今回は、多数のタブレットやスマートフォンをリリースしているBlackviewの最新タブレット「Blackview Tab 18」をレビューします。
こちら、12インチという大きめサイズの廉価タブレットです。
多数の廉価タブレットをレビューしてきましたが、結論から言いますと今回の「Blackview Tab 18」はかなり完成度高くオススメできる一品です。
Helio G99の現実的なパフォーマンス、12インチの発色良く明るい2Kディスプレイ、HARMAN AudioEFX対応クアッドスピーカー、PCモード搭載、4,096段階筆圧検知ペン対応など、満足度高い仕上がりです。もちろんwidevineはL1。
本機は現在、AliExpressのこちらのページで33,753円でセール中で、自動適用の2,000円OFFと462円引きのストアクーポン「467MHC」を取得(このコードは人によって違う可能性がありますので「クーポン割引」をクリックして取得してください)できます。
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3万円で購入できるAndroidタブレットとしては、最上位の部類です。
それでは、見ていきましょう!
YouTubeでのレビューは↓
外観とスペック
まずは同梱物から。Blackviewははじめからケースが同梱される商品が多く、本機もそうです。ほか、保護ガラス、USBチャージャー、SIMピン、イヤホン、USBケーブル、マニュアルが同梱します。
メタルな背面はシングルカメラとLEDライト。カメラは16MPです。
また、下部にはHARMAN AudioEFXロゴがプリントされています。
スペックは、SoCにCortex-A76 x2とA55 x6のオクタコアであるMediaTek Helio G99を採用。Helio G99は、ベンチマークスコアでいうとSnapdragon 695 5Gと同等のパフォーマンス。
ほか、Mali-G57 MC2 GPU、12インチ(2000×1200)IPSディスプレイ、12GB LPDDR4x RAM、256GB UFS2.1ストレージ、Android 13ベースのDokeOS_P 4.0、8,800mAhバッテリー、サイズは277.6×173.2×7.9mm、リア16MPフロント8MPカメラという構成。充電は33wの急速充電対応です。
またGPSやデュアルnano SIM、最大1TBのmicroSDカードスロットにも対応。対応バンド帯は、2GがB2/3/5/8、3GがB1/8、4G LTEがB1/3/7/8/20/40となっています。
センサ類は、加速度、光、近接、ジャイロを搭載。廉価タブレットは加速度センサのみというものが多いですが、本機は一通り搭載していますので、輝度の自動調整やARゲームも可能です。
生体認証は顔と指紋に対応。電源ボタンで指紋認証できます。
widevine L1対応で、サウンドはHARMAN AUDIOEFX 2.0対応の4BOXスピーカー搭載のため、コンテンツ消費に適しています。
また、AndroidをPCライクに操作できるPCモードや、4,096段階筆圧検知ペン、2-in-1キーボードケースにも対応しているため、PCのような使い方もできるようになっています。
スペックは全般に良好です。
ポート類ですが、左側面に電源・音量ボタン、microSD/デュアルnano SIMスロット。
逆側には何もなく、
上部には2スピーカー。
下部にも2スピーカーとUSB Type-Cです。
外装はサイドも含めてメタル背面パネルで、全体的に落ち着いたデザインで高級感があります。
重量は実測で588g。12インチの大型タブレットとしては標準~少し軽いくらい。
フットプリントが広いのと8mmを切っていて比較的薄いので、ズシリ感なくむしろ持ちやすいです。
付属ケース
本機にはフリップケースが付属します。
PUレザーで安っぽさはあまりなく、Blackviewロゴが控えめに刻印されています。
↓のように立てかけることができます。少し滑りやすいのが難点。
iPad Airとの比較
12インチのサイズ感ですが、iPad Air4と比較すると↓の通り。特に長辺が2cmほど長くなっています。
ディスプレイ表示領域も、↓のように縦に長くなっています。動画や横向き見開きでの電子書籍閲覧、ゲームなどに適しています。
実際の使い勝手
ブラウザでデイリーガジェットを表示すると、↓のようにPCと同じように表示されます。
ディスプレイ発色が綺麗で輝度も明るいため、非常に見やすいです。廉価機は薄暗かったり青み・黄味がかっていたりすることが一般的ですが、本機はハイエンド機と比べても大きく劣らないクオリティ。角度をつけて見ても、薄暗くなりません。
16:9のYouTube再生は上下に黒帯が入ります。HARMANオーディオのクアッドスピーカーなので、音質もかなり良好です。
初期設定時、英語のみしか選べなくなっています。初期設定は英語で進めて、設定から日本語を選択すれば日本語が問題なく使えるようになります。
また、Blackviewはロシア語圏に力を入れているようで、同社端末は↓のように初期設定の最後にロシア語のメッセージが表示されます。
ただ、これはオススメアプリが書かれているだけなので、右下のボタンをタップして飛ばせば大丈夫です。
初期画面は↓の通り。金魚が謎ですが、クッキリ鮮やかです。
ロシア語アプリは↓の3つが入っていますが、フォルダにまとめられていますのでまとめて削除すれば大丈夫です。
はじめから入っているアプリは下記の通り。基本的なアプリのみです。
Doke OSはUIの作り込みも優秀です。
設定アプリも、↓のようにカテゴリごとに分類されていて、かつ2ペイン表示になって見やすいです。
PCモードが搭載されているのもDoke OSの特徴です。
設定からON/OFFにしたり、外付けキーボードやディスプレイに接続したときに自動的に切り替える設定にすることもできます。
PCモードでは、Samsung DeX同様に↓のようにウィンドウ表示でAndroidをマウスやタッチパッドで操作しやすくなります。
ベンチマークスコア
ベンチマークスコアを見ておきましょう。
Geekbench 6のスコアは、シングルコアが733、マルチコアが2,049です。
GPUスコアは1,288です。
廉価タブレットによく採用されるUNISOC T600系と比べて、パフォーマンスがだいぶ高いことが分かります。
参考までに、最近レビューした機種のシングルコア・マルチコアスコアは↓の通り。
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):379/1372
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):419/1453
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):453/1545
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):708/1867
- Helio G99(Blackview A200 Pro):732/2049
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):882/1966
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):954/2353
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):1304/3289
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):1306/3507
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):1341/3044
- Apple A12 Biocnic(iPad mini5):1343/2973
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):1809/4559
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):2023/5235
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):2067/4894
GPUスコアは下記の通り。
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):346
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):448
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):506
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):1272
- Helio G99(Blackview A200 Pro):1305
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):1346
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):2335
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):3274
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):3365
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):4464
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):6136
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):7138
- Apple A12 Bionic(iPad mini5):8,863
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):19373
UFS2.1ストレージということで、↓のようにストレージ読み書きもeMMCと比べて高速です。特にシーケンシャルリードが速くなっています。
これは非常に良い。廉価タブが欲しいなら筆頭候補
以上、新発売になったAndroidタブレット「Blackview Tab 18」を見てきました。
これまで色々見てきて、廉価タブレットで有名なTeclastやAlldocubeと比べてBlackviewは知名度が一段下かもしれませんが、商品の出来は一番良いと思います。
栄枯盛衰の激しい中華メーカーの中なので、これから認知度をさらに上げていくでしょう。
そう思わせるほどに、今回の「Blackview Tab 18」は関心する完成度でした。
廉価機にありがちなストレス、たとえば画面が暗いとか、音がチープとか、サイズに比して重いとか、そもそもカクつくとか、そういったストレスが他の機種と比べて明らかに少ないです。
むしろ「3万円でここまでか!」という驚きがあると思います。
本機はオススメできる一台ですので、ぜひチェックしてみてください!
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