今回は、サムスンの新型スマートウォッチ「Galaxy Watch5」をレビューします。
9月29日の発売と同時に購入し、数日間使い倒してきました。
4も評判が良かったですが、その順当進化版である今回の5、もちろん素晴らしい完成度です。
Androidユーザーが使うフル機能のスマートウォッチとしては、まず間違いのない選択肢になります。
Galaxy Watch5と、Watch5 Proの2種類があります。
違いは、Proの方にはあらかじめ設定したルートをガイド付きでナビゲーションしてくれるTurn by Turn Navigation機能がついているのと、バッテリー容量が大きいことだけです。それ以外は同じです。
Proの外観をお店で見て、分厚くてあまりカッコよくなかったので、迷わず無印にしました。
無印は機能・デザインともに非常に高い完成度。(写真のバンドは、後述する純正のレザーバンドに付け替えています)
価格とカラバリをおさらいしておきます。
まず無印のGalaxy Watch5は、44mmと40mmの2サイズあります。今回購入しレビューするのは44mm。男性はこちらの方が良いでしょう。
44mmはアマゾンの↓で税込48,800円。カラーはグラファイト、サファイア、シルバーの3色。今回レビューするものはグラファイトです。サファイアは、落ち着いたブルーです。
40mmは、↓で税込44,200円。グラファイト、シルバーは同じですが、もう一色はピンクゴールドです。女性向けを意識したカラバリ。
Proの方は、↓の通り税込70,800円で、カラーはブラックチタニウムとグレーチタニウムの2色。サイズは45mmとなります。
それでは、見ていきましょう!
スペックと外観
同梱物は、ウォッチ本体と充電用ドックのみとシンプル構成。母艦のアプリと接続し、使い方はすべてウォッチとスマホに表示されるため、マニュアルなどはありません。
まず印象的なのが、デザインのかっこよさとディスプレイ表示のクリアさ。有機ELでとてもクリア。また、動きも滑らかです。
光りの加減かバンドが青みがかって見えますが、実際はマットなブラックです。
スペックは下記の通り。44mmは1.4インチの有機ELディスプレイ。1.5GB RAMと16GBストレージ、ほかGPSや防水、MILスペックに準拠。NFCにも対応します。
後ほど見ますが、一般的な血中酸素や心拍数、睡眠モニタ、スポーツモードに加えて、体組成計もついています。もちろん医療用ではありませんが、サイドボタンは体組成計のセンサを兼ねています。
左手に付けて上側となる赤枠のボタンがホームボタンで、下側が戻るボタンです。
見ると、メタルパーツでウォッチ本体を囲う構造になっています。このおかげで、実際よりも見た目に薄く感じるようになっています。素材もツートーンになってかっこよさを増しているという、デザインの巧さを感じます。
厚みのごまかし方として、Apple Watchは丸みを多用するという手を使っていますが、Galaxy Watch5は素材と構造のツートーンという攻め方です。
Galaxyのスマホはデザインがカッコいいと思ったことはありませんが(むしろダサいと感じます)、ウォッチは頑張っています。
左側面には、特に何もついていません。
裏面には、Apple Watchと同じようなゴツいセンサがついています。
付属の充電スタンドで、マグネット装着して充電します。充電時間は、30分で45%。
重量は、バンド込みで実測56gでした。
Apple Watchとの大きさ比較
Apple Watch Series 7の45mmとサイズを比較してみます。右がApple Watch。厚さはほとんど同じです。
ディスプレイの表示領域もほとんど変わりません。どちらも発色良くクリアな表示。写真では見づらいですが、ベゼル自体の厚みはあまり変わらないですが、全面フラットのGalaxyの方がベゼルが目立ち厚く感じます。
実際の使い勝手
気になるバッテリーの駆動時間ですが、丸2日は持ちません。私は、デスクで作業している時などに、いちいち手を動かすのが面倒なので常時表示ONにしていますが、それだと24時間後には残量30%くらいです。
当初は常時表示OFFにしていましたが、それでも丸2日はもちませんでした。
4よりもバッテリー容量は13%アップしていますが、やはりフル機能のwearOS搭載機では、Apple Watch同様にバッテリーは毎日充電が必要になります。
バッテリー駆動時間最重視であれば、スマートバンドを検討するのが良いでしょう。
バンドは、中にしまい込むタイプです。冒頭にも書いたとおり写真は青みがかって見えますが、しっかりマットなブラックです。厚みもあり、チープさは感じません。一般的な20mmバンドと交換可能。
操作は、他のwearOS搭載ウォッチと同じです。
ホームから右にスワイプすると通知が見られます。なお、周縁部に点々が見えますが、周縁部をスライドさせると左右にスクロールしてくれます。左右スワイプの代わりに、素早く各機能にアクセス可能。
上から下にスワイプすると、Androidと同様に設定ボタン(クイックパネル)が表示されます。
Galaxy Wearというアプリで母艦と接続しますが、アプリ上でももちろん↓のようにパネルのアイコンはカスタム可能です。
ホーム画面長押しでウォッチフェイスが変えられますが、アプリ上でウォッチフェイスを追加したりカスタマイズできます。
有料・無料含めて多数のウォッチフェイスがGoogle Playストアで配布されており、ウォッチフェイスを圧倒的な数の選択肢から様々にカスタムして楽しめるのは、wearOSならでは。
左にスワイプすると、さまざまな機能のタイルが表示されます。
タイルも、アプリで追加・削除や並べ替えができます。↓
体組成計はユニークです。中指と薬指でサイドボタンに触れた状態でしばらく待つと計測してくれます。
身長・体重は自分で入力しますが、そこから骨格筋・体脂肪量・BMI・体内水分量・基礎代謝量を計測してくれます。
もちろん医療用ではないものの、毎日継続して計ることでダイエットや健康管理の参考にできます。体重・身長をマニュアル入力しないといけないですし、きちんと計りたかったらタニタが必要ですが、タニタと比べてそこまでおかしな計測値は出ませんでした。
睡眠トラッカーもついています。スマホと連動させたいびき分析もしてくれます。
睡眠時間と睡眠スコアの表示はもちろんのこと、
覚醒時間を除いた正味の睡眠時間や睡眠中のカロリー消費量、
レム睡眠や深い睡眠など睡眠ステージごとの時間、
睡眠中の血中酸素レベルも計測してくれます。
ウォッチ上だけでなく、アプリでもトラック可能です。健康系は、S Healthというアプリと連動させます。
ただ、バッテリーが2日持たないので、睡眠トラッカーとして使うのがメインであれば、やはりスマートバンドの方が良いでしょう。
下から上にスワイプするとアプリ一覧が表示されます。
これもwearOS搭載機ならではで、Google Playストアからウォッチ用の様々なアプリを導入できます。
Outlookも、↓
LINEもあります↓
メールやメッセージを全文読めますし、過去に遡って確認することもできます。
Galaxy Wearアプリはシンプルです。特に使い方に迷うことは無いでしょう。
ウォッチ上で設定できることに加えて、より詳細な設定をすることができます。
Google Playストアで面白そうなアプリを探して入れられるのはwearOS機の醍醐味。ただ、ラインナップはもう少し充実してほしいですね。
健康管理系は、S Healthアプリで一括して確認・設定できます。
純正レザーバンドを使ってみる
バンドのラインナップがApple Watchよりも少ないのは残念ですが、サムスンからも純正のレザーバンドやスポーツバンドが出ています。
今回、Galaxy原宿に行って、↓のレザーバンドを購入してみました。
ネイビーですが、グラファイトの5ともよく合います。外側がレザー、内側がラバーで、レザーが腐食しにくいようになっています。
Galaxy原宿では7千円くらいしたのですが、アマゾンですと↓のように半額で購入できるようです。Apple純正品と違ってアマゾン等ECとの値差が大きいので、買うならアマゾンや楽天にしましょう。
良質ウォッチが欲しいAndroidユーザーは検討の価値あり!
以上、サムスン製の新型スマートウォッチGalaxy Watch5をレビューしてきました。
色々書きましたが、デザイン・機能・性能・表示クオリティなど、全方位で満足のいく一品です。
Androidユーザーでフル機能のスマートウォッチが欲しい方には、まず間違いのない選択肢になるでしょう。
まず無印のGalaxy Watch5は、44mmと40mmの2サイズあります。今回購入しレビューするのは44mm。男性はこちらの方が良いでしょう。
スマートウォッチが欲しい方は、ぜひチェックしてみてください!
今回のレビュー品は、44mmの無印Galaxy Watch5、カラーはグラファイトでした。
44mmはアマゾンの↓で税込48,800円。カラーはグラファイト、サファイア、シルバーの3色。
40mmは、↓で税込44,200円。グラファイト、シルバーは同じですが、もう一色はピンクゴールド。
Proの方は、↓の通り税込70,800円で、カラーはブラックチタニウムとグレーチタニウムの2色。サイズは45mmとなります。
デイリーガジェットYouTubeチャンネル!
(”ほぼ”毎日更新中!)
デイリーガジェットでは、UMPC(超小型PC)、スマホ、タブレット、レトロPCをはじめとして、商品のレビューやインタビューの動画を、YouTubeに”ほぼ”毎日公開しています。
デイリーガジェット動画部のVTuberである風林火山朱音とケンがゆるい感じにレポートしています。
ぜひ↓からチャンネル登録をお願いします!