今回は、多数のタフネス(高耐久性)スマートフォンをローンチしているDOOGEEの「DOOGEE S97 Pro」をレビューしていきます。
悪くないスペックで、赤外線レーザーによる距離測定などの面白い機能も搭載していながら、Banggoodのこちらのページで26,383円でセール中。コスパは高いでしょう。
カラーは3色で、今回レビューするのはシルバーブラックです。これ以外にオレンジとレッドがありますよ。
外観は↓のようにタフネススマホらしい逞しいボディ。サイドのメタルと背面ゴムのコントラストがカッコいいです。
それでは、さっそく見ていきましょう!
外観とスペック
同梱物は下記の通り。本体とマニュアル類に加え、ストラップ、充電器、USBケーブル、SIMスロットを開けるためのピン、そしてスクリーンプロテクタとそれを貼るためのクリーナーです。
画面フィルムが最初からついているのは、この手のスマホの利点です。
マニュアルは日本語にも対応。
ディスプレイはパンチホールカメラ搭載。ゴツいのでコンパクトというわけではありませんが、片手で十分に操作できるサイズ感です。
背面にはクアッドカメラとLEDライトがついています。
スペックは下記の通り。
- CPU:Helio G95
- GPU:Mali-G76
- RAM:8GB
- ストレージ:128GB UFS
- OS:Android 11
- ディスプレイ:6.39インチ(1560×720)
- カメラ:リア48MP+8MP+2MP+2MP、フロント16MP
- バッテリー容量:8,500mAh
- 拡張ストレージ:microSD(最大256GB)
- GPS:対応
- FM:対応
- OTG:対応
- NFC:対応
- SIM:デュアルnano SIM
- 対応バンド帯:
- 4G-FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19
20/25/26/28A/28B/66 - 4G-TDD: B38/40
- 3G WCDMA: B1/2/4/5/8
- 2G GSM: B2/3/5/8
- 4G-FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19
- サイズ:170.2×83.6×16.2mm
- 重量:350g(実測)
CPUはCortex A76 x2、A55 x6のオクタコア。カテゴリとしてはミッドレンジです。
ディスプレイは1560×720解像度ですが、ピクセルの荒さなどはあまり気になりません。ただ、XperiaやGalaxyの上位機種のような鮮やかなディスプレイとは異なります。
バッテリー容量は8,500mAhと大容量で、実際にバッテリーの持ちも良好。
右サイドには、電源、音量と指紋認証センサ。
左サイドには、2つのファンクションボタンとSIMスロットです。
SIMスロットは、付属の器具を使っても良いですし、爪でも問題なく開けられます。microSD+nanoSIMもしくはnanoSIM 2枚の排他方式。
底面のUSBポートはゴムでキャップされています。
取り外すとこの通り。もちろんUSB Type-Cです。
上部には、見慣れないパーツがありますが、これは後述する赤外線レーザーです。赤外線を使って簡単に距離を測ることができるという優れもの。
重量は実測で350gです。タフネススマホということで、一般的なスマホ2台分くらいの重さがあります。
タフネススマホならではの面白便利ツール
本機はタフネススマホなので、それならではの面白便利ツールとも呼べるアプリや機能がたくさんついています。
タフネススマホを使ったことがある方はおわかりの通り、↓のようにアウトドアで役に立つかもしれない機能群です。
中でも、本機に特徴的なのは、上部に付いた↓の赤外線レーザーです。
アプリとしては「レンジファインダー」というプリインを使います。
アプリ上で「赤外線をオンにする」を選んでも良いですし、サイドボタンを押しても大丈夫です。
↓のように赤外線レーザーが出て、対象物に赤い点が投射されます。
すると、↓のようにアプリ上に、対象物までの距離が出てくるというわけです。
距離だけでなく、面積や体積なども計測することができますよ。
なお、キーは2つあり、1つが上記の赤外線レーザー、もう一つがマルチファンクションボタンになっています。
↓のように設定画面から、シングルクリック・ダブルクリック・長押しそれぞれで、アプリ起動や機能呼び出しを設定することができます。
機能の呼び出しは、たとえば↓のようなものが。SOSというのは、LEDを使ってSOS信号を光らせることができます。
また、シニア向けスマホなどによく搭載されている、簡単ホームのような機能もあります。これをONにすると、ホーム画面が↓のようにガラケータイプに変身します。
スマホとしての使い勝手
通常のスマホとしての使い勝手については、サイズが大きいことを除けば特段変わった点はありません。一般的なミッドレンジないしミッドロースマホの操作感です。
ベゼルとパンチホールを分かりやすく出すと↓のようになります。
男性であれば、片手操作も特に問題なくできるでしょう。
カメラの画質
4眼ということで、カメラ画質を一応チェックしておきます。
↓がGalaxy S21 Ultraで撮影したもの。
↓は同じショットを、本機で撮影したものです。若干明暗がぼけています。
撮影用にタフネススマホを買う方は少ないとは思いますが、カメラ性能は大きく期待しない方が良いでしょう。
ベンチマークスコア
最後にベンチマークを見ておきます。
まずGeekbench 5のスコアは下記の通り。
ストレージの読み書き速度は下記の通り。eMMCですね。
コスパ良好なタフネススマホ
以上、DOOGEE S97 Proのレビューでした。
タフネススマホらしい外観や機能に加え、普通のスマホとしての使い勝手も悪くないため、よくできた一台だと思います。
これで2万円台というのは、タフネススマホとしては悪くない選択だと思います。
本機はBanggoodのこちらのページで26,383円でセール中です。
気になった方は、ぜひチェックしてみてください。
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コメント
自分はケースを使って首からつるす派なのでケースがボロボロになるだけですが、友人がズボンのポケットに突っ込む派で、「動いているうちに落としてモニター破壊」を3~4回繰り返しているので「ケースレス高耐久」を要求してるならよさそう。
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