多数のポータブルゲーミングPCをリリースしているAYAは、かねてより予告を続けてきた新機種「AYANEO SLIDE」のクラウドファンディグをIndiegogo上で開始しました。
こちら、親指ポチポチタイプのキーボードを搭載したGPD WIN 4競合機となります。
スペックは、ポータブルゲーミングPCおなじみRyzen 7 7840U、Radeon 780M GPU、16GB~64GB LPDDR5x RAM、512GB~4TB PCIe4.0 M.2 2280 SSD、46.2Whバッテリー、6インチ(1920×1080)IPSディスプレイとなっています。リフレッシュレートは60Hzで、最大輝度400ニト。
通信はWi-Fi6EとBluetooth 5.2をサポートし、ほかmicroSDカードスロット持とう際。サイズは226x90x28.5mmで、重量650gとなっています。
開いた画面に30度の傾斜が付けられることがアピールポイントになっています。
価格は、最低構成の16GB/512GBで、クラウドファンディグ価格で704ドル(約10万5千円)、一般小売価格では200ドル上がって904ドル(約13万5千円)です。
最上位構成の小売価格は1,599ドル(約24万円)となっています。
↓でも書いたとおり、ASUSやレノボが高いスペックで10万円ないしそれを下回る価格で覇権を取りつつあるこの市場で、AYAやGPDのようなマイナーメーカーは厳しい状況に立たされています。
今回のAYANEO SLIDEはGPD WIN 4を値付けのベンチマークにしたのだと思いますが、GPDかAYAかといった競争ではなく、このカテゴリはすでに大手メーカー同士が戦う市場に変わっています。AYAやGPDのようなマイナーメーカーは、その中で安値売りかニッチ戦略で生き残る道を模索する必要があります。
親指ポチポチタイプのキーボードを搭載することで、大手メーカー品とほぼ同スペックで3万円高いという値付けが市場に受け入れられるか、いずれ明らかになるでしょう。
AYANEO SLIDEのクラファンページはこちら。
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