昨今にわかに盛り上がりを見せている電子ペーパーディスプレイ搭載端末。
先日もアマゾンから新たにKindle Scribeが登場し、↓でレビューしました。
電子ペーパー搭載端末は10インチ前後のタブレット形状であることが一般的ですが、ごく一部スマホサイズのものも出ています。
今回登場した中国のDasungという会社の「Dasung Link」は、さらに独特のコンセプトです。
本体は↓のように6.7インチというスマホよりも若干大きいくらいのサイズ。
この端末のどこが独特かといえば、本機はスマホとペアリングして使います。
スマホ本体をカバンやポケットに入れたままでも、本機で電子書籍やPDF、ウェブサイトを閲覧できます。
本機自体にOSやそれを動かすための高速なプロセッサが搭載されているわけではなく、本機はあくまで母艦スマホからの映像出力を表示し、インプットを送るだけ。タッチ対応のセカンドスクリーンなのです。
これにより、新たな電子ペーパー端末を持つことなく既存のスマホを活用して、電子ペーパーならではの紙のような視認性や視野角の広さ、バッテリー消費の低減が実現できるというわけです。電子ペーパー端末を持つメリットは何かを考えると、このコンセプトは理にかなっているようにも感じます。
もちろん、液晶や有機ELのような滑らかな画面書き換えはできないため、動画視聴やゲームには向きません。ですが、電子書籍を中心とした文字コンテンツの視聴にはむしろ便利でしょう。
本機は、ワイヤレス接続対応のAndroid版/iOS版、および有線接続モデルの計3種類があります。
ディスプレイは6.7インチで300ppi、厚さ8mm、5,000mAh/6,800mAh(オプション)バッテリーです。フロントライトは色温度やブルーライトの調整が可能。
Dasung Linkは、明日12月12日に中国で予約受付開始予定。グローバル展開は不明です。
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