今回は、多数の優良な通電系周辺機器をリリースしている大阪の株式会社CIOから新たに登場したUSB-Cチャージャー「CIO NovaPort SLIM」をレビューします。
「薄さ」をコンセプトにした、ユニークで便利でカッコいいチャージャー。しかも2ポート搭載で、65wと高出力、100g切りの軽量さと、素晴らしい特徴が多数ある魅惑のチャージャーです。控えめに言って”最高”です。
昨今、GaN(窒化ガリウム)充電器が一般的になってきて、従来よりも小型軽量高出力なものが増えてきました。
ただ厚みを抑える方向にいった製品は多くありません。
ソニーのVAIOから始まり、UltrabookやMacBook Airの流れにあるように、ノートパソコンはフットプリントの小ささよりも薄型化の方が可搬性に貢献するという発見が業界にありました。カバンに入れて持ち運ぶことを考えたユーザー目線での進化です。
本機は、USBチャージャーにもこの「薄さ」のメリットをもたらす製品です。
現在、↓で税込5,980円で販売されていて、アマゾンでは10%OFFクーポンもついています。
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
同梱物は、チャージャーとマニュアル類。
マニュアルは日本語と英語です。
手に取った印象は、軽くて薄い。シボ加工とメタルのCIOロゴはおなじみで、安っぽさの無い上品なデザインです。
底面にはUSB-Cポートが2つついています。CIOカラーであるパープルの端子が見えます。
厚さはわずか14mm。高出力チャージャーとして、本当に薄いです。
出力は1ポートの場合最大67w。2ポート同時利用の場合は65wになります。サイズは85x47x14mmです。
出力電流・電圧の組み合わせは、本体裏面にもプリントされています。↓
プラグは収納可能で、持ち運ぶ際にかさばらないようになっています。
重量は実測で95g。2ポート65w出力ながら100g切りというかなりの軽量ボディ。
実際の使い勝手
持ち運びの快適さはもちろんのこと、コンセントに差し込んだ時のすっきり感も快適です。
コンセント周りの面積が狭い場合に引っかかるかと懸念していたのですが、今のところ空港や新幹線、ホテル、オフィス、自宅などで使ってそういう場面には遭遇していません。むしろ思った以上に幅もすっきりしていて、何より厚みを取らないのが良いです。
本機は、Nova Intelligenceという電力自動振り分け機能を搭載しています。
デバイス側の電圧を元に、45w+20w、30w+30w、20w+20wなど、最適な電力に振り分けてくれます。
よくある複数ポートチャージャーでは、ポートごとに上限出力固定だったりして不便なのですが、本機はそういったデメリットがありません。
外出先でスマホやタブレット、イヤホンだけでなく、ノートパソコンもパワフルに充電してくれます。
どれだけ薄いか
同じく65w出力の小型チャージャーと、形や大きさを比べてみましょう。
↓でレビューした「NovaPort TRIO 65W3C」と、Anker 735です。
まず厚みは、↓のように本機の薄さが際立っています。2ポートとはいえ、この薄さは衝撃です。
フットプリントは本機が広いのですが、Ultrabookコンセプト同様に持ち運びにはフットプリントよりも薄さの方が重要であるケースが多いです。
重さも、本機が100g切りなのに対してAnkerは↓のように127gと20%以上重いです。
「NovaPort TRIO 65W3C」はAnkerよりも軽いですが、それでも100g以上はあります。
携帯ニーズにドンピシャの逸品
以上、株式会社CIOから新登場した高出力チャージャー「CIO NovaPort SLIM」を見てきました。
軽さや出力の高さ、2ポート搭載、デザインの良さだけでなく、本機はUSBチャージャーの世界に「薄さ」を持ち込んだ素晴らしい製品でした。
カバンやクラッチにチャージャーを入れると、これまではどうしてもボコッとした厚みが気になっていました。
本機にはそれがなく、かつノートパソコンも余裕で充電できる高出力。
また、価格も5,000円ちょっとと安いので、コスパにも優れた逸品です。
というわけで持ち運び用のUSB充電器をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!
デイリーガジェットYouTubeチャンネル!
(”ほぼ”毎日更新中!)
デイリーガジェットでは、UMPC(超小型PC)、スマホ、タブレット、レトロPCをはじめとして、商品のレビューやインタビューの動画を、YouTubeに”ほぼ”毎日公開しています。
デイリーガジェット動画部のVTuberである風林火山朱音とケンがゆるい感じにレポートしています。
ぜひ↓からチャンネル登録をお願いします!