昨今、Googleが自社スマホを積極的に展開しています。
日本はグローバルの中でも同社が最も力を入れている市場の一つ。世界の中でも数少ない、ハイスペックなスマホが売れる市場で、かつiPhoneシェアが世界一ですからね。日本の攻略なくして、Googleの悲願であるiPhone攻略はないわけです。アメリカ以外では、最も投資が集中していると言っても過言ではないでしょう。
さて、そんなGoogleのスマートフォンであるPixelシリーズは、独自チップのTensorを搭載し、ハイエンド性能ながらスナドラ搭載機やiPhoneよりも断然安いです。それだけでなく、強みのカメラやアップデートのスピード・頻度など、他社機とは一線を画す優れたポイントが少なくありません。
Pixelシリーズのうち、最新の最上位機種はPixel 7 Pro。Tensor 2搭載のフラッグシップ機ながら、124,300円という安さ。iPhoneやGalaxy、Xperiaなどのフラッグシップ機は20万円ないしそれ以上する中で、安さが際立ちます。
かくいう私も現在のメイン機はPixel 7 Pro。アンテナピクト問題などで何度かイライラしたものの、12万円台でこの性能というのは大満足です。
今回は、そんなPixel 7 Pro用のケースのレビューです。
Googleストアで販売されている3種類のケースをすべて購入し、順番に使ってきました。ケースが大好きなので、いつもつい買いすぎてしまいます。
ということで、純正ないし準純正扱いの計3ケースを比較レビューします。
では、順番に見ていきましょう。
Google「Google Pixel 7 Proケース」3,999円
まずはなんといってもGoogle謹製の「Google Pixel 7 Pro ケース」です。名前からして純正感あります。3ケースの中で唯一、Google製のケースになります。
素材は熱可塑性エラストマー。TPEと呼ばれる、固いゴムのようなシリコンのような素材です。お値段税込3,999円。カラーは3色。
魅力は、なんといっても中央にGoogleロゴが刻印されていること。Googleが好きなら、これだけでも買う価値があるかもしれません。
内側はこんな感じです。↓
重量は実測で37.3g。全重量の30%以上に再生プラスチックが使用されています。
Gロゴだけでなく、このケースは手触りが滑らかです。電源・音量ボタンの部分は再生アルミニウム。ボタンがメタルなのはグッドです。指紋やキズが目立ちやすいという難点はあるものの、純正ならではの質感を十分に楽しめます。
上下の縁はディスプレイよりも飛び出ているものの、左右はディスプレイよりも低くなっています。段差がある場所で伏せ置きしたときの画面保護観点では、ちょっと不安です。
Bellroy「Leather Case for Pixel 7 Pro」7,500円
続いては3ケースの中でもっとも高価なレザーケースです。メーカーはおなじみbellroy。オシャレSDGs系スマホアクセサリーブランドでは一番有名と言っても過言ではない、オーストラリアの周辺機器メーカー。カラーは3色。
こちらは、背面にはエコタンニングレザーが使われています。ベースの部分はリサイクル素材50%以上のポリマー。下部にbellroyロゴが刻印されています。
内側はリサイクル素材92%のマイクロファイバー。布地なので手触り良く、本体を優しく守ってくれそうです。細かい部分も丁寧に作り込まれています。
レザーケースながら重量は29.2gと、今回の3ケースの中では最軽量です。
フィット感は抜群。手触りはレザーながら古紙のようなカサついた柔らかさがあり、とても良いです。難点は、スマホをはめ込む時や外す時、信じられないほど固いこと。着脱の際には、ケースをぶっ壊すくらいの力を入れる必要があります。
上下の縁は盛り上がっています。さらに今回の3ケースの中では唯一、左右の縁も少しだけですが画面よりも盛り上がっています。画面防御力も高いです。
Case-Mate「Tough Clear Case for Pixel 7 Pro」2,899円
最後は、一番”普通”なTPU製の透明ケースです。
こちらはアメリカのCase-Mateというアクセサリーメーカーの製品。2,899円と今回の中ではもっとも廉価。カラーは透明のみです。
よくあるTPUすなわちグニグニ曲がる透明ケースです。下の方に、Case-Mateのロゴがプリントされています。
重量は32.1g。
装着感はこんな感じ。透明感があって、光沢加工により安っぽさはありません。ただTPUなので、経年で黄ばんでくるかもしれません。
こちらもGoogle謹製と同じく、上下が盛り上がっており、左右が盛り下がっています。
愛用しているのはbellroyの本革ケース
以上、Googleストアで販売されているPixel 7 Pro用のケースをすべて見てきました。
純正ないし準純正扱いなだけあって、不審な中華ブランドは一つもありません。いずれも著名なメーカーの製品です。デザインや品質はどれも満足いくものでしょう。
3種類を使ってみて、どれが一番良かったか?といえば、現在愛用しているのはbellroyの本革ケースです。
理由は、一番軽いことと、ディスプレイの左右も画面より盛り上がっていて画面保護力が高いことです。デザインは好みの問題だと思いますが、Google謹製とbellroyのものはいずれもデザイン性が高く手触りも良好です。(Case-Mateはただのクリアケースなので)
bellroyは唯一指紋が目立ちにくいという点も良いポイント。
お値段が最も高価なだけあって、着脱が大変なことを除けば、一番よくできたケースだと思いました。
というわけで、Pixel 7 Proユーザーの方は参考にしてみてください。
販売はGoogleストアのこちら。Bellroyのみアマゾンの↓でも売られています。
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