今回は、多数の廉価タブレットやノートパソコンをリリースしているTeclastのAndroid 13タブレット「Teclast M50HD」をレビューします。
10インチの薄型コンパクトな軽量ボディで、widevine L1対応、デュアルスピーカー搭載など、格安タブレットとして大きな欠点なく手頃なコンテンツ消費用に良い端末となっています。
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↓のように片手でもホールドできるほどのコンパクトボディとなっています。
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
まず同梱物は、タブレット本体のほかにマニュアル、USBチャージャー、USBケーブル、SIMピンとなっています。
チャージャーはUSB-Aポートで出力は10w。とても小さいです。
本体は↓のようになっています。最近の機種の中では若干ベゼルは厚めですが、気になるレベルではありません。
メタルの背面パネルは↓の通り。Teclastロゴや技適番号が書かれています。
iPad Air4と比較すると↓の通り。Airよりも若干コンパクトになっています。
スペックですが、SoCはCortex-A75 x2とA55 x6のオクタコアであるUNISOC T606、ARM Mali-G57 GPU、8GB LPDDR4 RAM、128GB eMMCストレージ、10.1インチ(1920×1200)ディスプレイ、6,000mAhバッテリーとなっています。輝度は300ニト。カメラはリア13MP、フロント5MPです。
GPSやデュアルnano SIM、最大1TBのmicroSDにも対応していて、widevineはL1です。
対応バンド帯は、4G(FDD):B1/B3/B5/B7/B8/B20、4G(TDD):B34/B38/B39/B40/B41、3G(WCDMA):B1/B2/B5/B8、2G(GSM):B2/B3/B5/B8です。
生体認証は顔。センサは重力のみで、ジャイロ等は非搭載となります。
横向きに持って左側には、↓のようにスピーカー穴。
逆側には、↓のようにUSB Type-Cとスピーカー穴、SIMスロットです。SIMスロットは排他方式なので、nano SIM x2もしくはnano SIM + microSDとなります。
上部には音量と電源ボタン。↓
下部には何もついていません。↓
重量は実測で436gと、かなり軽量です。
実際の操作感
初期設定を終えたホーム画面が↓の通り。プリインアプリはGoogle系とワイヤレスアップデートのみで、そのほかは何も入っておらずとてもシンプル。
設定画面のUIも特に2ペインなどにはなっておらず、とにかくシンプルです。
YouTubeを再生すると↓の通り、上下に黒帯が入ります。音量は大きくはありませんが、音質は廉価タブレットとしては悪くないレベルです。
ブラウジングや動画視聴はストレスなく楽しめます。
ベンチマークスコア
Geekbench 6のベンチマークスコアは、シングルコア373、マルチコア1406。
GPUスコアは447です。
参考までに、最近レビューした機種のシングルコア・マルチコアスコアは↓の通り。
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):379/1372
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):419/1453
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):453/1545
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):708/1867
- Helio G99(Blackview A200 Pro):732/2049
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):882/1966
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):954/2353
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):1304/3289
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):1306/3507
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):1341/3044
- Apple A12 Biocnic(iPad mini5):1343/2973
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):1809/4559
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):2023/5235
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):2067/4894
GPUスコアは下記の通り。
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):346
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):448
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):506
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):1272
- Helio G99(Blackview A200 Pro):1305
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):1346
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):2335
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):3274
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):3365
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):4464
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):6136
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):7138
- Apple A12 Bionic(iPad mini5):8,863
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):19373
原神は、最低画質であればデバイス負荷「スムーズ」でプレイできます。
ストレージ読み書き速度は↓の通り。eMMCなのでこんなもんです。
「普通に」使える中では一番安い部類
以上見てきた本機は、ベーシックな用途をストレスなく「普通に」使えるレベル(UNISOC T600系)搭載機としては、最廉価クラスになると思います。
UIのカスタムやセンサ搭載、プリインアプリなども必要最低限に抑えており、とにかくすべてがシンプルです。
「普通」でないものというのは、たとえば1万円前後の機種のように、HD解像度だったりシングルスピーカーだったりということです。本機はそういった欠点がなく、コンテンツ視聴に必要な最低限をきちんとカバーしている印象。
とにかく安く、「普通に」使えるタブレットを探すと、一つの有力な選択肢になると思いますよ!
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