AYN社は、Snapdragon 845搭載の携帯型Androidゲーム機「AYN Odin」をクラウドファンディング実施した中国のメーカー。
同社はそれに続き、AYN LokiシリーズというWindows稼働の携帯型ゲーム機を発表し、予約開始しました。複数シリーズがあり、↓の記事で全機種を紹介しています。
AYN Lokiシリーズは価格の安さが強みで、最廉価のAYN Loki MiniについてはAlder Lake-U世代のCeleron 7300(5コア5スレッド)、8GB LPDDR4x-4266 RAM、128GBストレージ、26.5Whバッテリー、362gで250ドル(約33,000円)でした。
さて、これに続き、このたび同社はさらなる最廉価モデル「AYN Loki Zero」の予約を開始しました。
今度はなんと予約特価ながら199ドル(約27,000円)。もちろん競合機含め最安値。
もちろんスペックは低いです。
CPUにはAMD Athlon 3050e、GPUはRadeon Vega 3、6インチ(1280×720)ディスプレイ、4GB RAM、64GB eMMC。
3Dゲームは無理なスペックですが、ライトな2Dゲームやエミュレーターなどを稼働させる想定でのスペックです。
通常249ドルですが、予約特価で199ドルとなっています。
また、オプションで8GB RAMにしたり、128GB M.2 2230 PCIe NVMe SSDを追加したりと、増強も可能に。
同社が本機を追加した背景には、競合機の追随があります。
まずAYN Lokiシリーズを発表した直後、AYANEOは↓でお伝えしたAYANEO AIR Plusを発表。AYN Lokiにスペックそっくりで、価格も3.2万円のAYN Loki Mini最安値に合わせてきました。
これに次いで、今度は通常”中華ゲーム機”で有名なAnbernicが、Anbernic Win600というWindowsゲーム機を発表。↓
こちらは価格は未発表ながら、スペックから考えて3.2万円よりも安くなることが予想されます。
そして今回のAYN Loki Zeroですが、Anbernic Win600にそっくりのスペックになっていて、2.7万円です。
以上が経緯ですが、驚くべきことにこれらのモデルはどれ一つとしてまだ発売されていません笑
発売前から、低価格化競争を繰り広げているということです。
ユーザーにとっては嬉しい(面白い)限りですが、生き残ることができるメーカーはごく一部でしょう。
AYN Loki Zeroの予約ページはこちら。出荷は今年の第4四半期で、他のAYN Lokiシリーズ同様です。
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