今回は、昨今怒濤の勢いで新商品が登場してきた8インチの小型Androidタブレット新機種「Doogee T20 mini」をレビューします。
本機は現在、↓のページで16,900円でセール中。
ちなみにこれまで、同クラスの8インチタブレットである「Alldocube iPlay50 mini」と「Headwolf FPad3」を↓で比較レビューしました。
「Doogee T20 mini」もこのクラスに入り、1万円台ながら格安タブレットとして現実的な処理性能を持った優秀な一台。
後ほど3機種で筐体比較もしますが、取り急ぎスペックと価格は↓の通り。
これを見ても分かるように、今回の「Doogee T20 mini」と「Headwolf FPad3」の方が、少しスペックが高くなっています。
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
まず同梱物は、↓のように本体、マニュアル、USB-A充電器、USB A to Cケーブル、SIMピンとなっています。
マニュアルは日本語対応。
充電器は非常に軽量コンパクト。
出力は10wです。PSEマークもついています。
本体ですが、薄型軽量で背面にはDOOGEEロゴと大きめのカメラバンプがついています。
スペックは冒頭の表の通りですが、SoCにはスナドラ660やHelio P65同等性能のUNISOC T606を採用。Cortex-A75 x2とA55 x6のオクタコアで、廉価タブレットの中ではだいぶマシな部類です。GPUはMali-G57 MP1。
RAMは4GB LPDDR4、128GB eMMCストレージ、8.4インチ(1920×1200)ディスプレイ、輝度は350ニト、5,060mAhバッテリー、リア13MPフロント5MPカメラ、Android 13となっています。
widevine L1対応で、デュアルSIMによるモバイルデータ通信に対応。
センサ類は競合機の中で一番多く搭載していて、ジャイロ・磁気・加速度センサです。
上部には↓のようにアンテナ部とマイク、3.5mmイヤホンジャック。
左側面にはnano SIM/microSDカードスロット。
底部にはUSB Type-Cとデュアルスピーカー。
左側面には電源・音量ボタンです。↓
重量は実測で331gでした。
競合機との比較
あらためて本機(真ん中)を、「Alldocube iPlay50 mini」(左)と「Headwolf FPad3」(右)で並べます。背面は本機のカメラバンプが特徴的。
厚みは同じです。
右側面は、本機とFPad3が同じ。この後も見るように、本機の外装は背面パネル以外はFPad3と同じとなっています。
底面は、一番下がiPlay 50 miniです。それ以外はデュアルスピーカー搭載。
左側面は、全機種3.5mmイヤホンジャックとmicroSD/SIMスロット。
スペック表を改めて見てみます。
SoCならFPad3、センサなら本機、安さとストレージ速度ならiPlay50 miniとなります。
実際に3機種とも輝度最大で同じページを開いた様子が↓。
写真の角度で真ん中の本機が一番明るく見えますが、実際はどうかというと、一番左のiPlay 50 miniは一番暗く、一番右のFPad3は若干黄色がかっていて、真ん中の本機が表示品質は一番良かったです。(FPad3とほぼ同じですが)
また、スピーカーについても、デュアルスピーカーの本機とFPad3の方が、明らかにiPlay 50 miniよりは良いです。
ベンチマークスコア
最後にベンチマークスコアを見ておきます。
表にもありましたが、UNISOC T606の本機は、Geekbench 6のスコアが下記の通り、シングルコアが381、マルチコアが1358です。
GPUスコアは447でした。
原神をプレイすると、最低画質設定になります。
画質は粗いものの、プレイは比較的スムーズにできます。もちろんゲーム用のタブレットではありませんが、参考まで。
ストレージはeMMCなので、読み書き速度は↓の通り。
競合機と比べて表示品質とジャイロ搭載が良い
以上、8インチ小型タブレット「Doogee T20 mini」を見ていきました。
処理性能こそFPad3に軍配ですが、多くのスペックでiPlay50 miniを上回っていて、またディスプレイの表示品質や搭載センサ類の多さはFPad3よりも上。なので、端末をハンドルのようにして操作するレースゲームやARゲームなど、ジャイロを使う用途を考えているなら本機が良いかもしれません。
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