購入できるモバイルノートとしては結構がんばっています。
Celeron N5100がどの程度の速度かというと、大型のWindowsアップデートはそれなりに時間がかかります。しばらく放置しておく必要があります。ソフトの動きもキビキビとはいきませんが、それなりに普通に操作可能。少なくとも一昔前のAtomやCeleronのように、遅すぎて止まってしまったりということはめったにありません。
誰にでもオススメできるというタイプの製品ではありませんが、格安モバイルノートに期待できる水準をよく分かっている方にとっては、進化を感じられる一台でしょう。
というわけで、気になった方はチェックしてみてはいかがでしょう。
BMAX MaxBook Y11 Plusは現在、アマゾンのこちらのページで税込44,990円で5,000円OFFクーポンを適用できるため、39,990円と3万円台でこうにゅうかのうになっていま。
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コメント
スペック詳細を別記事で調べてみてWindows11へのアップグレードが可能という情報があると1年で1万1千円という減価償却計算に見合うスマホしか使ったことがない初心者向けパソコンの推奨スペック。この規模だと文系大学生が使っているだろうし、授業での使用中に強制アップグレードを受ける学生ユーザーのノートパソコンは将来性を見込んで4ギガバイトから追加可能な仕様か、最初から8ギガバイトのランダムアクセスメモリを搭載しているはず。