今回は、シャオミの新型スマートバンド「Xiaomi Smart Band 7 Pro」をレビューします。
心拍数やストレスモニター、睡眠トラックなどの一般的なスマートバンド機能のほか、ナビゲーション機能(GPS/GLONASS/Galileo/Beidou)を使ったスポーツモードが便利です。
ランニングやサイクリングなどで、リアルタイムに距離や心拍数、消費カロリーを表示してくれます。
日本では、ナビゲーション機能に対応しない無印の「Xiaomi Smart Band 7」のみ展開されています。
GPS非対応のほか、ディスプレイサイズもコンパクトになっています。
「Xiaomi Smart Band 7 Pro」はAliExpressのこちらのページで、14日の午後3時59分まで、20ドルOFFクーポンが適用できて、69ドル(10,222円)でセール中。
それでは見ていきましょう!
外観とスペック
同梱物は、バンド本体と充電用ケーブル、マニュアルのみとシンプル。
マニュアルは分厚いのですが、日本語には非対応。ただ、バンド本体や母艦アプリは日本語対応で、マニュアルにはたいした情報は書かれていないので問題ないでしょう。
充電は専用の磁気プラグです。片側USB Type-Aになっています。
スペックは、1.64インチ(456×280)有機ELディスプレイ(326ppi)、輝度は最大500ニト、8MB RAM、32MB+128MBフラッシュメモリ、3軸ジャイロ、公称12日間バッテリー、充電時間は1時間、5ATM防水、Bluetooth 5.2 BLE接続、母艦はAndroid 6.0以上、サイズは44.7×28.8x11mmとなっています。
母艦アプリはシャオミ製スマートバンドでおなじみのMi Fitnessで、Google Playストアからインストールします。
本体には物理ボタンはついていません。すべてタップ・スワイプで操作します。
底面には、充電用端子と心拍数などを計測するセンサがついています。
バンドは一般的な穴あきタイプ。ワークアウトで外れにくいように、2カ所で固定するようになっています。防水で水泳中にもつけていられるので、これは良いですね。
有機ELのディスプレイは発色良く、表示はクリアです。動きもキビキビしています。
厚みは↓の通りですが、一般的なスマートバンドと比べて特に分厚いということもありません。外観は至極一般的なスクエアタイプ。
バンドはボタンを押すと取り外せます。AliExpressには、本機用の交換用バンドも売られています。
重量は実測で31g。スマートバンドとしては一般的な軽さです。
実際の使い方
母艦アプリのMi Fitnessは、シャオミ系のスマートバンドを複数ペアリング可能。
↓でレビューしたPOCO Watchも同じアプリが母艦です。
ライフロガーとしてのバンドは好みのものに付けかえて、データは本アプリ上で一元管理できます。(もちろんシャオミ系列のバンドの場合。他社系列のバンドはペアリングできません)
ウォッチフェイスは長押しで変更可能。
母艦アプリからは、150種類以上のフェイスをダウンロードすることができます。(”シンプル”というデザインカテゴリが最も種類が多いです)
母艦アプリ上では、各種設定やデータの確認・管理ができます。
健康モニタリングなど各種アプリが一覧になっています。
それぞれ中に入ると、↓のようにサブの設定項目が出てきます。
結構細かく設定可能で、かつ「終日トラッキング」「常時点灯」などバッテリー駆動時間に大きく影響が出るものはちゃんとアラートを出してくれます。
バンドの基本操作ですが、ホーム画面で上から下にスワイプするとスマホの通知が見られます。もちろん着信も受けられます。
右から左にスワイプすると、ウィジェットが順に表示されます。デフォルトでは、Amazon Alexa、天気、音楽コントロール、睡眠トラッカーです。母艦アプリから、心拍数や血中酸素レベルなど複数のウィジェットを追加することができます。もちろん順番も入れ替え可能。
左から右にスワイプすると、ワンタップ設定ボタンが表示されます。アイコンの意味が分からない場合でも、タップすれば日本語で説明が出ます。
たとえば左下のアイコンは、母艦スマホの位置を特定するためにスマホの着信音を鳴らしてくれる機能で、青くONになっているアイコンは”持ち上げてスリープ解除”です。
下から上にスワイプすると、アプリ一覧が表示されます。
Alexaや心拍数計、血中酸素計、ストレスレベル、生理周期、天気、カレンダー、スマホのカメラコントローラー、音楽コントローラーなど、一通りのアプリが入っています。
中でも本機の神髄は「ワークアウト」機能です。左上のダッシュしている人間がデザインされた黄色いアイコンです。
ワークアウトモードがすごい
本機が無印の「Xiaomi Smart Band 7」と異なる最大のポイントはナビゲーション(いわゆるGPS)機能を駆使したワークアウトモードです。
まずアプリを立ち上げると、↓のようにワークアウトの種類を選択できます。”トレーニングモード”という名称で、110種類以上。
たとえば屋外サイクリングを選択すると、↓のようにナビゲーションを機能させるために開けた場所に移動するようにメッセージが出ます。
“GO”ボタンを押すと計測スタートです。
3秒間のカウントダウンが開始します。
そこから、リアルタイムで経過時間・移動距離・時速・心拍数・消費カロリーが表示されます。
自転車をこぐと、どんどん値が更新されていきます。圧巻。
途中、新記録を達成すると、↓のような表示が振動とともに出てきます。モチベーションを保ち高めるのに有効。
付けたまま自転車を停めて屋内に入ると…
↓のように、GPSが機能する屋外に出るようメッセージが出てきます。
終了すると、時間と移動距離、コースの概略が表示されます。
もちろん母艦アプリとも連動。
ランニングしよう!とか、縄跳びしよう!痩せよう!みたいな決意とともに使い始めると、その気持ちを応援してくれるガジェットです。
睡眠トラッカーも充実
睡眠トラッカーも充実していますし、計測結果も正確です。
睡眠時間や、レム睡眠・浅い睡眠・深い睡眠・覚醒などおなじみの分布が出てくるほか、
睡眠中の心拍数や血中酸素レベルも計測してくれます。
また、睡眠スコアと、改善のためのヒントも表示してくれます。
健康管理やスポーツの友に
以上のようなヘルストラッキングや睡眠トラッキング、スポーツモードなどの充実により、本機には心身の健康を維持・向上するための手助けになる機能が多く搭載されています。
しかも1万円ちょっとで購入できるので、コスパも良好。
常時点灯をONにしても、24時間でのバッテリー消費は20%程度でした。GPSをONにしてスポーツモードを使うとかなりバッテリーを食いますが、Apple Watchのように一日でバッテリーがなくなるということもありません。
というわけで、こんな機能を求めていた!という方は、ぜひチェックしてみてください!
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