今回は、まもなく国内発表される新型のポータブルゲーミングPC「AOKZOE A1 Pro」の実機をお借りしたので、レビューしたいと思います。
ハイビーム公式ストアほかで販売開始しました。(クオンタムブルーがこちら、ルナホワイトがこちら)
↓でレビューした、Ryzen 7 6800Uを搭載した初代AOKZOE A1の後継機です。
筐体はほぼ踏襲していますが、SoCを1世代新しいRyzen 7 7840Uにグレードアップしています。
現在、初代A1はセール中。税込139,800円のところ、こちらの公式ストアや↓のアマゾンで16GB/512GB版が111,840円になっています。
※2023/6/14追記:Pro発売後、A1は99,800円~に価格改定されました。
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
同梱物は、本体のほかマニュアル類、USB-Cチャージャー、USB-Cケーブル。これはサンプル品なので、量産品では同梱物構成は変わるかもしれません。
チャージャーはUSB-C単ポートで、100wの大出力GaNです。
続いて本体。初代と同じ筐体で、おなじみXbox風ゲームコントローラーのほか、いくつかのファンクションボタンがついています。
右下が「TURBO」ボタンとスクリーンキーボード表示ボタン、左下がホームボタンです。
スペックは、Zen4アーキテクチャで8コア16スレッド、最大5.1GHzのRyzen 7 7840U、RDNA3アーキテクチャで2.7GHzのAMD Radeon 780M GPU。
ほか、ディスプレイは8インチ(1920×1200)IPSでsRGB 100%、10点マルチタッチ対応、32GB LPDDR5x RAM、2TB PCIe4.0x4 SSD、17,100mAhで65Whバッテリーとなっています。
6軸ジャイロや振動モーターも内蔵。本体前面左右下には、緑色のライティングエリアもあります。
ポート類ですが、上部にUSB4.0 Type-C、USB3.0 Type-A、3.5mmイヤホンジャック。ほか電源・音量ボタン。
背面には空気穴と収納式スタンド。背面のファンクションボタンはありません。シンプル構成。
スタンドを使えば、↓のようにNintendo Switchライクに立てかけてプレイすることもできます。
底面にはUSB3.1 Type-CとmicroSDカードスロットです。
重量は実測で736gです。
使い勝手とベンチマークスコア
続いて、気になる使い勝手とベンチマークを見ておきましょう。
操作中に右下の「TURBO」ボタンを押すと、↓のようにTDPやファン回転数などをいつでも切り替えられます。
ベンチマークスコアは、まずTDPを20wにまで高めて計測。(28wだとなぜかうまくいかず、20wを高出力として計測値を載せておきます。28wで稼働した場合は、さらにスコアは上がるはずです)
FF14ベンチの「標準品質(ノートPC)」FullHDでは、「快適」の10,123でした。
「高品質(ノートPC)」FullHDでも、「快適」の9,104です。
標準出力では、「標準品質(ノートPC)」FullHDで「快適」の8,400。
CINEBENCH R23は、TDP 20wでシングルコア1,368pts、マルチコア10,892pts。
他のチップとの比較が↓です。
また、標準出力でも、↓のとおり1,367ptsと6,108ptsでした。
上記スコアは、↓でレビューしたAMD Ryzen Z1 Extreme搭載のASUS ROG Allyとよく似ています。
Z1 Extremeにはいくつかチューニングが入っているものの、体感パフォーマンスとしてはRyzen 7 7840UとRyzen Z1 Extremeはほとんど同じくらいです。
続いてCrystalDiskMarkの計測値は↓の通りでした。
ハイパフォーマンスで使いやすいポータブルゲーミングPC
以上、AOKZOE A1 Proを見てきました。
特に気になる点や変わった点はなく、8インチの大きめ画面でポータブルにPCゲームを楽しめるシンプルによくできた一台です。
というわけで、気になった方はハイビームのページやお店をのぞいてみてください!
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