今回は、多数の廉価タブレットやノートパソコンをリリースしているTeclastから新登場したHelio G99搭載のAndroid 13タブレット「Teclast T50 Pro」をレビューします。
Helio G99搭載ということで、従来の廉価機よりもワンランク上の性能を持っています。
ほか、ジャイロやデュアルSIMにも対応していて、筐体も7.8mmと薄型です。
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それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
同梱物は下記の通り、本体とマニュアル類、SIMピン、USB-Cケーブル、USB-Cチャージャーです。チャージャーは海外プラグですが、USB-Cなので汎用チャージャーで充電可能です。
本体は↓のようにベゼルも薄めでモダンなデザインです。
スペックです。SoCのHelio G99は、6nmでCortex-A76 x2とA55 x6のオクタコア。ほか、Mali-G72 MP3 GPU、8GB LPDDR4x RAM、256GB UFS2.2ストレージ、11インチ(2000×1200)IPSディスプレイ、リア20MPフロント8MPカメラ、8,000mAhバッテリーという構成。OSはAndroid 13。
デュアルバンドWi-Fi、GPS、6軸ジャイロ、光・近接センサ、デュアルnano SIMによるモバイルデータ通信、18w急速充電に対応しています。widevineはL3です。
対応バンド帯は、4G(TD-LTE):B34/B38/B39/B40/B41(FDD-LTE):B1/B3/B5/B7/B8/B20;3G(WCDMA):B1/B2/B5/B8;2G(GSM):B2/B3/B5/B8。
背面は↓のように、エッジに丸みを帯びたフラットなメタル外装。安っぽさはありません。
厚みは実測で7.8mm。廉価機としてはけっこう薄いです。
上部には電源・音量ボタン。
底部はマイクのみ。
側面にはUSB-Cポートと2スピーカー、microSD/SIMスロットです。
付属のピンでスロットを開けると、SIM/microSDスロットが出てきます。microSD + nano SIMもしくはnano SIM x2の排他方式。
逆側面にも2スピーカー。合計横向き左右に4スピーカーついています。
カメラは背面2眼とLED。20MPと0.3MPです。
また、背面には技適番号などが張られています。
重量は実測で505g。軽くはありませんが、そこまでズシリ感も感じません。11インチとしては標準的。
iPad Airとの大きさ比較
iPad Airと大きさを比較すると、フットプリントは↓の通り。iPad Airよりも縦長になっています。
ベゼルはほぼ同じで、若干薄いくらいです。筐体の厚さも、ほぼ同じです。iPad Airを横長にしたようなボディだと思っておけば間違いないでしょう。
実際の使い勝手 – Android 13でタブレットUI改善
初期画面は↓のように至極シンプル。
横向きだと↓のようになります。
プリインアプリは↓のみで、これまたシンプル。
Android 13搭載ということで、タブレットUIが改善されています。
たとえばアプリドロワーは↓のように見やすくなっていますし、マージンも自然です。(これまでのAndroidは、タブレットで見ると全体的に間延びしていました)
また、通知領域も左右に分かれていて、タブレットで機能的に。3ボタンも右下にまとめられていて使いやすくなっています。
ただ、設定画面はまだタブレット表示に最適化されていません。↓のようにスマホを横に引き延ばしたようになります。
↓でレビューしたPixel Tabletですと、設定画面もタブレット表示に最適化されていたので、このあたりはさらなる改善を期待したいところ。
ブラウザを見ても、横向きだとPCと変わらずタブブラウジング可能。表示もきれいです。
縦向きだとモバイル向け画面になります。
スピーカー音質も良好で、ベンチマークの項で後述するように処理性能やストレージ読み書きも高速なので、ゲームも動画もブラウジングも全体的に動作がスムーズで使い勝手良好です。
カメラはオマケ
20MPカメラが搭載されていますが、↓のように画質が良いとはいえません。
↓はPixel 7 Proで撮影したもの。カメラについては他の廉価機同様、オマケ程度と考えて起きましょう。
ベンチマークスコア – けっこう高速
ベンチマークスコアを見ておきます。
Geekbench 6では、シングルコアが713pts、マルチコアが1,888ptsとなっています。Snapdragon 750G同等とのことですが、確かに型落ちスナドラ700系くらいのスムーズさです。
ストレージはUFS2.2ということで、↓のように読み書きスピードは速いです。
原神も、”中”画質でプレイできます。
2万円台ならお買い得
以上、Helio G99搭載新型Android 13タブレット「Teclast T50 Pro」をレビューしてきました。
Helio G99は従来のUNISOC T600系よりも頭一つ抜けた処理性能を持っており、価格とパフォーマンスのバランスが良好となっています。
さすがにハイエンド機のようなヌルサクとまではいきませんが、ゲーム・動画視聴・ウェブ視聴やアプリ・システムアップデートなど、一通りの操作はスムーズで高速でした。
というわけで、2万円台なら悪くないと思いますので、高コスパな廉価タブレットをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!
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