今回は、多数の廉価ノートパソコンやタブレットをリリースしているTeclastから新登場した格安タブレット「Teclast T40S」をレビューします。
iPad Airと同じ重さで、ボディも廉価機としては薄め。2万円なら悪くない選択肢。
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それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
まず同梱物ですが、本体のほかマニュアル、USB Type-C to Aケーブル、USB-Aチャージャー、microSDカードスロットを開けるピンです。
マニュアルは複数言語対応で、日本語にも対応。
本体はベゼルも厚すぎず、外観はメタルで安っぽさはありません。
スペックは、SoCにMediaTek MT8183を採用。これはCortex-A73 x4とA53 x4のオクタコア。GPUはMali-G72 MP3。
これは↓でレビューした「N-One NPad Plus」と同じチップセット。
↓に採用されているUNISOC T616やT618よりもコアのパフォーマンスが落ちるため、後述するベンチマークスコアも少し落ちます。ただ、価格は1万円台を付けられる廉価チップ。
Helioの下位チップのように通常利用に支障をきたすような遅さではないため、安さと使い勝手の最低限のバランスをとったチップです。
ほか、8GB LPDDR4x RAM、128GB UFS2.1ストレージ、Android 12、10.4インチ(2000×1200)IPSディスプレイ、リア13MPフロント5MPカメラ、6,000mAhバッテリーとなっています。最大1TBのmicroSDカードスロットを搭載。widevineはL3です。
センサは加速度、光、近接。ジャイロは非搭載。
通信はデュアルバンドWi-FiとBluetooth 5.0。ほかGPSにも対応しています。生体認証は顔です。
筐体は厚さ実測7.95mmなので、廉価機としては薄い方です。
背面はメタルです。PSEマークや技適番号が書かれたシールが貼られています。
上部にはmicroSDカードスロット。
付属のピンで開きます。
側面には電源・音量ボタンと充電用USB-Cポート。
底面にはデュアルスピーカーです。
iPad Airとの比較
iPad Airと比べてみますと、フットプリントは一回りコンパクトになっています。長辺は同じくらいですが、短辺が本機はかなり短いです。
実測重量は本機が479gに対して、
iPad Airが473gとほぼ同じ。
実際の使い勝手
ディスプレイ表示品質は普通です。普段ハイエンドなスマホを使っていると少し暗めに感じると思いますが、一般的な廉価タブレットと同じくらい。
通常のブラウジングや操作で、そこまでストレスに感じることはありません。ヌルサクとはいきませんが、1万円以下タブレットのようなモッサリ感・引っかかりはありません。
スピーカー音質も普通です。音割れなどはありませんし、音量も大きく出ます。が、綺麗な音が出るというわけでもありません。これも一般的な廉価タブレットと同じような音です。
ゲームについては、UNISOC T616やT618ですとApexなどの3Dゲームもそこまでストレスなくプレイできますが、本機はプレイはできるものの、たまに引っかかりを感じます。
重い3Dゲームではないタイトルであれば、快適にプレイ可能でしょう。
カメラ性能
カメラ部はモダンで、AIが訴求されています。背面13MPです。ですが2眼風デザインですが片側はLEDなので単眼です。
写真を撮ってみましょう。
↓が本機で撮ったもので、
↓がPixel 7 Proで撮ったもの。ハイエンド機と比べると、さすがに黒潰れや全体的な色味の青さが目立ちます。
↓が本機で、
↓がPixel 7 Proです。
AIカメラとはいえ、撮影品質についても一般的な廉価タブレットと同等程度と思っておきましょう。
ベンチマークスコア
ベンチマークスコアを見ておきます。
Geekbench 6は、シングルコアが273、マルチコアが1,019です。
UNISOC T616や618であれば、それぞれ400/1,500位なので、それよりも3分の2くらいのスピード。
ストレージはUFSなので、↓のようにeMMCと比べると特に読み込み速度が速めです。
軽量廉価機。2万円なら悪くない
以上、Teclastの新機種、Teclast T40Sを見てきました。
処理性能や画質、スピーカー音質、カメラなどはいずれも、よくある2万円前後タブレットのものと同等でした。
一方で本機は8mmを切った厚さとiPad Air同等の重量ということで、一般的な廉価タブレットよりも少し薄く軽くなっています。
そのため、コンパクトな格安機を探している方には悪くない選択肢かもしれません。
UNISOC T616/618機は2万円~3万円が一般的ですので、それよりワンランク安く、そこまでストレスなく使えるという意味では、2万円ないしそれを切った価格での現在のセール価格においては、コスパも悪くないと言えるでしょう。
コンパクトめな格安Androidタブレットをお探しの方は、チェックしてみては。
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