有機ELのAndroid 12搭載2万円ゲーム機Anbernic RG505レビュー!【Playストアや日本語にも対応】

今回は、多数の携帯型ゲーム機をリリースしているAnbernicのAndroid 12搭載ゲーム機「Anbernic RG505」をレビューします。

日本語やGoogle Playストアにも対応しているのでAndroidゲームやエミュレーターのプレイが便利なほか、有機ELディスプレイで表示品質も高く、UNISOC T618搭載で処理性能も高めです。

Androidゲームで、ゲームコントローラーでのプレイに対応していないタイトルでも、タッチ操作で無理なくプレイできます。↓は原神。

昨今のAnbernic機は完成度がどんどん高まっていますが、本機もその流れにあります。

カラバリはグリーン・イエロー・グレーの3色で、今回レビューするものはグレーです。

本機は現在、Anbernicのこちらのページで、21,999円で販売中。

それでは、見ていきましょう!

外観とスペック

同梱物は、↓のとおり本体のほか充電用USBケーブル、液晶保護フィルム、マニュアルです。

マニュアルは英語と中国語ですが、特に難しいことは書いてありません。

本体は横長で左右に任天堂方式のコントローラーとジョイスティック。ディスプレイは有機ELなだけあり、発色クリアで見やすいです。

スペックは、SoCにCortex-A75 x2とA55 x6のオクタコアであるUNISOC T618、Mali-G52 GPU、4.95インチ(960×544)有機ELディスプレイ、4GB LPDDR4x RAM、128GB eMMC5.1、Android 12、デュアルバンドWi-Fi、Bluetooth 5.0、5,000mAhバッテリーとなっています。2.5時間充電で8時間駆動。

OSは日本語やGoogle Playストアにも対応しています。初期状態で対応していなくても、FOTAアップデートをかければ対応版になります。

UNISOC T618はじめ、有機ELディスプレイなど、Androidタブレットでいえば3万円クラスと同等のスペックです。SIMには対応していませんが、Android端末として見てもコスパ高め。

6軸ジャイロや振動モーター搭載。ストリーミングやキャストにも対応しています。

↓のように前面にはA/B/X/Y、十字キー、ジョイスティック、START/SELECTボタン。

背面は滑り止めグリップ。

上面にはR1/R2/L1/L2とUSB-Cポート、3.5mmイヤホンジャック。

底面にはデュアルスピーカーとmicroSDカードスロット、電源ボタンです。

右側面には音量ボタン。

左側面にはファンクションボタンとリセットボタン。

重量は実測で287gとなっています。スマホと考えると重めですが、両手操作が基本であるため、不思議とかなり軽く感じます。

ベンチマークスコア

ベンチマークスコアを見ておきましょう。

Geekbench 5は、シングルコアが342、マルチコアが1,275です。UNISOC T618の典型的スコアで、廉価Android端末の中では高め。

他機種と比べると、iPad mini 6の3~4割、アマゾンの7~8インチのKindleタブレットの倍くらいのスコアです。

ストレージ読み書きは下記の通り。シーケンシャルリードが速めになっています。

実際の使い勝手

エミュレーターなどこのゲームパッドが使えるゲームだけでなく、Android搭載でGoogle Playストアも使えるので↓のようにAPEXや原神などのゲームもタッチ操作でプレイできます。エミュレーターはPS2、Wii、ゲームキューブ、3DS、MSX、ネオジオなど20種類搭載。

APEXであればデフォルトで↓のように「スムーズ」設定で、引っかかりもなく動いてくれます。

FullHDありませんので一部文字が小さくなってしまいますが、逆に荒さも目立たず。この小さい筐体でプレイできることに少しの感動を覚えます。

原神も同様です。画質”中”まではいけます。

ブラウジングについても、結構滑らかです。

動画も有機ELで綺麗なうえ16:9で上下に黒帯も出ず、音質もそんなに悪くありません。

Steam Deckのようにカーソルキーで文字入力までできればベストでしたが、そこは画面タッチになってしまいます。ただ、本機は画面タッチ操作も違和感なくできる絶妙なサイズ感になっていますので、大きなストレスは感じません。

携帯ゲーム機としてもAndroid端末としても魅力的

Androidが動くとできることの幅も広がり、かつディスプレイも表示品質良好で携帯ゲーム機にしてはそこそこの大きさ・解像度があり、またUNISOC T618搭載で処理性能も廉価機としては低くないため、エミュレーター用の携帯ゲーム機としてだけでなく、Android端末としても魅力的な一台に仕上がっています。

両手で持つ形状なので200g超えですが軽く感じますし、カバンに一つ忍ばせておくとテンションが上がる端末です。

気になった方は、ぜひチェックしてみてください!

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