今回は、Chuwiから新発売になったAndroidタブレット「Chuwi HiPad XPro」をレビューします。
特徴はベゼル薄めのFullHD+ディスプレイと薄型軽量メタルボディ、デュアルSIM対応、そしてwidevine L1です。
widevineはコンテンツセキュリティレベルで、多くの中国メーカーのAndroidタブレットはL3。これですと、高解像度ディスプレイを搭載していても、NetflixやアマゾンPrimeビデオなどの動画サービスの高画質再生が不可になります。
ですがこのChuwi HiPad XProはwidevineがL1なので、存分に高画質動画を堪能できます。
音質や画質も悪くなく、Apexなどのゲームも↓のように問題なくプレイ可能。
それでいて、現在AliExpressのこちらの公式ページで22,956円でセール中。
Get couponsをクリックして表示されるコードを適用すれば、さらに200円ちょっと値引かれます。
外装も処理性能も価格もバランスよく、かなりよくできた一台でした。
というわけで、見ていきましょう!
外観とスペック
まずは同梱物から。↓のように、タブレット本体のほか、USBチャージャー、ケーブル、SIMピン、マニュアル類が付属します。スクリーン保護シートははじめから貼られています。
マニュアルは日本語対応。
付属のチャージャーは小型です。出力は10w。
スペックを見ておきましょう。
- SoC:UNISOC T616
- GPU:Mali G57-3EE
- RAM:6GB LPDDR4
- ストレージ:128GB UFS
- 拡張ストレージ:microSD
- OS:Android 12
- ディスプレイ:10.51インチ(1920×1200)
- カメラ:リア13MP+0.3MP、フロント8MP
- Wi-Fi:2.4GHz/5.0GHz 802.11 b/g/n/ac
- Bluetooth:5.0
- SIM:デュアル nano SIM
- 対応バンド帯:GSM: B2/B3/B5/B8、WCDMA: B1/B2/B4/B5/B8、LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/17/B20/B38/B40
- GPS:対応
- サイズ:246.4×161.51×7.3mm(厚さ実測)
- 重量:486g(実測)
- スピーカー:8Ω1wクアッド
- センサ:加速度、光、近接
- widevine:L1
- バッテリー容量:7,000mAh
UNISOC T616は、Cortex-A75 x2とA55 x6のオクタコア。ベンチマークは後述しますが、動画視聴やブラウジングは滑らかで、重い3Dゲームも設定を落とせばスムーズにプレイ可能です。
ほか、デュアルSIMやGPSにも対応しており、2万円台前半としてはコスパ高い構成。画面の表示品質も良好です。
メタルな薄型ボディは高級感があります。背面にはChuwiロゴのほか、技適もプリントされています。
長辺サイドには電源・音量ボタン。
短辺にはUSB-Cポートとスピーカー穴(左右2つずつで計4スピーカー)、nano SIM/microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック。イヤホンジャックは見づらいですが、右端に位置しています。
付属のSIMピンでスロットを開きます。nano SIM x2もしくはnano SIM / microSDの排他方式。
逆側短辺はスピーカー穴のみ。
ベゼルが薄く本体も薄いため、10インチながら本体は片手でも掴めるコンパクトさ。
重量は実測で486gでした。ヒンヤリメタルボディと、薄さ・軽さが印象的です。筐体はとても良いです。
ベンチマークスコア
ベンチマークスコアを見ておきましょう。
Geekbench 5では、シングルコアが367、マルチコアが1,513でした。UNISOC T618とほぼ同じです。
ストレージ読み書きについては、UFSなのでシーケンシャルリードが500MB/sに迫る高スコア。読み込みは特に高速。
実際の使用感
実際に使っての印象です。
まずプリインアプリですが、変なソフトは入っておらず、↓のようにごくシンプルなもの。
widevine L1の真価を発揮する動画の視聴は快適です。ディスプレイの表示品質はクリアで、音量は小さめながら4スピーカーのサウンドクオリティは良好。
ブラウジングについても、引っかかりや遅さなどは感じずスムーズ。
ゲームについても、Apexをはじめとした3Dゲームも問題なくプレイ可能。
Apexは「ノーマル」でした。T606あたりですと「スムーズ」に落とされるのですが、それよりは綺麗な画面です。
廉価機としては、合格点以上の出来映えです。
コスパ・満足度高い一台
以上、Chuwiの新型Androidタブレット「Chuwi HiPad XPro」を見てきました。
本機は、2万円台前半という値付けながら、外装のクオリティ、処理性能、表示品質、音質などいずれもこの価格帯ではかなりの上位クラス。
また、イヤホンジャック搭載でGPSやデュアルnano SIM、microSDにも対応していて、機能周りも十分です。(ジャイロは非搭載です)
なにより、widevine L1ということで、これまでの廉価タブレットでどうしても気になっていた課題をクリアしており、2万円台前半の機種として合格点を優に超えているでしょう。
オススメ度は高いので、widevine L1の廉価Androidタブレットをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!
デイリーガジェットYouTubeチャンネル!
(”ほぼ”毎日更新中!)
デイリーガジェットでは、UMPC(超小型PC)、スマホ、タブレット、レトロPCをはじめとして、商品のレビューやインタビューの動画を、YouTubeに”ほぼ”毎日公開しています。
デイリーガジェット動画部のVTuberである風林火山朱音とケンがゆるい感じにレポートしています。
ぜひ↓からチャンネル登録をお願いします!