マイクロソフトは、Windows CEのサポートを終了しました。
組み込み機器向けのWindowsで、かつて90年代~2000年代前半にかけて、携帯端末やPDAなどに多く搭載されていたOS。
最後のメジャーバージョンはWindows CE 2013で、x86とARMプロセッサをサポート。Windows CEはOEMにライセンス供与されており、Windows CE 2013のライセンス販売は2028年まで許可されています。
また、2023年以降の延長サポートは、有料提供を含めて予定は無いと明言されていますので、サポートは終了と考えるのが妥当でしょう。
Windows CEといえば、かつてはモバイルギアやJornadaなど、日米の大手メーカー各社がリリースしていた小型のクラムシェル端末やPDAに搭載され、スタートメニューやタスクバーを備えたWindowsらしいUIでした。
「この小さいのでWindowsが動くの!?」とワクワクさせてくれましたが、ソフトウェアはCE向けのものが必要で、実際にCE用にATOKやOffice、ゲームなど多数のソフトウェアが配布・販売されていました。
デイリーガジェット編集部にも、CE向けのソフトを作っていたメンバーもいます。
現在のスマホ、タブレット、UMPC(超小型ノートパソコン)などの一つの源流ともいえるプラットフォームです。
現在はモバイル向けチップセットが高性能化したことで、かつてのCEマシンほどのサイズでも、フルサイズのWindows 11が高速で動作しますし、Androidなどの高性能なモバイル向けOSも進化を続けています。
デイリーガジェット編集部には、現在↓でお伝えしたモバイルギアMC/R330、hp Jornada 720、W-ZERO3の3台のCEマシンがあります。
デイリーガジェット編集部だけでなく、一般にもCEからモバイルデバイスに興味を持ってこの世界に入ったという方が多いでしょう。
というわけで少し寂しいですが、Windows CEありがとう!といった感じです。
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