↓でお伝えしたレノボのポータブルゲーミングPC「Lenovo Legion Go」が登場したことで、一部市場で競合機となる「ASUS ROG Ally」が値下げしています。
「Lenovo Legion Go」はRyzen Z1 Extremeを搭載し、着脱式コントローラーを備えたハイエンドなスペックながら、価格は512GB版が699.99ドル(10万5,000円)~。
これだけだとROG Ally同等コスパ(価格対比のスペック)ですが、ディスプレイは8.8インチ(2560×1600)IPSで、輝度は最大500ニト、リフレッシュレートは144Hzとなっていて、表示品質やコントローラー機能ではROG Allyを上回っています。
これに対抗すべく、「Lenovo Legion Go」が先行投入された北米や大陸ヨーロッパでは、ROG Allyの価格を下げました。
具体的には、ヨーロッパでは上位機種799ユーロ・下位機種699ユーロからそれぞれ100ユーロ引き下げられました。
また、北米ではBest Buyで80ドル引きの619.99ドル(約9万2千円)となっています。
日本では、まだ「Legion Go」が投入されていないこともあってか、Ryzen Z1 Extreme搭載上位機種が↓のように109,800円、
Ryzen Z1搭載機が↓のように89,800円で維持されています。
それでも安いですし、さらに安くなってくれば、大手メーカー主導でポータブルゲーミングPCは10万円以下が標準というのが相場になってきてユーザーとしては嬉しい限りです。
逆に、ASUSやレノボなどの大手参入前に、高い値付けをエンジョイしていた中国のGPDやAYANEO等の中小メーカーは、よりシビアな競争環境に置かれることになるでしょう。そういったメーカーは、大手と同じ商品を高い価格で出すのではなく、さらなる値下げ競争を仕掛けるか、同じ価格でより付加価値の高い商品を出すという本来の戦い方をしてほしいものです。
大手メーカー品よりも多少高いスペックのものを出しても、価格も大手メーカー品よりも高ければコスパ(価格対比のスペック)では同等以下となり、ブランドや品質保証に劣る中小中国メーカーに勝ち目はありません。
ちなみに、これとタイミングを合わせて、ROG Allyは複数のバグフィックスに加えて、FullHDだけでなく1600×900解像度もアップデートで対応しました。より重いゲームを快適にプレイできる選択肢が広がりました。
ASUS ROG Allyのレビューは↓で配信しています。素晴らしい機種です。
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コメント
昨今の為替状況を考えると、Rog allyは値上げもせず頑張っていると思うなぁ。