アップルのクラムシェル型ノートパソコンMacBookシリーズについて、新モデルであるProの大幅減産と、2022年第4四半期以降のシリーズ全体での出荷台数の下落がいくつかの海外メディアで報じられています。
(写真:アップル公式サイト)
アップル情報に定評のある著名アナリストのMing-Chi Kuo氏が伝えたことによると、まず2022年モデルのMacBook Pro 14インチと16インチについて。これは10月にも登場が予想されている新型Proで、チップセットが現行のM1 ProからM2 Pro/M2 Maxにアップグレードすると予想されています。
これらのモデルについて、アップルが部材サプライヤー向けオーダーを最大30%の大幅削減。MacBookが発売前にこうした大幅減産を行うことは極めて珍しく、今後の不況やテレワークの縮小のほか、新たなセールスポイントが限られているなどの背景で、需要予測が急落した模様です。
また、同氏のレポートでは2022年はMacBook Proの減産にとどまらず、MacBookシリーズのオーダー全体が苦しくなる見込みも示されており、第4四半期の出荷台数見込みは前年比10~15%減に。
MacBookシリーズをはじめとしたアップルの高付加価値製品については、新たな付加価値を打ち出すのが困難になってきている状況で世界的なインフレ傾向が続いているため、なかなかに厳しい状態が続きそうです。
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