マイクロソフトが、Snapdragon 8cx Gen 3を搭載したミニPC「Windows Dev Kit 2023」(日本名「Windows開発キット2023」)を発表しました。
その名の通り、ARM Windows上でのネイティブアプリ開発をしたいデベロッパに向けて開発されたマシンです。同時に、現時点で最強クラスのスペックを持ったARM Windowsマシンになります。
マイクロソフトが昨日発表したこちらのリリースに詳細が記載されています。
スペックは、SoCにSnapdragon 8cx Gen 3、32GB LPDDR4x RAM、512GB SSD、Windows 11 Pro。
ポートはUSB3.2 Gen2 Type-C x2、USB3.2 Gen2 Type-A x3、mini DP、有線LANを備え、Wi-Fi6とBluetooth 5.1対応。
ほか、sTPMモジュールや、海洋由来再生プラスチック使用も。
開発者に向けたマシンのため、もちろんWindows Subsystem for LinuxやVisual Studio、VSCodeなどのツールがサポートされています。
Snapdragon 8cx Gen 3は、Cortex-X1 x4とCortex-A78 x4のオクタコア、Adreno GPUというパワフル構成で、前世代のGen 2よりも性能が85%向上。AIモデルの処理性能をアップするNPU搭載。
本機は、日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、カナダ、オーストラリア、中国の各国Microsoft Storeで入手可能で、詳細は明日10月26日開催のARM Dev Summitで説明されるようです。(日本マイクロソフトのページはこちら)
ネイティブアプリに課題のあるARM Windows。チップの性能向上と、こうしたマイクロソフト自身の普及活動、デベロッパの拡大によって、モバイルOS搭載端末を凌駕するWindows搭載最強モバイル端末が誕生する日を心待ちにしたいと思います。
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