今回は、新発売になった8.4インチiPad miniサイズでUNISOC T616搭載、widevine L1の小型Androidタブレット「Headwolf FPad3」を早速購入して使ってみたのでレビューします。
こちらのページで25,999円のところ、現在9,000円OFFの16,999円でセール中。
格安タブレットではありますが、↓のようにベゼルも狭く筐体はメタルで高級感あり、かなり良く出来た一台。
なお、本機は↓でレビューした「Alldocube iPlay50 mini」と、筐体もスペックも価格も非常に似通っています。
「Alldocube iPlay50 mini」が↓のページで16,999円から現在15%OFFの14,449円。
価格は本機の方が高いですが、iPlay50 miniはUNISOC T606ということで、T616の本機の方が若干速いです。
というわけで、見ていきましょう!
外観とスペック
まず外箱から、相当な小ささ。
中にはタブレット本体のほか、USB-Aチャージャー、USBケーブル、SIMピン、マニュアルが入っています。
チャージャーは10w出力で小型軽量。
マニュアルは日本語対応しています。意外と分厚く、色々書かれています。
本体はメタル外装で、背面にはHeadwolfのオオカミアイコンが刻印されています。カッコいいと感じるかダサいと感じるかは人それぞれ。
カメラはシングルで、LEDフラッシュもついています。
筐体は7.66mmと廉価タブレットとしては結構な薄型。
スペックを見ておきましょう。
SoCのUNISOC T616は、Cortex-A75 x2とA55 x6のオクタコア。2万円台タブレットによく採用されているチップなので、コスパは高いです。GPUはMali-G57。
ほか、4GB LPDDR4 RAM、128GB eMMCストレージ、Android 13、8.4インチ(1920×1200)ディスプレイ、60Hzリフレッシュレート、5,500mAhバッテリー。カメラはリア13MP、フロント8MP。生体認証は顔認証。widevineはL1です。
センサは加速度のみで、ジャイロ等は非搭載。GPSは対応です。
通信はデュアルバンドWi-Fiのほか、Bluetooth 5.0とデュアルnano SIMによるモバイルデータ通信対応。
対応バンド帯は、FDDがB1/3/5/7/8/19/20/28AB、TDDがB41、GSMがB2/3/5/8、WCDMAがB1/2/5/8となっています。
ちなみにSoC以外でのiPlay50 miniとの違いは、ストレージが本機が128GB eMMCに対してiPlay50 miniが64GB UFS。
バッテリーが本機が5,500mAhに対してiPlay50 miniが4,000mAh。
また、重量が本機が実測321gに対してiPlay50 miniが290gとなっています。
本機の方がSoCは良いですが、ストレージはiPlay50 miniの方がUFSなので速い(ベンチマークのシーケンシャルリードは3倍弱違います)、バッテリー容量は本機が多い代わりに少し重い、といった違いです。
左側面には、↓のようにSIM/microSDスロットと、見えにくいですが角に3.5mmイヤホンジャック。
上部にはマイク。↓
底面にはUSB-Cポートと2スピーカー。↓
右側面には電源・音量ボタンです。
重量は前述した通り、実測で321gでした。iPad mini 6と同じくらいです。
ベンチマークスコア
続いて、まずはベンチマークスコアを見ておきましょう。
Geekbench 6のスコアは、CPUのシングルコアが453、マルチコアが1,545。
GPUスコアは506でした。
最近レビューしたいくつかの端末と比較すると下記の通り。まずはCPUスコア。(シングルコア/マルチコア)
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):379/1372
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):453/1545
- Helio G99(Blackview A200 Pro):732/2049
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):882/1966
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):954/2353
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):1304/3289
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):1341/3044
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):1809/4559
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):2023/5235
GPUスコアは下記の通りでした。
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):448
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):506
- Helio G99(Blackview A200 Pro):1305
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):1346
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):2335
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):3274
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):4464
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):6136
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):7138
というわけで、iPlay50 miniよりも若干速いです。(が、もちろん体感で分かるレベルではありません)
ストレージ読み書きは下記の通り。eMMCなのでUFS機より遅いです。
実際の使い勝手
続いては実際の使い勝手を見ていきましょう。
まずおなじみ原神から。
デフォルトの画質設定は”最低”で“スムーズ”になります。
設定”低”でデバイス負荷”やや高い”になりますが、これでもプレイは可能。
8インチ画面ということで、画質”低”以下ですと、スマホよりは荒さが目立ちます。
デイリーガジェットを表示すると↓の通りで、スマホと同等の見え方になります。
YouTubeの16:9動画を表示すると、↓のように上下に黒帯が出ます。
音質は良くもなく悪くもなく。iPlay50 miniと同じです。音割れなどはなく、ある程度の音量まで出ますが、片側から鳴るので横置きでは少し違和感を感じる程度。
設定画面も、↓のようにスマホと同じ表示。
設定アプリで左右2分割になるなどタブレット表示に最適化しているiPlay50 miniよりも、スマホに近い表示です。
ですが、iPlay50 miniの設定画面は決して見やすくありませんので(不自然な改行など)、潔くスマホ表示にしてある本機のほうが見やすかったです。
なお、Android 13なので↓のように分割画面にも対応しています。
カメラはオマケ
リア13MPカメラはオマケ程度。タブレットにカメラ性能を期待する方は少ないでしょうが、一応変なパンダを撮影しておきます。
↓がPixel 7 Proのもの。鮮やかさ、明るさ、細部の荒さなど、比較になりません。(縮小画像で分かりづらいかもしれませんが)
Alldocube iPlay 50 Miniとほぼ同じなのであとは値段
以上、「Headwolf FPad3」を見てきました。
iPlay50 miniと、細かいスペック上の違いや挙動の違いはありますが、体感で分かるほどの違いはありません。
外観は両機そっくりで、いずれも見た目にチープさはなく、むしろ品質高い仕上がりになっています。
というわけで、どちらを選んでもNGということはありませんので、あとは値段が安くなっている方を買うのが良いでしょう。
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